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ブロマガ

  • あしたの編集者:その35「バッターボックスに立ち続ける方法:後編」(1953字)

    バッターボックスに立ち続けるために必要な能力の第三は、「演出力」である。何を「演出」するかというと、「ヒットを打ちそうだ」という気配である。あるいは、ヒットを打てなかったとしても「あいつが打てなかったらしょうがない」と思わせる雰囲気である。 例えば、野球のイチローを観察していると、バッターボックスに立ち続けるために必要な「演出力」とは何か、ということがよく分かる。どういうことかというと、凡退した後の態度が、他のバッターと全く違うのだ。 他のほとんどのバッターは、凡退すると悔しそうな態度を見せる。それに対してイチローは、凡退するとかえって堂々とした態度を取る。凡退したときにこそ、胸を張ってベンチに戻るのである。 それを見た周囲の人々はどう思うか? 悔しそうな態度を見せると、それはすなわち「打つチャンスがあったのではないか?」と疑わせるところがある。悔しがるということは、「本当は打てた球なのに打ち損じたのではないか。だからこそ悔しそうな態度を見せるのではないか」と。 そうなると、その選手に対する信頼度は下がるのである。「悔しがるくらいなら打ってくれよ」と思い、監督は起用したこ...

    19時間前

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  • [Q&A]上野千鶴子氏の「平等に貧乏になろう」という意見をどう思うか?(1,031字)

    [質問] ハックルさんが小学生のうちに是非読んでおいた方がいいと思う小説があったら教えて下さい。 ちなみにウチの娘は『冒険者たち』『グリック冒険』『ガンバとカワウソの冒険』などを読んでいて、最近は小学生向けのライトノベルにはまりつつあります。 [回答] それでしたらいくつかあります。 まず『赤毛のアン』です。西村書店から出ているのがおすすめです。 それからドリトル先生でしょうね。これは不朽の名作です。 少し早いかも知れませんが『ゲド戦記』も、やっぱり子どもの頃に読んでおくといいでしょう。 ぼくはこの3冊が本当に大好きです。 親も読んで、一緒に感想を語り合うのがいいでしょう。 [質問] 岩崎さんが先日のTwitterでリツイートしていた『上野千鶴子「日本人は多文化共生に耐えられないから移民を入れるのは無理。平等に貧しくなろう」』を読みました。 上野千鶴子「日本人は多文化共生に耐えられないから移民を入れるのは無理。平等に貧しくなろう」 - Togetterまとめ 言っていることは分かるのですが、裕福な上野さんにとっては国が衰退しても関係ないと思います。岩崎さんはこの記事につい...

    2日前

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  • 世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その56(2,053字)

    『スーパーマリオブラザーズ』の大ヒットによって、ファミコンは家庭用ゲーム機のスタンダードとなった。そのため、その後しばらくはファミコンをプラットフォームとしたゲームの開発競争がくり広げられる。 その中でも、特筆すべき画期的なゲームが誕生する。それが、1986年に発売された『ドラゴンクエスト』である。 『ドラゴンクエスト(以下「ドラクエ」)』は、日本で最初に大ヒットしたロール・プレーイング・ゲーム(以下「RGB」)だ。『ドラクエ』の大ヒットによって、RPGはゲームの主要なジャンルの一つとなった。また、RPGはその後、日本国内において独自の進化を遂げたため、外国のRPGと区別して「JRPG」などと呼ばれるようにもなった(JはJAPANの頭文字)。 この「JRPG」という言葉からも分かる通り、日本のRPGは、他のジャンルのゲームとは違った進化を遂げる。いわゆるガラパゴス的な進化だ。 『スーパーマリオブラザーズ』や『ロックマン』などのアクションゲームがすぐに世界標準になったのに対し、日本を代表するRPGである『ドラクエ』は、世界的にはそれほど受け入れられたわけではなかった。むしろ、日本においてのみ突出したヒットを記録したのであ...

    3日前

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  • 『キングダム』を読んでヒットするマンガの法則を考えてみる(2,180字)

    今さらなのだが『キングダム』というマンガを読んでいる。10巻まで読んだが、あっという間だった。息をもつかせぬ面白さ、とはこのことである。48歳になってマンガに夢中になれるというのはなかなかないので、大変にありがたい。 知っている方も多いかと思うが、知らない方のために説明すると、『キングダム』とは集英社のヤングジャンプ誌に連載されているマンガで、現在45巻まで刊行されている。累計で2千万部が売れている、今や『ONE PIECE』に並ぶ集英社の稼ぎ頭だ。 『キングダム』を読み始めたきっかけは、集英社の新年会にお邪魔したとき、話題に上っていたからだ。集英社の青年誌を引っ張る存在として、多くのマンガ家や編集者たちの目標となっているのである。 そこで今回は、「『キングダム』はなぜ面白いのか?」ということについて、ぼくなりに分析してみたい。そうすることで、新たなヒットの法則が見つかるかもしれない。 ぼくが見たところ、『キングダム』というマンガには大きく三つの魅力的なポイントがある。 一つ目は、作者の原泰久氏がかなりの「マンガ技法オタク」ということだ。 『キングダム』を読めば読むほど、氏の好きなマンガ...

    4日前

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  • 台獣物語54(2,498字)

    「英二、おまえはやさしい。とてもやさしい。しかし、やさしすぎるのは弱点だ。おまえは、おれと違う。おれと違って、いつも誰かのために道を譲る。しかし英二。これはおれが言うべきことではないかも知れないが、人は、生きているだけで誰かに迷惑をかけることがある。人は、生まれながらにして罪深い存在だ。だから、それを受け入れなければならない。どういうことかというと、罪深い存在としての、逞しさを持つ必要があるということだ。罪深い存在として、もっとエゴイスティックに生きる必要があるということだ。  英二。おまえは、今のままではやさしすぎる。今のままでは弱すぎる。もう少し強くならなければならない。もう少し図々しくならなければならない。もう少し世の中の良い面だけではなく、悪い面も見つめなければならない。もう少し潔癖ではなく、もう少し汚く生きなければならない。  英二。本当に純粋な水のところでは、魚は暮らしていけないのだ。適度に濁った水でないと、そもそも生活が成り立たない。人間は混沌としている。良いものと悪いものとが渾然一体となっている。だから、もっと自分のことを考えなさい。もっとわがままになりなさい。おれの...

    6日前

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2014/01/30 11:01

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