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younghopeさん のコメント

すべての国と個別に経済交渉を行うということであり、米国というより、米国民第一主義をとるということである。

日本はどうするか。米国と個別に交渉しなければならない。今までは、弱い産業(例。農業、畜産業)の権益を犠牲にして、大企業の計益を優先してきた。大企業の権益を守るために、企業はさらに海外移転をおこなって、利益を確保してきたが、米国の需要は、米国で生産せよ、さもなくば、高関税をかけるということであり、至極当然の論理である。ただ、メキシコなどで生産して、米国に持ち込む方が利益幅が大きいということに過ぎない。日本だけが、要求されるのでなく、米国の産業も同じ立場に立つのであり、条件に差があるわけではない。トヨタの首脳は、何を勘違いしているのか。お金を使えば、日本の官僚、政治家、マスコミなどを手なずけられる習慣を、米国に通じると考えているのであろうか。日本を無視して、米国と中国が二国間協定を結べば、日本は市場をどこに求めるというのであろうか。米国を甘く見ているように思えてならない。米国とインドと結んでいく。米国と英国と結んでいく。米国とロシアと結んでいく。日本は、今までと違った視点で、貿易を考えていかないと、孤立しかねない。今ほど、外交力が問われるときはないのではないか。
No.1
88ヶ月前
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日米首脳会談は来月10日に開催で最終調整に入り、議題を「通商、同盟」と報じられている。 ・この中、安倍首相は、日米首脳会談で、トランプが掲げる「米国第一主義」に関し「理解し、尊重する」と伝える意向を固めた ( 共同)。 ・我々はここで、トランプの言う「米国第一主義」が何を意味するかを明確に認識する必要がある。 ・トランプは1月初旬、「トヨタはメキシコで新工場を作り米国向けカローラを作るという。許されない( NO WAY! )、米国で工場建設するか、高額国境税を払うかだ」と発表した。トランプの言う「米国第一主義」は少なくとも日本の企業の利益と相反するものを含んでいる。 ・トランプ政権は政権発足初日、貿易問題で次を述べた。 :貿易 Trade Deals Working For All Americans ・長年にわたり、米国民は米国のインサイダーとワシントンのエリートの利益を、勤勉な男女
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。