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PLANETSチャンネル

20:00〜放送 PLANETS批評座談会〈成瀬は天下を取りにいく〉

ご視聴はこちら→https://live.nicovideo.jp/watch/lv344727629
毎月話題作を取り上げて語り合う「PLANETS批評座談会」。今回の作品は、『成瀬は天下を取りにいく』です。
宮島未奈のデビュー作にして、2024年本屋大賞を受賞したの衝撃作。この異例のヒットが現代の文学界に何をもたらすか、本屋大賞発表を踏まえて語り合います!

▼出演者
宇野常寛(評論家・PLANETS編集長) 三宅香帆(書評家)
柳瀬博一(編集者、作家、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授)

  • PLANETS批評座談会〈推しの子〉 会員無料

    放送予定 11/25 21:00 - 

    タイムシフト予約 30

    毎月話題作を取り上げて語り合う「PLANETS批評座談会」。今回扱う作品は、『推しの子』です。 2024年11月14日発売の「週刊ヤングジャンプ」50号で最終回を迎える本作について、たっぷりと語っていきます。 ▼出演者 石岡良治(批評家・早稲田大学准教授) 宇野...

  • PLANETS批評座談会〈あいの里 シーズン2〉 会員無料

    放送予定 12/06 20:00 - 

    タイムシフト予約 3

    毎月話題作を取り上げて語り合う「PLANETS批評座談会」。今回扱う作品は、『あいの里 シーズン2』です。 「すべての大人に、恋のチャンスを」をテーマに、35歳から60歳の男女のリアルな恋模様に迫った本作について、たっぷりと語っていきます。 ▼出演者 明日菜...

  • PLANETS批評座談会〈光る君へ〉 会員無料

    放送予定 12/17 20:00 - 

    タイムシフト予約 7

    毎月話題作を取り上げて語り合う「PLANETS批評座談会」。今回扱う作品は、『光る君へ』です。 『源氏物語』作者・紫式部の半生を描く大河ドラマ最新作。2度目の大河ドラマ担当となる大石静の脚本にも注目が集まった本作を、完結直後にじっくりと語り合います。 ▼...

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  • 中心をもたない、現象としてのゲームについて 付記:全体の要約と質問に対する答え|井上明人 中心をもたない、現象としてのゲームについて 付記:全体の要約と質問に対する答え|井上明人

    ゲーム研究者の井上明人さんが、〈遊び〉の原理の追求から〈ゲーム〉という概念の本質を問う『中心をもたない、現象としてのゲームについて』。 今回は最終回として、連載の各章を振り返りながら、その背景を深堀りしていきます。 井上明人 中心をもたない、現象としてのゲームについて 本連載はおよそ10年近く続けられ、また論点が多岐にわたっている。また後半にいくにつれ、筆者自身がかなり悩みながら書いた箇所も増えていくため、全体像が掴みづらいものになっていた。改めて、全体としてどのような議論構成となっていたのかを、なるべく手短にまとめると同時に、わかりにくかったであろう箇所についての補足として最後によくある質問に対する答えを付記して終わることとしたい。 第一章 「ゲーム」をめぐるいくつかの不連続な問 まず、ゲームについて考えるということが我々が世界をどのように理解するのか?ということと深く関わっているということを確認することからこの連載ははじまっている。 たとえばビデオゲームというメディアは、体験したことのない未知の問題について文章という道具立てでは困難だった「戦場の不合理」を効率...

    2024-11-13

  • “kakkoii”の誕生――世紀末ボーイズトイ列伝 勇者シリーズ(7)「黄金勇者ゴルドラン」中編 “kakkoii”の誕生――世紀末ボーイズトイ列伝 勇者シリーズ(7)「黄金勇者ゴルドラン」中編

