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【自然災害メモリアル】第188回:鳥島近海深発地震(1984)の日 [防災]小学生時代の教訓"お"
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【自然災害メモリアル】第188回:鳥島近海深発地震(1984)の日 [防災]小学生時代の教訓"お"

2019-03-06 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    3月6日は
    鳥島近海深発地震(1984)から35年です。


    伊豆諸島から小笠原諸島にかけては、深発地震が多く時々規模の強い地震が起きることがあります。
    この地震では、M7.6と他の地震に比べるとかなり大きな地震でした。
    5月30日にあったM8.1の地震が起きるまでは、この地震が最も深発地震の中では強く、
    鳥島近海震源の中では今でも一番強い地震として記録に残っています。
    また、珍しいながらも国内で発生した深発地震で死者を生じている地震でもあり、
    1人が死亡しました。ちなみに当時はM7.9の地震としていたようです。
    また、このような鳥島近海の深発地震は慢性的に1960年代辺りからこのような強い地震が
    増えていて今は活発な時期となっているようです。時々緊急地震速報が発生されては
    広範囲に揺れを伴う地震を起こすため、今では死者を出すほどでないにしろ、
    長く強い揺れがしばらく続く意味では、恐ろしさを植え付ける厄介な地震と言えます。
    今回のこの地震でも、福島~東京にかけての広い範囲で震度4を観測しました。
    現在ほどの観測網があれば、震度5弱の地域も少なからず出ているのではないかと思います。


    今回は、
    「小学生時代の教訓"お"」をテーマにお伝えします。

    避難の時は、"おかしも"で覚えた人は割と多いのではないでしょうか。
    今では"おかし"で覚える人もいれば、"おはし"、"おかしもち"、
    長いものだと、"おはしもて"、"おかしもな"といったものがあります。

    今回は"お"を中心にちょっとした解説をしていきます。
    大人になってもこの教訓は意外に大事なものですよ。

    これらの教訓ですが、大体は"お"が共通し、"か"と"は"で少し対立しているぐらいです。
    今回はその"お"の意味を解説していくと、

    "お"は、押さない です。今でも全然覚えている人は多いと思います。

    子供にしっかり教訓として教えるべきものでこれは非常に大切です。
    パニックになって人をかきわけ、押すようになれば、大勢の人がいる中ではドミノ倒しになり、
    あらぬ所で大被害になりかねません。また、人間の闘争心を掻き立て、混乱を招く意味でも、
    人としてやっては行けない行為とも言えます。
    語呂合わせといえど、最初に"押さない"が来ることにはそれだけ重要な意味が込められています。

    避難訓練では、基本的に"押さない"は99%以上の人はしっかりできていることでしょう。
    しかし、本番になると意外にそうもいかないのが現実だったりします。
    もしすぐ近くに煙が見えていたり、出入口付近が崩落しそうに見えたり、
    はたまたつい数分間にも何度とない地震が来ていて一刻も早く外に出たい気持ちな時、
    なのにまだまだ外に出るには行列だらけで抜け出せずにストレスが溜まる状態、
    そんな時にも皆さんは、しっかり守れるでしょうか?
    こういうのはむしろ欲深い大人の方がやってみると案外できなくなりがちです。
    特にイレギュラーなことが起きると人はパニックになりやすいです。冷静に行動する際にも
    まずはこの「押さない」を心得てください。この"押さない"ことこそが冷静な判断への第一歩です。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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