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ユーザー生放送衰退の始まりは2011年9月から
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ユーザー生放送衰退の始まりは2011年9月から

2013-12-01 23:53
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訂正

追記 2013/12/04 21:06 タイトルの変更とそれにともなっての訂正。

追記 2013/12/15 21:23 再度データを見なおして衰退の始まりを調べた結果、2012年の夏休みよりも1年早い、2011年の9月を衰退の始まりとした。

追記 2014/04/09 21:03 タイトルを「2011年の9月を衰退の始まり」に合わせて変更した。

ユーザー生放送衰退の話の補足:ニコラボチャンネル のブログ

 2012年1月のコメント中央値が2011年12月とくらべて急減したのは、2011年12月22日のメンテナンスが原因である。このメンテナンス以降、 ニコ生の放送跡地のコメントには運営コメント、運営コマンドが加算されなくなっている。運営コメントや運営コマンドを用いる放送、例えば動画紹介放送や雑談放送、 ゲーム配信などで0コメント放送が増えた結果、中央値が大きく下がった。どの程度下がったのかは前後の日にちを調べ直すのでもう少し時間がかかる。訂正ばかりしていると読みにくくなるので別に記事を書く予定である。

 よって以前のタイトルの「ユーザー生放送衰退の先駆けは2012年1月」は正しくなく、ユーザー生放送衰退が顕著に見られる期間は曖昧であるが、2012年8月からコメント数の中央値が減り始めとなっている。

生放送メンテナンス:12月22日(木)08:00~10:30‐ニコニコインフォ
ニコ生検索、ユーザー生放送への機能追加を行いました‐ニコニコインフォ

 2013年12月15日に更新した内容より、来場者数の中央値20を継続的に下回った2011年9月をニコ生衰退の始まりとした。

ユーザー生放送衰退の話の補足

弁明

 衰退の時期が2回も変わってしまったのはデータを詳細に調べていなかったのと、メンテナンスによる仕様の変更を考慮していなかったことが原因でした。今後はデータの急激な上下動にはメンテナンスを疑うことと、見直しを含めて信頼性のある記事の更新を心がける。 2014/04/09 追記

要約

 2008年12月から始まったユーザー生放送は、徐々に放送枠を増やしながら、タイムシフト、バックステージパス、ニコニコ電話、NETDUETTO、NLEといった新機能を追加しプレミアム会員を大きく獲得した。しかし、その流れが変わり始めるのが2011年の7月か らで最大カテゴリであった一般カテゴリをゲームカテゴリが逆転し始める。ゲームカテゴリは一般カテゴリよりも来場者数とコメント数共に少なくユーザー生放送全体の来場者数とコメント数を引き下げ始めた。

 そして、翌年の2012年1月にコメント数が急減(メンテナンスが原因である)しそれ以降持ち直すこと無くじわじわと来場者数とコメント数が減っている。この時期をユーザー生放送衰退の先駆けとした。2012年4月に最後の枠増加である5900枠になるがかつての勢いはなく現在に至るまで放送枠は増えていない。さらに拍車をかけたのが2013年9月から順番待ちがなくなったりコミュニティ設立数も減少に転じ目に見えてユーザー生放送は衰退し始めた。

グラフの詳しいデータ:統計記事 公開用 - google docs

ユーザー生放送衰退とは

 放送数の減少、来場者数とコメント数の減少、新規コミュニティのレベルの伸び悩み、コミュニティ設立数の減少、新規放送者の減少などが、いつの時期に起こり始めたのか(安定していた値が減少し始めたとき:2013年12月15日追記)を総合的に判断。

過去と比較できるものと出来ないもの

  • できる:放送数の減少、来場者数とコメント数の減少、コミュニティ設立数の減少
  • できない:新規コミュニティのレベルの伸び悩み、新規放送者の減少

キーワード

ゲームカテゴリと一般カテゴリ、放送枠数、2012年1月、2013年9月

この記事の限界

 動画の過去の再生数やコメント数のデータは ニコニコチャートで知ることができる一方で、ユーザー生放送は動画のデータに当たるものが配信の来場者数とコメント数、コミュニティのレベルやメンバー数であり、ニコ生開始当初からの過去のデータを調べられない。動画は削除しても大抵跡地が残るが、生放送は放送ページやコミュニティの跡地が残らないので全てのデータを調べられない。さらに生放送は動画よりもデータ数が膨大でかつ取得に時間がかかるので一部を抽出して調べることになる。2010年8月28日からタグが表示されるようになるのでそれ以前の放送のメインカテゴリの割合を調べられない。