    デザイナー/ライター/小説家の池田明季哉さんによる連載 『"kakkoii"の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝』 。 前回に引き続き、『黄金勇者ゴルドラン』について分析しています。成熟を拒否することで成熟する「逆説的な成長」とは? 池田明季哉 “kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝 勇者シリーズ(7)「黄金勇者ゴルドラン」中編 ■ワルター・ワルザックと「大人」になること ワルター・ワルザックは、第一話から本作のヴィランとしてとして物語に登場し、主人公たちとパワーストーンの争奪戦を繰り広げる。ワルターはワルザック共和帝国(という架空の国家)の王子として、父親であるトレジャー・ワルザック皇帝の命を受け、黄金郷レジェンドラに至ることを目的とする。キャラクターデザインは容姿端麗な貴族を意図してデザインされており、またカーネル・サングロスという老齢の執事を常に従えている。そしてその名前が戯画的に描き出すように、ワルターは典型的な「悪のプリンス」として置かれている。年齢は20歳と設定されてお り、12歳である主人公タクヤたちからすれば、十分に「大人」と言うことができる。 ▲ワルター・...

    2024-11-06

  • リハビリテーション・ジャーナル──はじめに:どんな病気にかかったのか? 指定難病「特発性大腿骨頭壊死症」について|濱野智史 リハビリテーション・ジャーナル──はじめに:どんな病気にかかったのか? 指定難病「特発性大腿骨頭壊死症」について|濱野智史

    批評家の濱野智史さんによる新連載「リハビリテーション・ジャーナル」が始まります。指定難病「特発性大腿骨頭壊死症」にかかり、人工股関節を入れる手術を受けるため、約1ヶ月間の入院生活を送ることとなった濱野さん。人生初の経験となる長期にわたる入院生活、そしてその後のリハビリ生活の中で見えてきたノウハウやメソッドを紹介しながら、「健康」と「身体」を見つめ直していきます。 リハビリテーション・ジャーナル──はじめに:どんな病気にかかったのか? 指定難病「特発性大腿骨頭壊死症」について|濱野智史  2024年の春、私は人工股関節を入れる手術を受けるため、約1ヶ月間の入院生活を送った。これほど長期にわたる入院生活は、人生でも初の経験であった。また退院後は毎日のようにリハビリテーションのためにプールへ通い、水中歩行・水泳を続けてきた。その経過は極めて良好で、術後約半年が経過した2024年10月現在、普通に杖なしで歩くことができるようになっただけでなく、軽めの登山に行けるほどに回復した。  以下本稿では、この半年の入院・リハビリ生活のなかで私が経験してきたことのなかでも、とくに(幅広い読者に...

    2024-10-25

  • 『ガールズバンドクライ』とはなんだったのか:ファックサインと〈日常〉の反転|徳田四 『ガールズバンドクライ』とはなんだったのか:ファックサインと〈日常〉の反転|徳田四

    本日のメルマガは、ライター/編集者の徳田四による寄稿文をお届けします。 2024年アニメ最大の話題作(問題作)の一つ『ガールズバンドクライ』。「2nd ONE-MAN LIVE」の開催など、いまだシーンを賑わせ続けている本作のアニメ史的達成とは何か。『けいおん!』や『響け!ユーフォニアム』における、脚本家・花田十輝の軌跡と比較しながら考察します。 バナー画像: 『ガールズバンドクライ』公式X より 【お知らせ】本メールマガジンは9/30(月)をもって配信を停止する運びとなりました。今後は、不定期に有料記事を配信いたします(「 PLANETS チャンネル 」会員の方は今後も無料でお楽しみいただけます)。 突然のお知らせとなってしまいまことに申し訳ございません。今後ともPLANETSのコンテンツをお楽しみいただけますと幸いです。 『ガールズバンドクライ』とはなんだったのか:ファックサインと〈日常〉の反転 2024年4月〜7月にかけて放送されたアニメ『ガールズバンドクライ(ガルクラ)』は、同シーズン最大の話題作(かつ問題作)としてアニメファンに受け入れられた。 実際にミュージシャンとしても活動するロックバンド・トゲナシトゲア...

