こんなに多くの人がじっと堪えてるんですね。「ボカロこんなにすごいのに、なにみんな澄ましてんの?」と叫びたいけど、一般人を混乱させてボカロ叩きみたいなことにならないよう、みんな極力静かにしてる。ボカロ愛されてます。
こんなにたくさんのコメ見て黙っていられないので、追記しようと思います。
その前に、みなさんのコメ読んでたら、
ますますいろんなジャンル知りたくなりました
ボカロの特徴といえば、その多彩なジャンル。私もボカロで、トランスとかミニマルとか「こんな音楽あったのか」体験をいくつもしましたし、その感動は今でもありありと思い出せます。ということで、お願いです。音楽ジャンル名とそのジャンルのお薦めボカロ曲1曲あげてけください。
マイナーなジャンル歓迎。
ガイドライン。
・コメントにお願いします。みんなでシェア。
・なるべくとっつきやすいのを紹介してください。
ーあえて原曲でなく素敵なPVついたのでもよし。
ーあえて原曲でなく「歌ってみた」でもよし。
ーこれで一人でもそのジャンルのファンを増やしましょう。
・ジャンル名は大きいくくり、細かいくくりいろいろあるけど、縛りなし。
・第一勢力のJ-POPは私も大好きですが我慢しましょう。J-POPの中に細かいジャンルがあるなら知りたいかも。
・他人とジャンル重なってもいいです。お薦めは人それぞれ。
・外国語の大歓迎、ジャンルつけてどうぞ。
・他人のあげたのに批判なし。
ー「その曲はそのジャンルとは言えない」とかなし。
・他のコメもあって見にくくなるかもしれませんが、そしたら本文にまとめたいと思います。
みんなで「こんな音楽あったのか」体験しよう。
ボカロが人気出てきたせいで、人気のためにやってるのがあって嫌という人は、ぜひマイナーなジャンルを漁ってほしいと思います。間違いなく人気のためではないですから。
閑話休題。追記。
「キモオタいうな」
こんなにコメントが溢れる一番の原因はこれのようです。直接キモオタと言われる辛さいかほどか想像を絶するものがあります。ずいぶん失礼な話だし、誤解だし。そんな人には全員ミクマタイを正座して聴いてもらいたいものです(全部で3時間くらいかかるバッハのマタイ受難曲という大曲を2008年から少しずつミクで再現している方がいます。完結したら私は絶対泣きます。完結してなくても何度も泣いてますけど)。というのは少し乱暴すぎるので、もう少し言葉を尽くしてみようと思います。「キモオタ」と呼ばれる構造
何事でも少しだけ耳にした人は単純に捉えがちです。もともとの「ボカロで歌の素顔が見える」話も「歌って歌手ばかり目立って、作曲家作詞家にまで意識が届きにくい」ことが背景です。でもたとえば、クラシックは逆です。ピアノの曲について「あ、これショパン」と分かる人は多くても、では演奏するピアニストについては、ほとんど名前上げられない人多いのではないでしょうか。
例えば私が子どもと毎週見ているゴーバスターズのエンディングは、私にとって「ゴーバスターズのエンディング」でしかなくて、作曲・作詞どころか歌手も不明です(役の人たち?)。
「これといえばこう」という短絡的な捉え方があって、有名なものほどそれが広まるでしょう。不幸にしてボカロの場合は「ボカロはキモオタ」がそれになってしまいました。
時間が解決する
もちろん誤解です。ですから、この問題は少なくとも時間が解決します。今辛い目にあってる人には気休めですけど、いくつかその手がかりがあります。ツールとしての地位はもう揺るがない
ボーカロイドは楽器と言われるように、歌声合成が道具としての地位を失うことはありません。今年のNHK大河ドラマ「平清盛」の音楽ではサンプル制作で初音ミクが使われています。サンプル段階ではオーケストラも打ち込みで、つまりオーケストラも歌声も機械音で作られました。(参考「大河ドラマの音楽を支えた初音ミク」。あわよくばそのままミクを使う気だったらしい!? そのサンプル音源は、平清盛×吉松隆:音楽全仕事 NHK大河ドラマ《平清盛》オリジナル・サウンドトラックに収録されているそうです。ブログ初音ミクみくで知りました)
プロアマ問わず音楽制作の場では大いに活用されるでしょう。製作途中だけでなく、最終作品でもコーラスなどにどんどん使われる事でしょう。キモいもへったくれもない領域です。
音楽制作の場だけではありません。それは私たちの日常にも広まるでしょう。学校の合唱コンクールにむけて、伴奏は打ち込み、各パートは初音ミクでサンプルテープ作るとか、わけないし、とても便利です。
若い世代程、普通になってる
中学でも未だにキモいと言われるところもあるようですが、一方でボカロ以外と特に区別もなく広がっているところもあります。カラオケとか9割ボカロとかいう発言を見た覚えがあります。今はあえて電子音
