最初見たとき、リアルに動いてるのかと錯覚しました。
【MMD】つみ式ミクさんで『ドーナツホール』
机の上のフィギュアが動いているという設定の動画。現実のフィギュアと質感がとても似ているので、現実の映像に錯覚しました。焦りました。
以前は初音ミクやMMD(MikuMikuDance)のネタをよく取り上げていたここミラフツですが、最近はすっかり「今の普通」になって取り上げる回数も少なくなりました。
しかも実は、多分2年前くらいに愛用のヘッドホン DT 990 PRO を壊してしまい、失意のあまりそのままイヤホンとかで聞いていたこともあって、聞く量はすっかり減ってしまってました。
しかし、先週末ついに、HD598、そう通称「プリン」を入手。
まずは昔の傑作などを巡回しているうちに、先月発表されたこの動画を発見したという流れです。
なのでもうこういうのいろいろ出ているのかもしれませんが、すいません、まだ知りません。
フィギュアがリアルっぽく動くといえば、なんといっても2008年のこれすごかったです。
【3DCG】くるっと・おどって・初音ミク【ねんどろいど】
ついにMMDでもできるようになったんですね。
これ今後ジャンルとして確立するのではないでしょうか。フィギュアMMD。
初音ミクの3D化ははるか昔からずっとチャレンジされてきたわけですが、まず、ミクのフィギュア化が行われ、次にそれをCG化することで、限りなくリアルな映像が出来上がりました。この方向で行ける!とわかりましたから、これからたくさんのPがこの方向で作品を作ることでしょう。
こういうのもっともっと見たいです。とりあえずGUMI版ください。まじでGUMI本人が歌っているように見えそうです。
あとあと、曲もフィギュアのご主人への切ない思いを語るようなのを、机の上で一人で座って静かに歌い上げるようなのを見たいです。きっと「あざとい」の称号を一身に受けるでしょう。
バーチャルリアリティで机の上にミクさんを合成するとかよくやられてますけど、この質感のMMD持って来れば、もう現実と変わらなくなります。もうやられてるかもしれませんね。これから探すの楽しみです。
ジャンルとしてまさに広大な可能性が開かれた瞬間です。その大きさちょっと計り知れないです。
さらに、なにより驚いたのは、リアルな質感のMMDを使うと、ダンスまでリアルに見えるようになったことです。
この動画はもともと普通のMMDっぽい映像で作られたモーションから派生しています。
【第13回MMD杯本選】ドーナツホール【モーション/モデル配布】
さらにそのモーションは人間足太ぺんたさんによるオリジナル振り付け動画があります。
【足太ぺんた】ドーナツホール 踊ってみた【オリジナル振付】
足太ぺんたさんとGUMIのダンスを見比べてしまうと、どうしてもGUMIのには物足りなさを覚えてしまいます。かつてボーカロイドが通った道に似ているかもしれません。
しかし、同じモーションでありながら、フィギュアミクが踊る【MMD】つみ式ミクさんで『ドーナツホール』では、そういった物足りなさが気にならなくなるではないですか。
確かに人間界の「踊ってみた」のジャンルでは、いろんな実力の人が踊ってるし、でも実力が高くない人のが面白くないかというとそうではありません。ダンスの技術だけで決まるわけではありません。
もちろんMMDだってそうかもしれませんが、たとえば人間の場合ちょっとした仕草とかちょっとした表情とか無意識に醸し出される魅力が無数にありますが、MMDの場合、そういうのを表現したければ技術的に実現していかなければなりません。
ところが、今回現実にフィギュアが踊っているように見えるところまで来たことで、「ミクさんが一生懸命踊っている! がんばれ!」という応援の気持ちがそれをカバーしてしまいます。たとえば、パントマイム風にぺたぺたと手を動かして止めるところ、「すごい!ぴたっと止まってる!!」って感動しちゃうんです。
いや、そんなのMMDだったら一番得意なことじゃん!!www ってわかってても。