雲を作る男
その日僕は「発明家」の人に会った。
彼は若い男で見るからに「冴えた頭脳」を回転させている。
僕はぼんやりしてる人も好きなのだが、こういう「物凄く考えている人」ってのも好きなので、焚き火を眺めながら彼と色々話した。
そうそう、これはゴルパンオフ会での話。
今更だけど、ヤンサンの放送と共に僕は「ゴールドパンサーズ」というサロンをずっと続けている。
そこでは毎月オフ会を開催していて、僕はみんなと直接会う。
そこには毎度「面白い人達」が来てくれる。
普通にヤンサンのファンだというサラリーマンや学生、主婦、経営者の人もいるし、なぜか「介護・リハビリ系」の人が多いのもゴルパンの特徴だ。
当然漫画家もアニメーターもゲームクリエイターもミュージシャンもいる。
弁護士やら政治家やら左官屋やらガラスアーティストもいる。
今回の「土偶の森オフ会」では、赤座仁と絵美里先生と一緒にトークショーをして、赤座ライブの後、みんなでご飯を食べて焚き火をした。
こんな「分断の時代」に信じられないくらいの多様な人達の集まりだ。
【雲を作る】
その「発明家くん」は、絶望に効くクスリで発明家の人の話を読んだのがその道へ進むきっかけとなった、なんて言ってくれるのだ。
特許も2つ持っているらしい。
「どんな発明なの?」と聞くと
「室内で雲が作れる装置なんです」と言う。