    2024-09-30

  • 『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』の達成 アイドルの成熟から大ガールズバンド時代へ|徳田四 『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』の達成 アイドルの成熟から大ガールズバンド時代へ|徳田四

    本日のメルマガは、ライター/編集者の徳田四による寄稿文をお届けします。 近年のアニメシーンで話題の「ガールズバンドアニメ」。〈日常系〉の臨界点としての、かつての『けいおん!』と2010年代のアイドルブームからの転換は何を意味しているのか。昨年のヒットから話題の絶えない『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』の達成を中心に考察します。 『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』の達成 アイドルの成熟から大ガールズバンド時代へ 『ぼっち・ざ・ろっく!』『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』『ガールズバンドクライ』――2022年から毎年立て続けにヒットしている「ガールズバンド」アニメが、アニメ業界を震撼させている。2010年代以降のアイドルブームからの大転換、かつての『けいおん!』(2009)をはじめとする〈日常系〉の再解釈、「百合もの」の勃興、ロックンロール神話の再興、声優陣によるリアルライブと「2.5次元」、アニソンのグローバル化、3DCGアニメーションの現在地……ざっと思いつく限りでもこれだけの論点が提示される。いま「ガールズバンド」をどう語るべきか。アニメ視聴者にとっての最優先事項である。 表面的には「音楽アニメ」の主流が「アイ...

    2024-09-03

  • 中心をもたない、現象としてのゲームについて 第41回 第5章-7ハブとしての循環概念を評価する|井上明人 中心をもたない、現象としてのゲームについて 第41回 第5章-7ハブとしての循環概念を評価する|井上明人

    ゲーム研究者の井上明人さんが、〈遊び〉の原理の追求から〈ゲーム〉という概念の本質を問う『中心をもたない、現象としてのゲームについて』。   「遊び-ゲーム」の分節を説明できる理論はいかにして可能なのか。「インタラクション」「学習」「循環」といった概念でそれを記述する困難を確認しつつ、改めて「遊び-ゲーム」を分節化すること自体の意義を問い直します。 井上明人 中心をもたない、現象としてのゲームについて 第41回 第5章-7 ハブとしての循環概念を評価する 5.7 ハブとしての循環概念を評価する 5.7.1 包含関係によるハブ概念としての循環概念  前回、「遊び-ゲーム」に関わる現象を観察する4つの観察モデルが、さまざまな遊び-ゲームを捉える説明(学習説や非日常説)の多くに適用可能なものであることを示してきた。  これは、いわば複数の要素間の循環のような現象がゲームを説明する鍵を握っているのではないかということを示すものだった。こうした複数の重要概念が、この4つの観察モデルを通して並列させてみることができるとは一体どういうことなのかを考えてみたい。  「遊び-ゲーム」にとって中心的な概...

    2024-08-28

  • 勇者シリーズ(7)「勇者警察ジェイデッカー」|池田明季哉(後編) 勇者シリーズ(7)「勇者警察ジェイデッカー」|池田明季哉(後編)

    デザイナー/ライター/小説家の池田明季哉さんによる連載 『"kakkoii"の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝』 。 今回は『勇者警察ジェイデッカー』について分析します。女性性の強いキャラクターデザインの主人公・勇太のビジュアルを引き合いに、戦後ロボットアニメが提示してきた「父性」「母性」のあり方を本作がどのように更新したのか考察しました。 池田明季哉 “kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝 勇者シリーズ(7)「勇者警察ジェイデッカー」 母なる勇太、父たるレジーナ ファイヤージェイデッカー誕生は、次のような展開を通じて行われる。 かつてデッカードを倒したチーフテンは、紆余曲折を経て再びブレイブポリスの前に立ちはだかる。もともとは相棒を失ったことを悲しむ心を持っていたチーフテンは、しかし創造主たるビクティムが「強い者が全てを手にする」という「悪の心」を徹底させたことで、片方が片方を殺害し、そのパーツを吸収するかたちで一種の「グレート合体」を果たす。 これに対抗するためにデッカードとデュークもまた合体しようとする。しかしここで、合体してしまうとどちらか一方の人格が消えてしまうという問題が...

