投票率が低迷している。

投票日(12月16日)のきょう17:00現在、どの都道府県も前回よりも10%前後投票率が落ち込んでいるという。

総務省と選挙管理委員会は、公選法で利用を制限しているネットを駆使して(笑)、若者たちに投票に行くよう呼びかけを行っている。

なんと馬鹿げた行為だろう。橋下徹大阪市長ではないが、役人のやることは万事がこれだ。

役人というよりも日本は、自らネットでの選挙活動を封じておいて、その同じネットで投票を呼びかけているのだから意味不明だ。

それはまるで、カギを堅く閉ざしながら、なぜ家に来ないのだと叫んでいるに等しい。

政策論争を封じておいて、とにかく投票に行けという傲慢なやり口に若者たちが反応するはずもない。

今回の選挙は戦後最多の候補者が立っている。だが、こんな愚かな選挙をしていたら、いつまでたっても投票率の上がることはないだろう。

しょせんツールであるネット、それを利用できない日本は、若者たちだけではなく、海外の同胞たちから呆れられているようだ。