ハックルベリーに会いに行く
『ブレードランナー2049』の感想(1,634字)
『ブレードランナー2049』を見てきた。
今日は、その感想をネタバレなしで書いてみたい。
まず、評価はというと「まあまあ」だ。それなりに面白いが、心から満足がいくとか、感動したというのはない。
なぜかというと、お話も映像も、どこかで見たような感覚にとらわれるからだ。その出自も分かりやすいというか、「ああ、なるほどこれが元ネタね」という感じである。すでに知っている手品のネタで、「この後、女の人の胴体が切れるけど、後でつながって生き返るんだろうな」と展開を予想したら、本当にその通りだったという感じだ。
これは、ストーリーだけではなく絵作りでもそう感じさせる。ビジュアルがどこか借り物感が強いのである。これまでの映画やマンガやイラストでさんざん見させられてきた感じだ。
例えば、工場の廃屋のシーンが出てくる。これなどはさんざん使い古されたイメージだ。アニメ『ウォーリー』にとてもよく似ていた。
あるい
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