ファミマのCMとかどんどんボーカロイドが広まっていますが、「あえて電子音っぽいなあ」と感じます。「神調教」とか言われるものには、先入観なければ人間としか思えないボカロ曲なんていくらでもありますが、それじゃCMとしては話題になりにくいでしょう。異質だからこそ話題になるし、であれば反発もあって当然。今は苦しい瞬間です。ボカロ経由の大ヒットが来る
が、そんな苦しい時代にも転機は秒読みです。ボカロを経由した人間の大ヒットがきっと出ます。きゃりーぱみゅぱみゅがボカロ曲コピーとかあっても、私は全然驚かないです。おしりかじり虫みたいなボカロ曲が人間の歌手で大ヒットみたいなこともありそうです。一つ出れば、こないだニコニコ生放送のネット党首討論がひるおびで丁寧に紹介されたようにテレビで紹介され、きっと親から「おまえボーカロイド知ってるか」とメールが来るようになります。
そのとき風向きは変わることでしょう。「ボカロはキモオタ」なんて大部分が単純なパターンで言ってるだけです。マスコミの取り上げ方が変わればすぐ変わります。
苦しい時期の乗り越え方
とはいえ今直接理不尽な侮辱を受けている人にとってこんなのは気休めです。なんとか今耐える方法はないのか、気休めの上塗りかもしれませんがいくつか考えてみました。いろんなジャンルを漁る
冒頭の「ジャンル別お薦めあげてけ」につながる話ですが、ボカロの裾野は広大です。音楽という世界は途方に広く知り尽くすことなど決してできませんが、ボカロとニコ動という組み合わせで、圧倒的な効率で音楽の世界を訪ねて回る事ができます。それぞれのジャンルでボカロなんてままごとだ的な批判もあるでしょうが、そのジャンルを知らない人がお試しで聴くのにこんなにとっつきやすいものはありません。「こんな音楽あったのか」を多く体験すればするほど、「ボカロはキモオタ」なんてスズメのさえずりになることでしょう。いっそ自分でいじってみ
せっかくボカロに触れたのですから、自分でもいじってみましょう。ニコ動にあげる必要もありません。ちょこっとできるだけでも人生の宝物になります。うちには奥様の作った子守唄や私が作った歯磨きの歌があります。それをぐみに歌ってもらってちょこっと伴奏付けたのは、とてもかわいい記念です。作曲作詞なんてできないと思うなら、大好きな歌(ボカロでなくてもいいですね)を真似てみましょう。ちょっとやってみればわかりますが、高い評価を得ている曲、そしてプロの曲は凄いです。曲、歌詞、調教、編曲、MIX それぞれが途方もなく高い技術で作られています。というか凄すぎてどうしてそんなことができるのか検討も付きません。自分で少しでも作れると、そのことを思い知ることができます。レスペクト度倍増間違いないです。「ボカロはキモオタ」なんてもはや葉擦れ音でしょうし、反撃したかったら人気のプロの曲の一つでも分析しておいて解説してやればいいと思います。
生産者と消費者の乖離
こんな風に誰でも手軽に歌作りに挑戦できることは大きな変化を生み出します。このことについて最後に少し専門的な言葉で紹介しようと思います。生産者と消費者が乖離した分野は廃れるか歪みます。たとえば野菜育ててみれば分かりますが、同じ大きさで同じ形のものを年中同じ数作るなんて歪んだ要求です。最近市民農園も普及してきて、旬を大切にするという考えも珍しくなくなってきました。良い兆候です。
日本の大手が作るビールは世界的に見てもほとんど奇跡のような傑作ですが、第3のビールにおされっぱなしです。(原料が麦芽とホップだけの一番搾りとエビスとプレミアムモルツを並べて飲んで、なんで味が違うのか想像してみると楽しいですよ。キリンラガーとかを否定してるわけではないです。話を単純にしたいだけです)しかし、お酒を個人で作る事は法律で禁止されています。まずいです。あの奇跡のビール達を失うかもしれません。ビール会社こそが先頭にたって、その歪んだ法律を直せというべきです。
歌や音楽にも同じようなことが起こっていたのです。音楽の生産者と消費者が乖離していました。それが商業音楽が売れなくなった遠因なのです。
しかし、音楽は誰でも作れるようになりました。これから、取り組みたい人はいくらでも真剣に取り組むことができます。なぜなら、今はそれを分かる人がたっくさんいるからです。だから、音楽にとって幸せな時代になりました。
ちなみに昔はなんでもそうで、生産者と消費者が乖離したのは戦後の工業時代だけです。つまり昔に戻っただけとも言われています。こんな風に考えるとちょっと景気は悪いけど、昔より今のほうが豊かになっているともいえるんですよ。
・併せてどうぞ
「大量消費の時代」から「大量生産消費の時代」に~大量生産消費時代~
あとボカロの調教云々をぬかしてるような上から目線も嫌いだ
髪型や色が似てるだけでミクというのはどうかと思う。
僕は「水底の森にて」(sm19269161)がオススメかなぁ
あんまり知られてないけど
