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大事件、勃発!!  あの堀口恭司がUFCからフリーエージェント! 


UFC日本人ファイター堀口恭司がUFCからフリーエージェント(以下FA)としたことが編集部の取材で判明した。UFCとの交渉を打ち切り、今後は他団体との交渉に入ることになる――。
 
堀口恭司はUFC戦績7勝1敗。フライ級ランキング3位。王座再挑戦を見据える“日本人初のUFC王者に最も近い男”の身に何が起きているのか――?


堀口恭司は昨年11月19日のアリ・バガウティノフ戦でUFCとの契約を満了している。その後、契約更新および次回試合日時のニュースが聞こえてこないため、MMA関係者のあいだではその動向が注目されていたが、今回のFAにより、UFC以外の舞台で戦うことが決まった。

 公表されている堀口恭司のファイトマネーは基本給2万9000ドル、ウィンボーナスが2万9000ドル、リーボックスポンサーフィー5000ドル。計6万4000ドルだ(そのほかにリーボックとの独自の契約で勝利ボーナスも手にしていると言われている)。

 これ以上の条件を提示してくる団体が現われると踏んでのFA。移籍先として最も考えられるのは業界ナンバー2のベラトールだ。これまでもUFCからのFAファイターを獲得している。
 ヨーロッパ、ロシアのMMA団体にしても、MMAビジネスに火が付き始めているだけにその資金力は侮れない。そしてチャイナマネーなどを背景に活気づいているアジア市場からすれば、“傷がついてない”アジア出身のUFCファイターは魅力的だろう。無敵のメジャーリーガー、ベン・アスクレンを獲得したシンガポールのONE、1億円トーナメントで話題をさらった韓国のROAD FC、なにより堀口恭司の母国・日本では、若きスターを欲しがっているRIZINが構えている。

 それにしても、だ。
UFC戦績7勝1敗(現在3連勝中)という戦績を考慮すれば、UFCは再契約に向けて、いままで以上の条件を提示しているはずだ。なぜUFCのオファーを蹴ってまでFAしたのか。思った以上の条件がUFCから提示されなかったのか――? 
 さっそく堀口恭司をマネジメントする石井史彦氏に電話取材を申し込んだ。石井氏の話を聞いてみると、なるほどそこには一向に収まらないUFC新体制の混乱も今回のFAに影響していたのであった。







――現在UFC参戦中の堀口恭司選手がFAになったのではないか……という噂が格闘技関係者のあいだを駆け巡っています。実際どうなってるのでしょうか。

石井 はい、堀口選手は現在フリーエージェントです。

――あっ、そうなんですか!!

石井 UFCから新しく提示されたオファーに対して同意できないのでフリーにしてほしいと依頼したら了承してもらいました。

――UFCからリリースされたわけではなく、堀口選手サイドが交渉を打ち切って離脱した……いったい何があったんでしょうか?


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