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昨日44歳になった!
例年であれば『ひろぐ』のコメント欄を開放して
「皆様からのメッセージ」を頂戴したりしていたのだが
とてもそれができる状態ではなかった!
長い「産休」を終えた私が復活した世界は
全ての私生活を捨て
不眠不休で挑まなければいけない
映画の世界だったのだ!
さかのぼる事
実に15年前の1998年!
当時「遊気舎」という劇団の座長を務めていた私は
ある無謀な映画企画に挑んだ!
タイトルは
『エル・ニンジャvsサイボーグ・ドラゴン』!
悪の科学者「悪童子(あくどうじ)博士」の手によって
サイボーグとして再生された「ブルース・リー」!
そんなサイボーグ・ドラゴンを倒すべく
正義の覆面レスラー「エル・ニンジャ」が立ち上がる!
そんな2行目でどうでもよくなるような
ゴミのような内容の映画だった!
しかし!
劇団員でくだらない映画を作って
ただ見せて喜ぶような私ではない!
私はその上映システムに
かつてないアイディアを埋め込んだのだ!
まずは劇場に集まってくれたお客さんに対し
「映画が完成していない!」
という説明を促す!
そして
「今から急いで映画を撮る!」
と言い出すのだ!
されど映画たるもの
作品に厚みを加えるためには
「エキストラ」が必要だ!
「ではお客さん方!
あなた達にはエキストラとして出演していただきます!」
かくして観客を5つのグループに分け
それぞれ別室にて
よくわからない演出がつけられる!
「ひたすら逃げて下さい!」
「ひたすら怖がって下さい!」
一体何から逃げるのか?
一体何を怖がるのか?
通常「エキストラ」にはそんな事は説明されない!
とにかく指導員の指示通りに
逃げたり怖がったりするしかない!
私も過去に映画の「エキストラ」のアルバイトを何度かしたが
そのほったらかされぶりこそが
「エキストラ」の醍醐味なのだ!
やがて演技指導が終わると
監督である私が撮影班と共に
各部屋を廻る!
そして「エキストラ」シーンの撮影を行う!
そこからだ!
撮影を終えた「エキストラ」は
しばらく周辺を遊んで楽しんでもらうのだが
その間に私と編集スタッフは
大急ぎで編集作業を行う!
実は前もって撮影された映画があり
その隙間に
先程撮影したばかりの
「エキストラ」シーンを組み込んで行くのだ!
「皆様!
映画が完成しました!」
そのアナウンスで再び劇場に集合した観客は
とんでもない物を目にする!
どうしようもなくくだらない映画の中には
自分達が出演しているのだ!
そこで初めて
何から逃げていたのか
何を怖がっていたのかが
明らかになる!
見ている物はスクリーンに投影される映像なのに
観客は大声を出して笑い
大きな拍手を奏でる!
それだ!
それこそが本当の映画の楽しみ方なはずだ!
ただ黙って眺めて
あれはいい
ここはだめだ
と冷ややかに鑑賞するよりも
救いようのない駄作を
大騒ぎしながら楽しむ!
それこそがエンターテインメントだと
私は確信したわけである!
ところが!
そんな画期的な参加型映画システムを
他に真似る者は一人もなかった!
2000年に私が続編
『エル・ニンジャvsアマゾネス・キョンシー』
を製作した以外
このシステムで映画を遊ぶ企画は
一切なかった!
「沖縄国際映画祭」!
吉本興業が運営するその国際的な映画祭に
私は一石を投じようと考えた!
私が考案し
以降誰もやろうとしなかった
前代未聞の映画上映システムに
「デルシネ」(”出る映画”の意味)
とジャンル名を付け企画書を提出した!
そう!
後藤ひろひと1年ぶりの新作は
演劇ではない!
とは言え
ただの映画でもない!
まったく新たなジャンル
「デルシネ」こそが
「産休」を明けて第1弾となる仕事なわけである!
映画タイトルは
『エル・シュリケンvs悪魔の発明』!
ご覧いただいてわかる通り
15年前からなんの成長もない!
だが今回は劇団ではなく
吉本興業という巨大エージェントを利用して
私はこの企画を仕掛ける!
となればその出演者達は
当然誰もが知る有名芸人達だ!
ただ一人!
正体不明の覆面レスラー
「エル・シュリケン」さんを除いては!
過酷な撮影が今も続いている!
大雪が降る中も
朝から晩までどころか
朝から朝まで撮影が続く!
なのにキャストもスタッフも
半笑いな時が多い!
ふと我に返った時に起こる
「何だこのくだらない映画は!」
という気持ちがみんなの心を支えるのだ!
映画監督の私は
今最高にひろいでいる!
強いのだか弱いのだか
まったくわからない新ヒーロー
「エル・シュリケン」さんの活躍に
とんでもなくひろいでいる!
しかしこの映画のクランクアップ(撮影終了)は
来月になるまで訪れない!
完成した作品は
「沖縄」でお客さんと共ににしか
見る事ができないのだ!
後藤ひろひとの最新作は
「沖縄」で映画だ!
”飛び出す映画”などもう古い!
これからは”出る映画”の時代だ!
是非とも多くの方々に
私の最高にくだらない「デルシネ」作品への
「エキストラ」出演を願いたい!
上映スケジュールに関しては
「沖縄国際映画祭ホームページ」と同時に
『ひろぐ』でも行っていくつもりだ!
そして私のホームページにおける
登録制有料動画サイトでは
他のどこにも公開していない
『エル・シュリケンvs悪魔の発明』
の貴重なメイキング動画を
数パートに分けて配信するつもりである!
公開前にそちらも是非お楽しみいただきたい!
