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  • 今、炎上しない方がいい(1,784字)

    2016-09-26 06:0020時間前
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    みなさんは、長谷川豊氏が今、炎上しているのをご存じだろうか。
    詳細を報じている記事はいくつもあるが、とりあえず概要を知りたい方はこちらをご覧いただくのがいいだろう。


    それを踏まえた上で、今日はネットの炎上について考えてみたい。


    長谷川豊氏は、いわゆる炎上芸人だ。狙ってやっている部分もあるが、もともと喧嘩っ早く、また喧嘩上手でもあったので、天性の素養もあったのだろう。

    ぼくも、かつては炎上芸でならしたことがあった。はてなでブログを書いていた時代、人の神経を逆なでするようなことをあえて言い、Twitterでも公開の場で他人に噛みついたことがあった。

    そこで、何度か炎上を経験した。経験して分かったのは、炎上している間はアクセスが増えて嬉しいし、アドレナリンが出て楽しくもあるのだが、しかし得体の知れない怖さが
  • 台獣物語35(2,382字)

    2016-09-24 06:00
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    演劇手法の一つに、インプルビゼーションというのがある。これは日本語だと「即興」という意味で、いわゆる「アドリブ」だ。やり方としては、役者に役柄や設定だけ与え、あとは台詞や動きなどを自由に演じてもらう。
     すると、そこで役者が咄嗟にくり出した台詞や動きが、想像以上に面白いときがある。
     この手法は、舞台はもちろん、映画などでも頻繁に用いられる。例えば、『真夜中のカーボーイ』という映画では、俳優のダスティン・ホフマンがニューヨークの街角を歩いているロケの本番中に、急にタクシーが突っ込んできた。そこでダスティン・ホフマンは、咄嗟に役柄のままで運転手に文句を言うのだ。
     このインプルビゼーションはあまりにもリアリティがあったので、本来ならNGシーンになるはずが、そのまま映画で使われた。
     映画監督のスタンリー・キューブリックなども、インプルビゼーションを重用する。ときには撮影現場で演じてもらい、それをもと
  • ぼくは地図を手に入れるのが好きだったと気づいた話(2,091字)

    2016-09-23 06:00
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    ぼくは小説が好きなのだが、これまでは小説を読むのが好きだと思っていた。しかしながら、この年になって分かってきたのは、実は小説を読むことよりも「小説とは何か?」ということを考えることの方が好きなのではないか、ということだ。これまで小説を読んだり、あるいは書いたりしてきたのは、全てこの「小説とは何か?」ということを考えるためだったのではないか。

    ぼくの読書体験として、今振り返っても人生の中で最も大きかったものの一つが、ぼくが31歳だった1999年からおよそ2年半にわたって、朝日新聞出版社が週刊のムック本として敢行していた『世界の文学』を毎週購読していたことだ。これによって、大袈裟にいえばぼくの人生が変わった。


    ぼくはそれまで、文学というのは得体の知れない巨大なものだと思っていた。あまりに深く、またあまりにも広いために、一生かかっても把握しきれないだろうと観念している