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oldjapさん のコメント

「日本版NSC,特定秘密保護法は、日本のためではなく、米国の情報を他国に漏れないようにするためであり」というご意見はある程度正しいかと想像します。これは日本に防衛技術を提供している米国としては当然のことですから。ご存じのように現在日本が所有している主要な防衛手段(航空機、ミサイル、電波による探査、人工衛星、コンピューターソフトウエア)はすべて米国が開発したもので、日本が自前で開発したのはごく限られています。だからといって、今更、日本が独自で防衛技術を開発することは、考えるだけでも馬鹿げています。これは敗戦と言う70年前の歴史をひっくり返すことは不可能であると同意義です。阿部首相は日本人としての誇りは持ちすぎるほど持っていると思います。彼が米国の言いなりになっているとすれば、上記の誇りとは無関係であり、現実のしがらみの中で思考し、彼なりに最善を尽くしている結果でしょう。米国にすり寄り、中国と距離を置くことは、今の時代の1つの現実的な作戦にすぎません。
No.3
128ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
下記は最近、北国新聞北風抄に寄稿したものである。  ********************************  10月21日、安倍首相は衆議院予算委員会で「秘密保護法はどうしても必要」と強 調した。22日各紙は「安倍内閣は25日に同法案を閣議決定し、国会に提出する予定。 今国会で成立する公算が大」と報じた。  急に秘密保護法が動き出した・何故なのだろう。 近年外交や防衛問題で、深刻な情報漏洩があっただろうか。ない。  私は外務省時代国際情報局長の職にあったが、「日本は機密漏えいするから情報をあ げられない」と言われたことはない。ではなぜか。   10 月 3 日、ケリー国務長官とヘーゲル国防長官が来日し、岸田外務大臣と小野寺防 衛大臣との間で日米安全保障協議委員会(通称「 2 プラス 2 」)が開催された。ここで、 「より力強い同盟とより大きな責任の共有に向けて」と題する日米安全保障協議委員会
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。