先週、鳩山由紀夫元首相の言葉がメディアを賑わせた。

日本が尖閣を盗んだと思われても仕方がない、という香港のテレビインタビ
ューでのコメントが騒動の発端だ。

インターネット放送「ニコニコNOBORDER」(ノーボーダー運営〉の番組で、
私はその鳩山発言について解説した。

その解説を前に、前日より、日中関係者、元外交官、さらに鳩山氏本人に連絡
を取り、発言の真意と意図を確認した。

また、インタビューを行ったフェニックスTVの動画を観て、国会図書館のH
Pで資料を読みこんで再確認を行なった。

結論からいえば、メディアによるバッシング的な要素が大きいと言わざるをえ
ない。

もちろん鳩山氏の説明不足の感もある。だが、それにもまして、発言内容その
ものを批判しているというよりも、鳩山氏の発言だから叩いている、という感
情的な面が見え隠れするのは異常だと思わざるをえない。

ちなみに、私は鳩山氏の発言に賛同しているわけではない。こう