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【自然災害メモリアル】第246回:青森大火(1910)の日 [防災]連鎖する災害を防ぐために
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【自然災害メモリアル】第246回:青森大火(1910)の日 [防災]連鎖する災害を防ぐために

2019-05-03 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    5月3日は、
    青森大火(1910)から109年です。

    この大火は、青森市内の菓子製造工場の煙突から出た火の粉が強風によって
    隣家に燃え移ったことで発生した大火の一つです。
    製造工場にも原因がありますが、その強風による燃え広がり方は尋常じゃなく、
    わずか4時間で市内が7割を超える範囲で大火災になるという
    想像以上の延焼が町を襲いました。

    その火の手の早さに逃げ遅れた人も多く、死者は少なくとも22人に上り、
    罹災者も34000人という当時の人口からはかなり多い数となりました。


    今回は、
    「連鎖する災害を防ぐために」をテーマにお伝えします。

    自然現象そのものを我々で防ぐことはできませんし、
    それに伴う災害も不可抗力というものはどうしても出てきますから、
    予防というものには限界が存在します。

    つまり、今のうちにできること以外のことが震災当日には必要になっていきますが、
    それにおいて必要なのは、まずは拡大を防止することです。

    偶然にも年は違えど同じ5月3日、
    ある一つの大事故が起きた時に安全性を怠り、
    早期の防衛策を行わなかったことで災害拡大を招いた大事故があります。
    鉄道界では福知山線脱線事故並に名高い、"三河島事故"です。
    この鉄道事故は三河島駅で起きた防げた大災害として
    不名誉の意味で名高いものとなりました。
    簡単に詳細を話すと、一つ目の事故の時に対応を誤ったことから、乗客が線路上にあふれ出した所
    別の電車がやってきて、多重事故になったというあまりに悲しいケースです。
    当時は夜だった為に視界も悪い状態になっていた為、数々の不幸な条件も重なり起きたと言えます。

    自然災害にも同じようなことは、いくらでも起こりえます。
    大地震そのもので初期消火が出来なければ当然延焼しますが、
    道路状況は大渋滞と地震によるダメージで消防車などはすぐにやってこれません。
    下手すれば来ない事態も考えられるため、我々でできるだけのことをしなければなりません。
    特に通電火災などは、我々の防災意識さえあれば防ぐことができる火災の一つです。
    停電中に部屋を離れる時は、大丈夫だろうと思わずにブレーカーを落とすなど
    癖をつけておかなければ、思わぬところで過ちをおかすこととなってしまいます。
    普段からも清潔に保つことで、仮に忘れても
    コンセントからの通電火災がホコリによるものだったという事態ぐらいは防ぐことができます。
    最悪の目を出しても、実力でカバーできることは、火災以外にもかなりたくさんあります。

    少しの費用で一生涯残る傷を負わない為なら、高齢者などには地震時にもとっさに掴める手すりを
    風呂場などに用意したり、角にぶつかっても大丈夫なよう、ホームセンターなどで販売している
    角にクッション素材を使ってケガを防止するグッズなども意外と防災も含めて重宝します。

    そして、何よりも災害は一度連鎖すると歯止めがかからなくなることも多いです。
    枝分かれして広がるその災害を防ぐためにも、種や芽のうちにつぶせるよう
    努力することが大事です。治安の悪化が懸念される都市部などでは、
    ゴミの出し方が結構重要視されます。
    このゴミは、出し方を間違えて生ごみが蔓延してしまうと
    当然ですが震災時には決まった日に出るという当たり前がなくなります。
    そうなれば、衛生上や環境上に支障が出かねませんから、そういった面を早期に気配りできるよう
    あなた自身が注視しなければならないのです。
    地獄絵図になる前に、まずはこれぐらいの発想を持って何かできることがないか探してみて下さい。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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