    2024-08-27

  • 世界文学のアーキテクチャ 終章 時間――ニヒリズムを超えて|福嶋亮大 世界文学のアーキテクチャ 終章 時間――ニヒリズムを超えて|福嶋亮大

    1、近代小説に随伴するニヒリズム 一八八〇年代に書かれた遺稿のなかで、ニーチェは「ニヒリズムが戸口に立っている。このすべての訪客のうちでもっとも不気味な客は、どこからわれわれのところへ来たのであろうか」と書き記した。ニーチェによれば「神が死んだ」後、人間の基準になるのはもはや人間だけである。しかし、神の死によって生じたのは、神のみならずあらゆる価値を崩落させ、意味の探究をことごとく幻滅に導く「不気味」な傾向であった。ニヒリズムとはこの「無意味さの支配」を指している。 ハイデッガーの解釈によれば、ニーチェの哲学において「意味」は「価値」や「目的」とほぼ等しい。つまり、意味は「何のために」とか「何ゆえに」という問いと不可分である。意味を抹消するニヒリズムが支配的になるとき、世界の「目的」や「存在」や「真理」のような諸価値もすべて抜き取られる。ニーチェが示すのは「諸価値を容れる《位置》そのものが消滅」したということである。われわれは世界に価値や意味を嵌め込んできたが、今やそれを進んで抜き取っている――このようなニヒリズムの浸透は、世界に「無価値の相」を与える[1]。目的をもたなくなった...

    2024-08-27

  • 世界文学のアーキテクチャ 第一四章 不確実性――小説的思考の核心|福嶋亮大 世界文学のアーキテクチャ 第一四章 不確実性――小説的思考の核心|福嶋亮大

    1、不確実性を思考する 本連載もそろそろ終わりに近づいている。私はここまで、世界文学の中心を占める小説を、広義の人類学的対象として捉えてきた。人類の諸文化がそれぞれ世界理解の型をもつように、小説もいわば特異な人工知能として、世界を思考し、解釈し、再構成する力をもつ。人類と小説はドン・キホーテとロシナンテのように、異質な隣人として共生関係を結んだ。人間は小説を利用して、世界を了解し直す。その一方、小説は人間の利用を利用して、その流通の版図をグローバルに拡大してきたのである。 小説とは、隣人である読者=人間の心を巻き込みながら、思考を引き延ばす装置である。それは人間の心そのものではないが、人間の心の諸機能(知覚、想像、情動、想起、予測……)を擬態する能力をもつ。私は小説を、人間の心の動きを言語的なレベルに翻訳した《心のシミュラークル》と考えたい。この心の似姿は、ときにかえって本物の心以上に複雑怪奇な多面体として現れるだろう。心と言語を結合させた小説が、ウイルスのように流行し、人間の思考の不可欠の隣人になったのは、それ自体が人類学的現象として注目に値する。 心のシミュラークルとして...

    2024-08-27

  • 21世紀のジャポニズム 陰影「礼賛」から陰影「退散」へ(ニューヨークのイノベーションシーンについて 後編#2)|橘宏樹 21世紀のジャポニズム 陰影「礼賛」から陰影「退散」へ(ニューヨークのイノベーションシーンについて 後編#2)|橘宏樹

    現役官僚である橘宏樹さんが、「中の人」ならではの視点で日米の行政・社会構造を比較分析していく連載「 現役官僚のニューヨーク駐在日記 」。 今回はニューヨークで活躍する日本人のイノベーターとして、増田セバスチャンさんの近年のプロジェクトについて紹介します。「いま最もホットなレストラン」として現地で話題を集めている「Sushidelich」の「kawaii」コンセプトはどのような影響力を持っているのでしょうか。 橘宏樹 現役官僚のニューヨーク駐在日記 第13回 21世紀のジャポニズム 陰影「礼賛」から陰影「退散」へ(ニューヨークのイノベーションシーンについて 後編#2) こんにちは。橘宏樹です。本稿では、 前々回 に引き続き、ニューヨークにイノベーションをもたらしている日本人をご紹介したいと思います。 ▲「 ニューヨークのイノベーションシーンについて(後編)#1 」で紹介した「Sakura Collection in NY」は、今年は、NYの最高級ホテルのひとつ「ピエール・ホテル」で開催されました。多数のセレブも来場するなか大好評を博し、 ForbesやFoxをはじめ極めて影響力のある雑誌でも取り...

    2024-08-27