例年であれば『ひろぐ』のコメント欄を開放して
「皆様からのメッセージ」を頂戴したりしていたのだが
とてもそれができる状態ではなかった!
長い「産休」を終えた私が復活した世界は
全ての私生活を捨て
不眠不休で挑まなければいけない
映画の世界だったのだ!
さかのぼる事
実に15年前の1998年!
当時「遊気舎」という劇団の座長を務めていた私は
ある無謀な映画企画に挑んだ!
タイトルは
『エル・ニンジャvsサイボーグ・ドラゴン』!
悪の科学者「悪童子(あくどうじ)博士」の手によって
サイボーグとして再生された「ブルース・リー」!
そんなサイボーグ・ドラゴンを倒すべく
正義の覆面レスラー「エル・ニンジャ」が立ち上がる!
そんな2行目でどうでもよくなるような
ゴミのような内容の映画だった!
しかし!
劇団員でくだらない映画を作って
ただ見せて喜ぶような私ではない!
私はその上映システムに
かつてないアイディアを埋め込んだのだ!
まずは劇場に集まってくれたお客さんに対し
「映画が完成していない!」
という説明を促す!
そして
「今から急いで映画を撮る!」
と言い出すのだ!
されど映画たるもの
作品に厚みを加えるためには
「エキストラ」が必要だ!
「ではお客さん方!
あなた達にはエキストラとして出演していただきます!」
かくして観客を5つのグループに分け
それぞれ別室にて
よくわからない演出がつけられる!
「ひたすら逃げて下さい!」
「ひたすら怖がって下さい!」
一体何から逃げるのか?
一体何を怖がるのか?
通常「エキストラ」にはそんな事は説明されない!
とにかく指導員の指示通りに
逃げたり怖がったりするしかない!
私も過去に映画の「エキストラ」のアルバイトを何度かしたが
そのほったらかされぶりこそが
「エキストラ」の醍醐味なのだ!
やがて演技指導が終わると
監督である私が撮影班と共に
各部屋を廻る!
そして「エキストラ」シーンの撮影を行う!
そこからだ!
撮影を終えた「エキストラ」は
しばらく周辺を遊んで楽しんでもらうのだが
その間に私と編集スタッフは
大急ぎで編集作業を行う!
実は前もって撮影された映画があり
その隙間に
先程撮影したばかりの
「エキストラ」シーンを組み込んで行くのだ!
「皆様!
映画が完成しました!」
そのアナウンスで再び劇場に集合した観客は
とんでもない物を目にする!
どうしようもなくくだらない映画の中には
自分達が出演しているのだ!
そこで初めて
何から逃げていたのか
何を怖がっていたのかが
明らかになる!
見ている物はスクリーンに投影される映像なのに
観客は大声を出して笑い
大きな拍手を奏でる!
それだ!
それこそが本当の映画の楽しみ方なはずだ!
ただ黙って眺めて
あれはいい
ここはだめだ
と冷ややかに鑑賞するよりも
救いようのない駄作を
大騒ぎしながら楽しむ!
それこそがエンターテインメントだと
私は確信したわけである!
ところが!
そんな画期的な参加型映画システムを
他に真似る者は一人もなかった!
2000年に私が続編
『エル・ニンジャvsアマゾネス・キョンシー』
を製作した以外
このシステムで映画を遊ぶ企画は
一切なかった!
「沖縄国際映画祭」!
吉本興業が運営するその国際的な映画祭に
私は一石を投じようと考えた!
私が考案し
以降誰もやろうとしなかった
前代未聞の映画上映システムに
「デルシネ」(”出る映画”の意味)
とジャンル名を付け企画書を提出した!
そう!
後藤ひろひと1年ぶりの新作は
演劇ではない!
とは言え
ただの映画でもない!
まったく新たなジャンル
「デルシネ」こそが
「産休」を明けて第1弾となる仕事なわけである!
映画タイトルは
『エル・シュリケンvs悪魔の発明』!
ご覧いただいてわかる通り
15年前からなんの成長もない!
だが今回は劇団ではなく
吉本興業という巨大エージェントを利用して
私はこの企画を仕掛ける!
となればその出演者達は
当然誰もが知る有名芸人達だ!
ただ一人!
正体不明の覆面レスラー
「エル・シュリケン」さんを除いては!
過酷な撮影が今も続いている!
大雪が降る中も
朝から晩までどころか
朝から朝まで撮影が続く!
なのにキャストもスタッフも
半笑いな時が多い!
ふと我に返った時に起こる
「何だこのくだらない映画は!」
という気持ちがみんなの心を支えるのだ!
映画監督の私は
今最高にひろいでいる!
強いのだか弱いのだか
まったくわからない新ヒーロー
「エル・シュリケン」さんの活躍に
とんでもなくひろいでいる!
しかしこの映画のクランクアップ(撮影終了)は
来月になるまで訪れない!
完成した作品は
「沖縄」でお客さんと共ににしか
見る事ができないのだ!
後藤ひろひとの最新作は
「沖縄」で映画だ!
”飛び出す映画”などもう古い!
これからは”出る映画”の時代だ!
是非とも多くの方々に
私の最高にくだらない「デルシネ」作品への
「エキストラ」出演を願いたい!
上映スケジュールに関しては
「沖縄国際映画祭ホームページ」と同時に
『ひろぐ』でも行っていくつもりだ!
そして私のホームページにおける
登録制有料動画サイトでは
他のどこにも公開していない
『エル・シュリケンvs悪魔の発明』
の貴重なメイキング動画を
数パートに分けて配信するつもりである!
公開前にそちらも是非お楽しみいただきたい!
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