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か行(Kano Chizaki)さん のコメント

昔のブロマガを読み直していますが、この記事はとっても愛が深いなぁ……と思いますね。私が抱いているグルッペンさんへの印象がそう見せているのでしょうか。
この時代は映画のようなかっこよさを感じます(行動それ自体を褒め称える意図はありません)。ひとつの思想に傾倒し人を殺める、何とも人間的かつ動物的ですね。グルッペンさんの説明が上手いからこそヒトラーの良くも悪くも偏った人間らしさが伝わってきたのかもしれません。大学に落ちていたりスピーチのために発声練習をしたり、そういう普通の人と同じようなことも言い伝えられている人です、狂気の縁とはあまりに「普通の人間」と近いですね。最近流行ったJOKERという映画を思い出しました。
今現在の国家統治も将来的に見たら「あの時代は宗教的だった」なんて言われたりするのかしら。ここまで発達した文明でそれは無いだろうと思う私は既に手中に落ちているとか。過ちを繰り返さないための歴史でもあります、こう読み解いていくことは我々の良き未来に繋がるといいです。この記事は何となく当時の苦い戦火を彷彿とさせて(もちろん経験などありませんが)切ない気持ちになります。投稿ありがとうございました。グルさん万歳。
No.23
56ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
どうもおひさしぶです。なんちゃらです。  今回は、ナチスが戦争で何を得ようとしていたのか、解説する回にしようと思います。第二次世界大戦を扱っている我々だ!動画の性質上、彼らの目的と思想を知れば、我々の動画の面白さをより一層引き立てることができるでしょう!  この話は1930年代の「人類の状況」の解説からしなくてはなりません。ナチスが台頭した1930年代は 世界的な人口爆発 が続いており、ナチスの母国、ドイツも例外ではありませんでした。人口爆発が続くと、当然 「食料が不足する。」 というクッソ素朴な問題が浮上します。それに対してヒトラーは、こう言いました   ヒトラー「野蛮人のロシア人を奴隷にして、ロシアの広大な大地で農業やるンゴ。」  クッソ分かりやすい案ですね。小学生並みの感想の様な気がしますが、この話のベースには非常に屈折しているが、緻密な思想があります。  ヒトラー「進化論ってあるやん。進化に適合できない種族は滅びるやん。進化に適合できない民族も滅びるんすよ。わしらは、ほかの民族をどんどん隷属させていって搾取して、人類の支配民族にならにゃいかん。」  うーん。緻密だ。  根本的に大きな能力差のある野生生物や 昆虫 と、ただの観念上の存在である 民族 を同一視した謎思想ですね。さらに彼は言います。  ヒトラー「我々ゲルマン民族は最も優秀な民族だから。他民族を支配する能力も義務もある。この食物連鎖の自然の中でわが民族は支配者となるぞ!」  ヒトラー「よーし!世界各地から優等民族の血を集めるぞ!優秀なゲルマンの血があればあるほど文明度が高い強い国家になるぞ!」   もはや、なんの宗教だよ という次元ですね。  ヒトラー「本来スラブ人には国家を運営することなどできないはずなのに、ソ連が国家の呈を為しているのは、エリート層にゲルマン的要素があるからだな!」  このような、クッソ歪な思想に染まっていたヒトラーが、紆余曲折を経て政権を握ると、その自らの思想を貫徹すべく 、世界を相手に戦争を始める事になります (そらそうなるわな)。ナチスは、その戦争の過程で、劣等度が高いと評価されたユダヤ人を片端から捕まえて、狭い土地に隔離します。彼らは最初、ユダヤ人をどこか遠くに追放しようとしましたが、戦争が激化し、生産能力を確保する必要が生じた時、追放を諦め、 奴隷労働力として使う事にしました。 ここで、所謂「強制収容所」が作られます。この狂気の施設には、つぎつぎとユダヤ人等、ナチの敵が放り込まれ、強制労働に従事させられることとなります。ちなみに、強制労働として使えなくなったユダヤ人は、ガス室に入れて殺しました。労働のできないユダヤ人は彼らにとって「お荷物」に過ぎなかったからです。非常に合理的な発想ですね。それ故、アウィシュビッツは 「理性の結晶」 という仇名もつけられたりします。狂気と理性は両立するんですね。  彼らはこのような、狂った努力を尽くしましたが、結局敗北します。ドイツが崩壊する直前、ヒトラーはこう呟きました。  ヒトラー「この戦争(=第二次世界大戦)に敗北すれば、ドイツ民族は失われる。この民族が弱い民族であると実証されたからにはドイツ民族の生活など考慮する必要はない。」  たしかに、彼の信じる 「科学」 が真理だとしたら、その解釈は正しいでしょう。 戦争に負けたドイツ民族は、戦争に勝った民族に比べて「劣等な種族」と実証されたのですから 。ヒトラーは、彼の思想から導出される行動方針を、ご丁寧な事にその死の直前まで、忠実に振る舞い続け、最終的にドイツの全ての産業基盤の焦土作戦命令を発令します。あのさあ・・・(尚、戦後を見据えた政府高官の人間の手により、妨害された模様)。  彼は死ぬまで 「優秀な血」を持つ民族が「歴史の中で優越的地位を持つ」 という宗教からついに出ることはありませんでした。その首尾一貫的な行動故に、ナチやヒトラーを象徴する「ハーケンクロイツ」という紋章は、「虐殺者の証」「差別主義者の象徴」として、世界中で忌み嫌われる存在となりました(コイツの扱いは表現上難しく、私の作品でも「純粋悪」のポジションに、象徴的に付けています。皆さんは使わない方が無難でしょう。尚、 SS は上で述べた「虐殺」の実行組織なので、これもまた同様です。)。  ちなみにこの戦争の勝者である、ソ連は公式見解でナチスとの闘いをこのように総括しています。   ソ連「この戦争によって「ファシストが作り上げたシステム」より「共産主義的なシステム」が優れていることが実証された(要約)。」  「優秀な血を持つ民族」が世界を支配すると唱えるカルト的な「思想」は敗北し、人類の選択肢かあら放逐されました(DNA鑑定という裏技も出始めたのも大きいが)。この後、「社会主義」と「資本主義」の二つの思想が競い合う時代へ移行します。そう、我々となじみ深い「資本主義」も、まさしく「思想」の一つです。 彼らは「社会主義」を打ち倒した後、全地球を覆いつくすべく、現在も拡大を続けています。  おしまい  
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