6月1日に、超久しぶりの単著がでました。
「アリエナイ毒性学事典」
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  ジェーンドゥやウミガメでお馴染みの、夢路キリコ先生の絵での表紙で、書店で、この絵を見るとなんか不思議な気持ちになります。ちなみにアリエナイ理科の大事典の表紙絵は、沼男やTRPGシリーズでお馴染みの、くがほたる先生だったりします。
 
 そんなわけで、の本なのですが、毒を紹介するだけの本なら、「毒本」とか「毒百科」とか「毒事典」とかでよかったのですが、今回の本はそうではないのです。

 みなさんは、この2年間、コロナ禍というとんでもない厄災を生き延びてきて、現在の開放感を感じていると思いますが、あの病禍の中、人災ともいえる偽科学が火事場泥棒を始めたり、ワクチン接種を妨害する、テロリストまで現れたり世界は混乱しまくりました。あいつらはただの頭オカシイ連中なんで・・・と切り捨てずに、どうして彼らはデマを信じるに至ったのか、その根源にいたるリテラシー。そんなあたりまでこの本では触れています。また毒とはどの辺までが毒なのか? 例えばは50gも食べれば致死に達することもある物質です。ということは100円均一に売っている塩は致死量20人分の猛毒!! と考えることもできてしまうわけで・・・しかしそんなことを言い出すと毒ってナンナンダロ? ってなってしまうわけです。

 そんな分かっているようで分かっていないことが多い、毒性とはなんなのか?
 そもそも毒性学とはなんなのか? ということを通していろいろ考えるきっかけになる記事を大量に追加してありますので、皆様是非とも一度目を通してみてもらえれば幸いです!

 さて、宣伝ついでにですが、6/27日発売の週刊少年ジャンプの人気連載、呪術廻戦に、実はこっそり科学監修で参加しております。また 7月4日発売の週刊少年ジャンプ31号に「Dr.STONE」特別読切もございますので、是非ともお見逃し無く!!

 というわけで、今回のコラムの中身は科学監修の温度感の話です。


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