福島原発は依然極度に危険な状況にある。
一号機、2号機、3号機はいずれもあまりに放射線量が大きく、中に入って調査を行うことすら出来ない。
4月30日の共同通信は「【福島第1原発の現状】格納容器調査、進まず 第1原発2号機」との標題の下、「東京電力福島第1原発事故で、炉心溶融した2号機の格納容器内の調査が、なかなか進まない。東電は小型カメラを入れてみたものの、思うように動かすことができなかった上、引き抜くこともできなくなって失敗。いつになったら溶けた核燃料の状態を把握できるのか、めどは立っていない」「1号機でも格納容器内部の調査が進められているが、溶けた燃料の確認には至っていない」「さらに3号機では内部調査開始時期の見通しすらない状況だ」と報じている。
つまり、どうして事故が起こったか、現場で確認できない状況だ。
平成25年平成25年4月24日付村田光平元スイス大使は経団連会長宛書簡にて次
孫崎享のつぶやき
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コメント
コメントを書く福島原発の状態の悲惨さは、日本ではほとんど報道されていません。結局だれも責任を取ることなく知らんぷりでやり過ごそうとしているのでしょうか。かつて、銀行の護送船団方式のように無責任体制のままでやり過ごすのか。ただ、放射能拡散の問題は放置できないはずですが。またもや「あってはならないこと」が発生するのでしょうか。今の日本「あってはならないこと」だらけ。日本の危機を感じます。
日本はひたすらに米国に追従している。こんな事態を招きながら原子力を優先する米国の意向を推進している。安部の態度は自国民よりも米国が大事だということを声高に叫んでいるようなものだ。日本はこんな矛盾した政治体制を敷いているから国家の根幹をなす倫理や理想、価値観がその場その場でコロコロ変わるのだ。小沢さんが言うように日本人は民主国家として自分で決めねばならぬのに決めてほしいとしか言わぬから危機を招く。
上から下まで共有する概念といえば精精が「金は命より重い、権力は法に勝る、宗教(倫理)は悪」といった程度。口でどう言おうが日本の実態は旧ソビエトレベル。自動車や半導体をいくつ作ろうが魂が汚れていてはダメだ。日本人はかつてあった理想を目指すどころか忘れた。我々それぞれがカストロの万分の一でも知性と高潔さを持てば変わるというのに。
日本が国際入札に応札するということは、当然、どこかの国が応札するということですよね。それで、孫崎さんが日本が応札しているということが信じられないと言っているのは、日本の技術が他の応札国の技術より低いと思っているということかな?それって本当?福島で大事件が起きたのは日本の技術が低かったからなのかな?それとも、津波が原因じゃないのかな?
モラルの低さは、コメント欄にも反映する。
現在も、後始末で、福島の事故の甚大な被害が継続中。
使用済み核燃料、高レベル放射性廃棄物の処理方策も含めて輸出するなら理解されるでしょうから、まずは福島第一の廃炉に心血を注ぐべきです。国策として。