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【自然災害メモリアル】第307回:三宅島噴火(1874)の日 [防災]繰り返す災害は指標になる
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【自然災害メモリアル】第307回:三宅島噴火(1874)の日 [防災]繰り返す災害は指標になる

2019-07-03 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    07月03日は、
    三宅島噴火(1874)から145年です。

    溶岩が流出し、1人が死亡した災害です。
    家屋45棟も溶岩に埋没する程となり、噴火はこれでも中規模でしたが
    記録に残る噴火になりました。約2週間の噴火活動が続き、陸地が広がるほどとなりました。
    尚、噴火活動のピークは約4日間だったと言われています。

    ただ、この三宅島噴火で全島が避難する程の事態があったかどうかは不明です。
    記録にそのようなことが書かれていない辺り、一部で避難はしていても島外に脱出したとは
    言えなさそうです。


    今回は、
    「繰り返す災害は指標になる」をテーマにお伝えします。

    過去に繰り返し発生したことがある災害は、過去のものになれば重要な指標として活躍します。
    当時の危険を後世に残すという意味でとても重要なことです。
    人生で一度きりとなってほしいものですが、自然災害が更に増えつつある今は
    人の願望など、最早妄想とさえ自然から揶揄される程の勢いで無慈悲に襲ってきます。

    だからこそ人も自然災害に抵抗するには、過去の自然の猛威を知ることしかないのです。
    当然ですが、それは噴火災害にとどまりません。

    水害を始め、地震・台風・噴火・落雷や降雹・記録的猛暑・低温、
    どの災害にも通用します。

    過去の近似災害で、どのようなことがあったのか、
    また、環境が変わった現代と比較してどれぐらいの被害が予想されるのか、
    それらは、市町村単位、更にその地区単位で膨大なパターンがあります。

    但し、過去の指標だけではわからないこともあります。
    避難の空振りを少しでも減らすのであれば、テレビや自治体の情報だけじゃなく
    しっかり自分の力で情報を手に入れることが大切です。

    一番分かるのは、結局のところネットに頼らず自分の五感を頼ります。
    但し、屋内にいては鈍りますから、外の様子を伺うようにし、
    自分が「いつもより強い・激しい、異常事態」と思えば、すぐに避難をしましょう。

    子供や災害未経験者の感覚は割と純粋です。
    命の危険を前例に捕らわれず自分でわかりやすいので、そのような人たちを頼るのもありです。
    自分が危ないと思えば、それで避難してよいのです。

    過去の指標は大いなる参考情報、しかし今回に通用するかどうかは分からない。
    この考えを持っておくと、過去の災害記録をもう少し活用できるのかなと思います。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。


    明日は、兵庫県で起きた、阪神大水害(1938)を紹介します。
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