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山田玲司のヤングサンデー 第3号 2014/10/13
「イケメンでなかったらどうすればモテるのか?」問題
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この原稿を書いてる時、まさにスーパー台風が大接近していて、
これがあの「フィリピンを壊滅させた巨大台風」と同レベルらしくて、何よりも福島第一原発が心配な山田玲司です。
それだけじゃなくて長期化する豪雨のせいで例の「深層地すべり」が各地に起こるだろうし、そこにもってきて火山ですからね。地震の兆候も嫌な感じで・・

今年は「モテない女は罪である」の連載をして今月23日には単行本の発売ということもあって、やたらと「モテる」という問題をテーマに漫画だのコラムだのを書く事が多いのですが、こんな時代に「恋愛」ですよ。
「モテ問題」ですよ!

「ああ、俺は何をやってるんだ!」なんて気分になったりするんですけど、恋愛は大事ですよ!
僕は10代の頃から飲み会なんかで盛り上がらない時は「自分の恋愛話」をして盛り上げてました。モテるだのモテないだのの話はみんな大好きなわけです。

そんな僕に「山田はバカな恋愛の漫画を描いた方がいいよ」と先輩の漫画家たかはまこさん(貞本義之夫人)は言ってくれて、そのおかげで僕は「Bバージン」というラブコメで認められたわけです。そうなんです。

それでも僕は「社会派」の自分も抱えてしまっているので、何年も恋愛ものから遠ざかってたわけです。
売れもしない「環境漫画」だの「社会派対談漫画」だのをさんざん描いたあげく、とうとう「芸術」まで漫画でやってしまったので、もう満足しました。はい。

最近あの「ピクサーの脚本作りに大切な22の法則」というのを読みました。
この中にははっきりと「自分ではなく読者の求めているものを書く」というのがありまして・・
まったくそうだと思ったんだよね。

こうなると、もう世界が破滅しようが「皆様」がモテ問題を書け!と仰るなら書きます!
幸い「ゼブラーマン」「絶望に効くクスリ」「アリエネ」資本主義卒業試験」「非属の才能」などの作品で、僕はほぼ「言いたい事」を言い尽くしてきたのでもう大丈夫なんです。
恋愛!最高!もう知ってること全部出し切ってやる!

長くなってすみません。
そんなわけで「モテるためにはどうすればいいか?」の話です。