民族調の曲なんだけど
あの綺麗なオケと声が好きだな…
>>4
たぶん、テクノですw
今のところ
結月ゆかりが一番人間に近い気がしますね。
調教頑張ってください。
楽曲発表の場が広がるというのは、DTM好きとしてとても喜ばしいことだと思います
オススメの曲ですが、エレクトロニカ系のポストロックの
氷結のディスコ(sm1845377)を挙げさせて頂きます
変調子から始まり、切ないような、苦しいような展開から
後半部の小気味良いギター音は聴いていてスカッとします
別に一般人に知ってもらおうとか理解してもらおうとは思わないなぁ
キモオタと呼ばれようが自分が好きならそれでいいじゃん
テクノポップ?な「リモコン」がオススメ。
やっぱりボカロとテクノって相性いいんだよなぁ。リンレンの韻を踏んだリズムがカッコイイ。
初音ミク発売当初から、ボーカロイド関連をちょくちょく覗いてますが、
ボーカロイドのグラフィックを以て「キモヲタ」という批判?には違和感がありますね。
(合成音声に対する嫌悪感、となるとヲタという言葉は付かない)
あまり言及されている場面を見ませんが、そもそもソフトのパッケージに何故ミクのイラストが載ったかというと、
その当時は「ソフトウェアの擬人化」というやや大きな流行があったんですよ。
覚えている人は覚えてるかもしれませんが、ふたばチャンネル発の「OS娘」が火付け役。
(OS娘も初音ミクと似たようなユーザ主導の存在で、語ることがあるのですが割愛)
はっきり言って当初は、初音ミクのグラフィックのオタ受けはあまりよろしくなかったように思います。
一言で言うと「地味め」。OS娘と比べれば、そういったオタの琴線、美意識とはちょっとずれてます。
そもそもクリプトンのインタビューでも「あくまでDTMソフトなのだからあまり萌え要素を
入れ過ぎないようにした。オタク要素が強いと本来の客層が手を出しづらくなる」
ということを言っいてたと思います。発売当初からヲタ的なものとはある程度、距離を置いていたんですよ。
ユーザもクリプトンも「初音ミクのイメージ」というものを尊重し大切にしているのは
今更説明するまでもないのですが、その過程でクリプトンは「初音ミクの二次創作に対するガイドライン」
を策定していったのはご存知の通り。その中で少しヲタに反響があった項目があります。
細かい表現は失念しましたが、身も蓋もない言い方をすれば「エロ同人への利用禁止」
現在どうなっているのかは知りませんが、当時はある意味でヲタとの決別宣言だったように思います。
その選択は今考えれば正解で、ミクの清廉なイメージは守られ
企業ともコラボレーションするような存在になったわけで。
(こういった経緯があるので、最近あったエロ利用に失望して配布停止という騒動は非常に残念)
このような事から個人的には初音ミクというのは、現在の動物的消費主導なヲタコミュニティとは違う、
クリエイティブな人達主導の健全な創作コミュニティというイメージがありますね。
そういったわけで、「キモヲタ」という批判?には、実は強い違和感があったります。
(コメントがかなり長くなってしまった;)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17104148「サイエンスフィクション」ジャンルがよくわからないのですがテクノかエレクトロだと思います。沙野カモメさんというかたはニコニコインディーズでも活躍されているかたです。ぶっちゃけトランスなみに前奏が長いです。
色々なジャンル!待ってました!
お勧め曲というと皆J-POPを上げるので飽き飽きしていたところです。
プログレ:【初音ミク】Black Out The Alternative【オリジナル曲】(sm15692805)
大まかなジャンルはプログレですが、これはその中でもプログレメタルになります。
どんなジャンルの曲かというと、一言で言えばゲームの「ラスボス曲」。
音の質もかなり良くて、それもそのはず。本職はゲーム会社の音屋さんで所謂プロです。
トランス:【初音ミク】Unfragment【オリジナル】(sm9205429)
ニコ動どころか世界的に有名な、鼻そうめんPの作品です。
曲も人気はありますが、トランスというジャンル自体があまり若い人には馴染みが無いのか好き嫌いも多少は出ています。
ボカロにハマるまではなんとなく好きな曲を聞いていましたが、これが切っ掛けで自分の好きなジャンルが分かりました。
ボカロでは珍しいラップ調: 初音ミク ☆ イージーデンス 【ダンスPV】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16935023
ちなみにPV作ってる人は、中南米のグアテマラ人です。
この人はアイヌ語の曲のPV作っちゃったりかなりのボカロ廃人です。