ninokillerさん のコメント
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さっき、徒然に録画した番組を見ていて感じたことをつぶやいていたら、 止まらなくなって結構な分量になっちゃいましたので、 こちらに、まとめてみました。 たんなる音楽番組担当パーソナリティの酔いに任せた戯言ですが、 やっぱり、「言葉」自体がメディアなんだよな、 ってことを改めて自ら確認したツイートでありました。 寝る前に、と思ってNOTTVの「ボーカロイドステージ」を飲みながら見てたら思考が止まらなくなったのでここに書かせてもらいます……!やっぱり、「うた」文化の最先端って、ボカロにあるなぁ…!でも、それがわりと分析的に実感に変化した。なんつーか、全ては、「歌詞」なんじゃないだろうか。
posted at 07:18:35
メジャーな文化、というのは、市場に出るまでに、チェックする人、チェッカーが複数いる。チェッカーは、仕事が「チェックすること」だから、なにか引っかかりが会った場合は、「仕事をしなくちゃ」って前向きな動機のために、「意味がわからない」歌詞はおそらく排除する。でも、それって、「事務」。
posted at 07:20:12
毎日言葉をダイレクトに、即興で、人に届ける仕事をしている人間からすると、言葉が人を動かす力というのは、チェックの数は比例しない。むしろ反比例する。覚悟のない言葉はダメだけど、「伝わらなかったら自分が傷つく」という覚悟をはらんだ言葉かどうかがチェックされるべきで「理解』は関係ない。
posted at 07:22:29
で、もう30年ぐらい言われてると思うけど、人間がメロディーだと認識する音階の移り変わりのパターンはもうとっくに使い果たされている。正直、ボカロの曲は、メロディとして新しいものは、殆ど無い。というか、むしろ再生回数が競われる分、生理に反する変なコード進行の歌とかは、ヒットし得ない。
posted at 07:24:16
ボカロの文化というのはメロディと雰囲気だけ見ると最も「うた」に力があった70年代もしくは90年代の文化に相似している。ボカロの歌がビーイングの歌、だと理解されてもおかしくないメロディ。ただVoスタイルはもちろん時代にアップデートされているし、歌詞は2010年代でしかありえない。
posted at 07:27:11
ただ、「歌詞」に関しては、本当にガチンコ勝負をしていると思う。「右肩の蝶」とか大黒摩季が歌ってて100万枚売れてておかしくないドラマだし、「笑える」の裏に「狂気」と「情」をはらんでいる家の裏でマンボウが死んでるP、って、さだまさしじゃないのか。
posted at 07:29:21
しかしボカロの歌を聞いていて最も連想したのが「マンピーのG☆SPOT」だった。あの狂気の歌はちゃんとヒット曲だ。べつに、40代以上の人間だって、狂気を甘受しないわけじゃない。桑田佳祐って、いまだったらボカロP的なセンスに分類されると思うが、メジャーな存在だ。これって希望では?
posted at 07:33:14
で、最終的にミュージシャン、表現者が求めるのは、誰も知らない荒野に誰よりも早く足を踏み入れることであり、そういう冒険者が精査とラッキーを経て少数だけ現れていた自体から、そのフロンティアっぷりが相対的に評価される時代に入ったんじゃないかなぁ。すごく可能性の裾野は広がったけど、
posted at 07:36:08
その分白瀬矗が議会の承認と国民の指示を得て南極探検を敢行したみたいな大資本を注入されて大規模な開拓者っぷりを披露できるのは椎名林檎で終わりだったのでは。だけど、言葉とメロディのフロンティアって、別に大資本を必要としないよね?だけど「人の支持」というイメージキャピタルは拡散する。
posted at 07:40:13
結局、国を動かす大ムーブメント、みたいなのは、googleがkzを採用する、みたいな現状考えうる最大の総動員体制を使っても、起きないと思う。でも、コレを意図的に結集するみたいな動きがあってもいいのかなぁ……!うーん、あまり気持ちは盛り上がらないな。
posted at 07:42:33
数年規模のスパンでは、自分の身の回りの50人が盛り上がっていることと、国民数百万人が盛り上がっていることを、皮膚感覚では峻別できないのではないか。だけど、十数年を経ると「あのときみんなオザケン聞いてたよね!」みたいな共通感覚が後から生まれるが、その可能性は、今削がれているのかも。
posted at 07:45:05
だけど、「数十年後の共同体感覚を醸成するために、今の気持ちの盛り上がりを意図的にねじ曲げる」なんて不自然な作業はありえないわけで。いま、大人が大切にしている共同体感覚、みたいなものは「何の価値があるの?」ともう十年後ぐらいには一蹴されていそうな気がする。
posted at 07:47:29
結局、為政者やマスコミにとってだけ都合がいい、生来の群れ生物たる人間にとって自然な数千人単位までの盛り上がり、内輪ネタを超えた巨大な話題、というのは、オリンピックとかW杯みたいなものだけが残り、音楽みたいなパーソナルな世界では、どんどん存在しえなくなってくるのでは。
posted at 07:50:38
と、ここで結論が見えないまましゃべりだす悪い癖で迷宮に入り始めているのだけど、言葉というか「フレーズ」には今でも可能性があるのかなー、そういう力を持った言葉を吐き出したい、という職域への曖昧な決意いや意図めいたもので、この話は終わらざるを得ないです。結論期待してた人ごめんなさい。
posted at 07:56:33
あ、でもそうか、こういうことか。やっぱり、プロ、職業として食っていけるかどうか、というところは、ある程度センスと努力の絶対値で到達できるけど、ヒット、大規模な話題にまで登るかどうかは、本人の意図、狙いを超えた、運でしかない、ってことなんだな。でもこれって、今までと一緒だ……!
posted at 07:58:45
ただ、流通手段が独占されていない時代になったから、「実力があるけど報われない」って存在を減らす、ある程度の「プロ」の数を増やせるようになった。が、逆に、「ヒット」の生まれる確率は、減ってるんだろうなー。
posted at 08:00:07
それって、100万枚売るアーティストが2人いてどっちかを選ぶ、って時代より、10万売るアーティストが20人いる自体の方が、おそらくリスナーにとっては幸せだろうから、きっと全体的にはいい方向に行ってるんだろうな。
posted at 08:01:52
と、いつの間にオレは朝8時に酔っ払ってこんなことをつぶやいているのか……wどうしてこうなった!!明日、というか数時間後に仕事なんだから、そろそろ寝よ。あ、 http://t.co/bFpOCVfj に、コレまとめて投稿しとこうかな……!世間に投げないと、こういうの、無意味だし。
posted at 08:06:29 以上でございます。 妄言に付き合って頂いて、ありがとうございました。 さて、寝よう……!
http://florescodecus.hatenablog.com/entry/2012/09/13/234046
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