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  • 世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その75(1,837字)

    2017-06-27 06:0017時間前
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    手塚治虫、宮崎駿、宮本茂の三人は、日本のエンターテインメント史の中でも突出したクリエイターだ。
    そのため、彼らの共通項を探せば、日本におけるすぐれたクリエイター像、あるいは美的感覚の本質が見えてくるのではないだろうか。

    こうして見ていくと、まず気づく共通項は、三人ともにすぐれた「デザイン性」を有しているということだ。三人とも、個性はむしろ少なめで、きわめてバランスの整った絵を描く。

    そのため、三人の絵は再現性が高い。真似しやすいのだ。それは、単にデザインがすぐれているからだけではない。もう一つの理由もそこにはある。それは「簡潔」ということだ。シンプルなのである。多くのものが省略されているのだ。

    なぜ彼らの絵がすぐれた「省略性」に富んでいるかといえば、それは彼らが制約の中で描いていたことと無関係ではない。手塚治虫も宮崎駿も、いつも時間に追われていた。宮本茂はハードのスペックに限界があったため
  • 歌舞伎と人気について(1,958字)

    2017-06-26 06:00
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    歌舞伎役者というものは、歌舞伎役者の実子が継ぐことになっている。逆にいえば、歌舞伎役者の実子でないと歌舞伎役者になれない(裏道はある)。これを「前近代的」と思う人もいるかもしれないが、事実はその逆である。これはきわめて現代的、かつ合理的なやり方なのだ。


    今回のブロマガも、公の場では書けないことを書きたい。
    先日、小林麻央さんが亡くなった。その翌日(当日も)、夫の市川海老蔵さんは昼、夜舞台に立っていたが、それを見て「海老蔵を見直した」という人がネットにちらほらいた。奥さんが亡くなってショックだろうに、気丈に振る舞って偉い――というわけである。

    しかし、これは全く逆の話だ。近親者が亡くなった日というのは、歌舞伎役者にとってはピンチではなく最大のチャンスなのである。

    数年前、中村勘三郎さんが亡くなった。このときも、彼の二人の息子、勘九郎さんと七之助さんは舞台に出ていた。海老蔵さんの場合は演劇だっ
  • これから投資するとしたら?(1,615字)

    2017-06-23 06:00
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    今はインフレこそ進行していないもののお金の価値は下がっているので、お金以外のものの価値が相対的に上がっている。特に上がっているのは株と土地で、みんながお金を手放し株と土地を手に入れているからそれが一種のスパイラルとなり、バブルと呼んでも差し支えのないところにまで来ている。

    バブルはいつか破裂する。それはみんな分かっているのだが、しかし破裂するまでは膨らむということもまた分かっているので、この流れが止むことはすぐにはない。それで、株も土地もいまだに上がり続けている。上がり続けているからそこにまたお金が流れ込んで、結局破裂するまで膨らまざるを得ない状況が醸成されている。

    そういう時代に株や土地とは関係のないビジネスをすることは非常に大事だ。バブル崩壊は避けようと万全の用意をしていても避けきれるものではなく必ず何らかの形でとばっちりを食らう。そのためそれへの備えは株も土地も関係ないところに投資を