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【自然災害メモリアル】第032回:刀根の大火(1946)の日 [防災]大火災の予防
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【自然災害メモリアル】第032回:刀根の大火(1946)の日 [防災]大火災の予防

2018-10-02 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    10月02日は
    刀根の大火から72年です。

    全国的にはそんなに知名度のない大火ではなく、死者こそ出ませんでしたが、
    それまでの少雨傾向と強風が災いし、
    福井県敦賀市で発生した火事が瞬く間に広がった上、
    消火することもできなかったといわれています。当時の環境状況もありましたが、
    少雨傾向で川や池にも水が少なくなってしまったと言われています。

    しかし、村中が1日にして数軒を残し丸焼けになった絶望的な状況に村人たちは負けず
    団結して復興に向けて立ち上がったといわれています。
    お風呂は天風呂(屋根のない風呂)、冬の布団に雪が積もるなどの辛い生活を強いられながら
    生き残り続けた当時の敦賀市民の話を聞いて、自分も感服しました。

    今回は、
    「大火災の予防」をテーマにお伝えしていきます。

    火事はあなたの家だけでなく、近隣住宅にも多大な被害を及ばしかねないものですから
    絶対に起こさないようにしなければなりません。

    出火原因で多いのは、近年でもたばこがトップになっています(放火は除く)。
    この大火でも「くわえたばこをしない」という決まりを村で作ったそうですが、
    事実、火を口で持っていることになりますから、
    かっこいいからと安全性を欠いてやるのは危ないです。特に自宅が耐火性もない
    じゅうたんや、きったない家だったりしたら思わぬ形で火が燃え移って
    大火事に繋がる可能性だってあります。
    くわえたばこはもちろんのこと、寝たばこ(眠気の強い時にたばこを吸ったり)、
    たばこの投げ捨ては絶対に禁止です。これだけでも全然変わりますよ。

    ちなみに、たばこ以外にもストーブ・コンロ・電気器具などによる火災のケースがあります。
    過去のメモリアルでもお伝えしてきましたが、
    料理をしている時は、絶対その場を離れないでください。日常の備えとしての基本ですね。

    また、ストーブの付近は燃えやすいものは置かないでください。
    スプレー缶などは高温になると破裂する危険性があります。
    ※電子レンジで卵加熱するとかとは比較にならないレベルで本気で"爆発"します
    幸いにして火事に至らなかったとしても、大けがのもとになります。気を付けてください。
    流石にストーブを使う季節に殺虫スプレーは置かないと思いますし、
    玄関からストーブを使うこともないと思いますが、
    部屋の消臭スプレーなど、掃除終わりにふと置きっぱなんてことありませんか?
    危険ですから火気厳禁の類は、常に意識しておいた方が無難です。

    そしてPCをよく使う皆さん、電気器具にタコ足配線の多用は危険です。
    まさかアイロンやドライヤーをタコ足の先につけていたりはしていませんよね・・・?
    短い時間でも危険な場合がありますから、ちゃんとコンセントから差しましょう。
    コードがねじれていたり、重いものが乗っていることがないような環境を作ることも重要です。

    ちなみに・・・YouTubeでNITEがこのような状況での実験映像が動画にあります。
    タコ足配線:
    https://youtu.be/3-ZbAIqikzI?t=31s

    スプレー缶の爆発:
    https://youtu.be/TFb8K0bLxPk?t=1m14s

    このような火災は、強風や乾燥した条件のもとで家が火事になると
    大規模な火災に発展することがあります。これから寒くなってくる季節ですので
    衣替えをしたら、こういった意識を今一度確認し、火災の予防に努めましょう。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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