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ろみをさん のコメント

海原雄山のくだりで「このピアノを弾いたのは誰だぁ!」と思ったのはあたしだけではないはず←
楽譜集楽しみにしてますね。弾けるようになりたいなー!
No.1
107ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
3月に、ヤマハから「ジブリの楽譜集」を出版させていただくことになりました。 なんということなのでしょう、本当に、ただただ驚きなのです。 「難易度はいかがしましょうか」と聞いたら 「事務員さんの手癖を最大限出していただいて構いません」とのこと。 それなら、と、おもいっきりやることにしました。 「僕の音使い」を、いませっせと楽譜にしていただいています。 僕は、結構「譜面マニア」なところがあるんですよ。 だから、担当者さん(浄書担当など)とお話をするときは とってもこだわってます。 マジメに楽譜作っております。 ぜひぜひ、手にとっていただけたらと思います! http://www.ymm.co.jp/feature/zimuing.php それにあわせて、ジブリコンサートまで決まってしまいました。 僕、ほんとにソロコンサートなかなかやらないんですよ。 なんか怖くてねw でも、ヤマハホールってのは、僕の中でも 「触れちゃいけない聖域」みたいなところがあって。 そんな光栄なこと無いわけです。 だからOKしちゃいましたw 真面目に弾こうと思います。 よろしくお願いします。 このホールは、僕はちょっと緊張‥というか ピリッとする場所なので、みなさんも雰囲気作りにご協力 いただけたら嬉しいです。 小さいころ、まだヤマハホールが改装される前とかも ピアノの恩師のリサイタルがそこであったりして 結構行ってたわけです。だからこそ、ね。思い入れがあるんですよw そいで、高校生くらいの時って、多少「都会に憧れる」じゃないですか。 なんかの折を見て、良く銀座に行ってたんですよ。 なんか、銀座に行ったらかっこいいみたいな所、ちょっとあるしw で、定番のコースとしては。 4丁目の山野楽器でCDを物色して、そこからヤマハ銀座に行って 地下(当時は楽譜売り場が地下だったけど、今は2F〜3Fに変わった)に行って なかなか売ってないレア物の楽譜とかを買ってたんですよ。 僕の中では「CDの山野。楽譜のヤマハ。」だったんですね。 それがなんだかちょっとした僕の背伸びだったんですよ。 山野さんは、前に4Dのイベントで使わせてもらったんで それこそ「ぼぼぼぼぼぼくが山野で!!」なんて感覚でしたけど ついに、ヤマハもですよ。もうほんと、びっくりぽんですわ。 ヤマハで楽譜が出て、 ヤマハホールでコンサートやって。 僕みたいなアウトローが、いいのかなって思います。 けど、ヤマハの人たちはみんな優しくて。 ほんとは僕みたいな「ネットで音楽やってる」なんて 正攻法じゃないのに、いろんな提案をしてくれるんですよ。 月刊Pianoの連載だってそうですよね。 まじめな会社ですから、いろんな「暗黙の了解」もあるでしょう。 原稿に「w」って使うのさえも、色々確認してもらったんですから。 いろんな事を越えて、今、まるで、なんか偉そうに見えてたらごめんなさいね。 でも、気持ちはずっとずっと「音楽室で弾いてる周りに皆さんがいる」って 感覚なんですよ。 そんなつもりで、連載もしていきたいし、楽譜も出したいし、コンサートもする。 きっとこんなに幸せなのは今だけなのかもしれないけど この立場でこの世界にいる自分がやれるのは、この立場でこの世界にいる自分なりの やれることを沢山やっておくことだなぁと思っていますので進ませていただきます。 ======= 僕は、ピアノというのは「響きの楽器」だと思っています。 ピアノというのは、あの箱の中に、たくさんの弦が集まっているわけで たとえば「ド・ミ・ソ」の音を一緒に鳴らしたら、 「ド」と「ミ」と「ソ」の音が同時に出ている …… だけじゃないんですね。 「ド」と「ミ」と「ソ」の音が、混ざったことによって 何か別の「空気」を作ることが出来るんです。 (倍音でしょう?っていうのは野暮ですよw) つまり、野菜スープを食べた時に 「ああ、じゃがいもと、にんじんと、セロリと、それから ローズマリーと、タイムと、、、」って、瞬時に分かるような 海原雄山みたいな人は少ないでしょう。 「何が入ってるかはよくわからないけど、いろんな味が複雑に絡んで 独特の風味を出している。とっても美味しい。」って思う人が ほとんどでしょう。 それでいいんだと思うんですよ。 「◯◯が入ってますね」なんて答えは、あんまりうれしくありません。 「ええ、そうですが、それが分かってどうしたんです?」みたいな。 それより「この配合、何が入ってるかわからないけど、おいしいですね」と 言われたほうがよっぽど嬉しいわけです。 いろんな素材を使うことは、おいしさにつながるけど 反面、ヘタな音を混ぜて、台無しになってしまう危険と常に隣り合わせなんですね。 その「複雑なうまみ」を、出していきたいわけです。 「ゴゴゴゴゴ…」っていう、うねりとか。 まるでピアノの中で、何かの渦巻きが見えるかのような。 そんなピアノを弾きたいと常日頃思っています。 音波というのは、定期振動ですから。 その響きをみなさんにお伝えしたい。 いま皆さんが聞いている僕のピアノは、いくら放送技術が発達しようと 録音技術が発達しようと、結局「記録されたもの」なので、ニセモノなのです。 電話やテレビと同じなのです。 「空気感」というのは、どうやってもデジタル信号には変えられません。 会場の匂いでさえ、音楽の印象に関連してくるんですよ。。。 なので、「ピアノを生で聞く」ことほど、贅沢なことは有りません。 昔はそれが当たり前だったのに、技術の進歩で「手軽な仮伝達手段」だったものが メインになってしまっただけなのです。 僕は、楽器がピアノだから言いますが 正直、ピアノってすごくバカバカしいところが好きです。 人が考えないと。人が力を入れないと、鳴らないなんて。 不合理的にも程が有りますよね。 僕が考える。僕が体を動かす。それによってピアノの音がなる。 その音が、誰かの耳に入って、鼓膜を震わせて、音として感じる。 この中のどこにも、第三者は居ないのです。 電子的な要素など皆無です。 とてもバカバカしい。ああ、なんて非合理的。 それが、とても、美しい。 これが、本来、当たり前だったはずなのに。 それが感じられるのは多分、こういう場所なんだろうなって思ってますので 最高の環境に、自分がついていけるように練習をしておこうとおもいました。 なんか、すごい芸術家っぽい発言した気がして、なんか個人的に満足しました。wwww とにかくですね。 テクニックも大事なんですが 今回のコンサートでは皆さんに「音の匂い」を感じていただきたいと思っています。 「ピアニッシシモ(ppp)」という表記では伝えきれない音を出したい。 うわー、なんかすごい表現www 当日はがんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 気づいたらすごい書いてた… やばい。。。 まだ楽譜関係で提出できてないのいっぱいあるのに。 ではでは、よろしくお願い致します!! もう一度URLはっとくね。 http://www.ymm.co.jp/feature/zimuing.php
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