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山田玲司のヤングサンデー 【第167号】「見えない壁」の向こう側を見よう
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山田玲司のヤングサンデー 【第167号】「見えない壁」の向こう側を見よう

2017-12-25 07:00
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    山田玲司のヤングサンデー 第167号 2017/12/25

    「見えない壁」の向こう側を見よう

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    年末になって「いい話」と「嫌な話」を同時に見た。

    それは国内のニュースで、珍しく希望を感じる話だった。

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    ほとんどの人は知っていると思うけど、その1つは漫才コンビ「ウーマンラッシュアワー」が地上波の番組の大舞台で、タブーに切り込んだ社会派の漫才をやって大喝采を浴びた、という話。


    タブーとか言いつつ、本当の所は、「オリンピックの豪華な競技場に何千億も使うより、震災で仮設住宅に暮らす人に住むところを」というような「実に当たり前の話」を並べているだけで、特に過激な思想を煽ったわけではない。


    「沖縄に基地を押し付けるな」

    「地方に原発を押し付けるな」

    「経済のしわ寄せを弱者に押し付けるな」


    という感じの「ものすごくまっとうな話」だ。


    放送後、全国で大喝采の声が上がった。

    みんながこの「普通の意見」を待っていたのだ。

    そもそもこんな「普通の話」が言えないような空気がおかしい。こんな嫌な空気は生まれてから体験したことがないのだ。


    この漫才を仕掛けた「ウーマンラッシュアワーの村本氏」には「よく言った」の声が止まらなかった。

    しかし、ほんの数日で流れが変わる。


    「漫才として笑えない」みたいな、明らかに「この空気に水を差すための攻撃」が増え始め、何だかんだと彼らを非難する人が増え始めたのだ。

    笑わせるのが漫才の仕事ではあるけれど、それだけが漫才ではない。

    笑いに乗せられた「何か」が伝わるのが「文化」なのだ。

    (ちなみにこの時の会場は笑いにあふれていた)


    そして昨日、村本氏がメインパーソナリティを務めていたネットの番組が終了したという話を聞いた。


    詳しい事はわからないけど、嫌な話だ。



    もう1つは、こちらも話題になった「はあちゅうの告発のゆくえ」についてだ。

    この話も「圧倒的なパワハラ、セクハラが蔓延している社会」を根本的に変える空気を作るチャンスが潰されていく展開だった。


    事の核心は「仕事が欲しければ、身体を張れ」という時代遅れの風習が、いかに非人道的な「虐待」であることと、それが今も社会的な権威のある会社で横行していて、それを社内で告発しても何も変わらない、という事だ。


    僕は「まくら営業」というものが大嫌いだ。

    そんな「営業」で満たされるような「貧しい心」が悲しい。


    女に愛されたければ、まずは「紳士」になることだ。

    女の人も、男を愛したいと思っているのだ。

    そしてそれは権力をバックに性行為を強要するような「醜い心」の男ではない。


    今回の話は、階級の高い(と思っている)連中のパワーゲームの内部で起こる話で、はあちゅう本人も同じ仲間の一員だから仕方ない、という人もいるけれど、それもまた「議論のすり替え」だと思う。


    僕から見ても、はあちゅう氏の価値観には、一部の男たちを傷つける部分があると思うし、「あいつ気に入らねえ」と思う人の気持ちもわかる。


    でも、この告発は「はあちゅうの人格の話」ではないのだ。

    自分の恋人や、自分の娘や孫が社会に出た時「仕事が欲しければ裸になれ」と言われるような社会を変える事についての話なのだ。


    しかし、現実は「童貞を卑下していたお前が言うな」という、すり替えで、告発はいつもの「やじうまのためのショー」になって終わった。



    これがここ数日のネットの話題で、どうも地上波では延々と「相撲の話」ばかりだったと聞く。


    オリンピック買収疑惑も、リニア業者から政党への巨額献金の話も話題にならない。

    その予算は東京―名古屋間5.43兆円で、東京―大阪間9.03兆円で、今回政投融資で1兆5000億円のお金が税金から出されると言う。


    このリニアは地下深くへの乗り換えのロスタイムで、短縮できる時間は東京大阪間で約三〇分だと聞いた。

    これは本当の情報なのだろうか?

    本当ならば僕らは年金や医療費を削られて、大阪まで30分早く着くために何兆円払わされるんだろう。


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    あいも変わらずうんざりさせられることばかりだけど、ここにきて「いい話」もある。


    今年のドキュメンタリーの中で1番嬉しかった番組は「脱炭素革命の衝撃」という、凄まじい報告だった。

     
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