参照記事:ニコニコ生放送の統計の記事が難しい3つの理由

データの母集団

  取得期間は2008年12月12日から2013年10月31日まで。当時の放送枠数の2分の1放送ID毎に gate/lv から取得。来場者数とコメント数は放送時間によって変動が大きいので30分の放送のみを対象とする。カテゴリタグは2010年8月25日から取得。

放送枠と追加された新機能

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生放送衰退前後の出来事

2010/09/30 3700枠
2010/10 チャンネルで現在放送中のアニメを配信し始める
2010/10/29 ニコニコ動画(原宿)がリリース
2010/11/25 4000枠
2011/1 新規放送者は2011年1月までに10万人
2011/1 この年からレトルト、最終兵器のゲームコミュニティが大きく伸ばし始める
2011/2 この月をピークに実況禁止が影響しているもののニコ生の本スレの勢は衰退し始める
2011/02/03 4200枠
2011/02/17 4400枠
2011/03/11 東日本大震災
2011/03/24 4500枠
2011/04/07 4600枠
2011/4 この頃からゲームカテゴリが一般と拮抗し始める
2011/4/26, 27 ニコニコ超会議2012
2011/07/16 5200枠
2011/07 ゲームカテゴリが一般カテゴリを逆転し、以降最多カテゴリを維持
2011/07/28 5500枠
2011/10/27 5700枠
2012/1 新規放送者は2012年1月までに18.5万人
2012/1 コメント数が急減(メンテナンスが原因)し、それ以降じわじわ減っている
2012/02/09 NLE公開
2012/3 ここをピークにコミュ設立数が前年割れし始める
2012/04/17 5900枠
2012/04 この頃から来場者数が減り始める
2012/4/27, 28 ニコニコ超会議2
2012/05/01 ニコニコ動画:Zeroがプレミアム会員に先行リリース
2012/07/01 この時までニコ生の平均滞在時間は減少傾向だが、これ以降持ち直す
2012/07/30 ニコニコ動画:Zeroが一般会員にもリリース
2012/08/22 ブロマガチャンネルが開設され、チャンネル生放送が増加し公式生放送が減少する
2012/10/17 ニコニコ動画:Qがリリース
2013/1 新規放送者は2013年1月までに13万人
2013/4 去年と比べて放送数が減り始める
2013/9 生放送の順番待ちがなくなる、目に見えて放送数が減っている
2013/10/08 ニコニコ動画:GINZAがリリース
2013/12/03 ニコニコ動画(原宿)が廃止

枠別の放送数

 当時の放送枠数の2分の1放送ID毎にデータを取得しているので、多少の端数が出るがおおよその放送数の変化を見ることができる。ただし、放送枠が時期により異なるので同じ放送枠の期間で比較するのがより正確。

1回転は当時の満枠数の半分(訂正:2013/12/02 20:56)005c6ab552f48177b02d060f3b83110136aaeba8

何枠の時代が何月何日なのかは以下の記事を参照

参照記事:【ニコ生】 これまでの枠毎の時間別放送数の推移

メインカテゴリの変化とゲームカテゴリの繁栄

 一般カテゴリと拮抗し始めるのが4600枠(2011年4月)からで、逆転するのが5200枠(2011年7月)、差が開き始めるのが5500枠(2011年8月)

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来場者数とコメント数の推移

 取得したすべてのデータの来場者数とコメント数のデータを用いると延長枠であったり、公式、チャンネル生放送などが例外の放送なのでそれらを除外するために、30分枠だけを抽出している。値は平均値ではなく中央値を用いた。

ニコ生が始まって最初の半年でコメント数が急減し安定していたが、ユーザー生放送衰退の先駆けとなる2010年12月に再び急減(メンテナンスが原因)し、回復しないまま少しづつ今も減少している

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来場者数もコメント数と同様に減少しているが、2011年9月に20を下回る19になり減少傾向が続いている。

来場者数に限っての拡大表示43c7b038bde5e5806372bb3ecb3ebc63c0008790

 ニコ生のコメントが減ったのは動画も同じだと言えるが、続・コメントが減ったってホント? - うp主視点のニコニコ動画データ分析 によると、推論:現在のコメントの付き方は、2009年1月頃の3分の1くらいであるとあり、2009年1月だとニコ生はピークなので安定し始めた2009年9月の72コメントが、2013年10月で45なのでまだ半分にもなっていない。 私が推論するのはニコ動ユーザーがニコ生を見始めて新着動画にコメントしなくなり、動画を探す時間がなくなりランキング動画中心に見始めたのではないかというもの。もう一つが動画も生放送もコメントする行為自体が廃れたというもの。一定以上のコメントがあれば自らコメントせずにROM専に徹する。これはまだ証明できていない。

 来場者数とコメント数別の中央値のグラフがこちら。じわじわ減っているのが分かる。値が上昇するほど来場者数が減っている。bab00653e2f797cff6b21befd9adf41c674aba8b

 2011年8月では10コメント以下は3%程度しかなかったのが、現在は20%近くあり、それだけ過疎放送が増えた。値が上昇するほどコメント数が減っている。45db5a7807e9b4537bcf5cf3cd7b282eddfc71fd

 コメントが急減したのはメンテナンスが原因でその前と比較するのは妥当ではないので、メンテナンス以降のグラフを比較した。特定の期間で大きく減少しているわけではないがじわじわ減っている。注目する点は2012年の11月に10コメント以下が20%に急接近するところである。値が上昇するほどコメント数が減っている。65d5053dba66c01d9bb7e0720230ea370627da37

新規コミュニティのレベルの伸び悩み

  消えたコミュニティのデータを取得できないので過去との比較ができないが現状については調べることができる。一番下の期間で値が激減しているが、これは1人メンバのコミュニティが現存していて削除されていないから。このままコミュニティを設立して31日を経過すると自動的に削除される。個人的な感覚であるが、コミュニティ特権が始まった2010年7月の時点で古参と言われるコミュニティ(2009年4月までに設立)ですら今と同じようにメンバーは増えにくかった記憶がある。

参照記事:【ニコ動】 コミュニティ特権追加&レベル上限引き上げ

期間 レベル メンバ
2008/7/5から2008/12/31 161 161
2009/1/1から2009/4/30 125 125
2009/5/1から2009/8/31 78 78
2009/9/1から2009/12/31 51 51
2010/1/1から2010/4/30 40 40
2010/5/1から2010/8/31 33 33
2010/9/1から2010/12/31 31 31
2011/1/1から2011/4/30 27 27
2011/5/1から2011/8/31 23 23
2011/9/1から2011/12/31 20 20
2012/1/1から2012/4/30 19 19
2012/5/1から2012/8/31 17 17
2012/9/1から2012/12/31 17 17
2013/1/1から2013/4/30 15 15
2013/5/1から2013/8/31 11 11
2013/9/1から2013/10/31 3 6

コミュニティ設立数の減少

  削除されたコミュニティは分からないが設立した総コミュニティの数は調べることができる。2011/2/1 は100万コミュ番号狙いで作成と削除を繰り返してコミュニティが残っていないので現存率は計算していない。設立期間のコミュニティ番号までが前月の総コミュニティ数である。

 ニコ生以前は動画コミュニティとして作られ、ニコ生が始まった2008年12月12日以降は生放送コミュニティとしてコミュニティが作られている。2013/10/1(2013年9月中にコミュ設立)から設立数が減少し始めた

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この1年ほどの抜粋

設立期間 co番号 増加数 現存数 現存率
2012/10/01 1803589 35292 9730 27.57%
2012/11/01 1834908 31319 8579 27.39%
2012/12/01 1862862 27954 7843 28.06%
2013/01/01 1893042 30180 8547 28.32%
2013/02/01 1925951 32909 9291 28.23%
2013/03/01 1955190 29239 9097 31.11%
2013/04/01 1988272 33082 10524 31.81%
2013/05/01 2022228 33956 9843 28.99%
2013/06/01 2052578 30350 10081 33.22%
2013/07/01 2080209 27631 9074 32.84%
2013/08/01 2110857 30648 9717 31.71%
2013/09/01 2141905 31048 10496 33.81%
2013/10/01 2169031 27126 9169 33.8%
2013/11/01 2193084 24053 11206 46.59%
2013/12/01 2216191 23107 未計算 未計算

新規放送者の減少

 新規放送者は「初めての放送 スタンプ」の取得数の変化で調べることができる。ただしこれはそのアカウントでの初めての放送なので、別アカウントを取得しての生放送もカウントされる。しかし別アカウントを使い分けて放送する人はごく一部なのであまり気にする程でもない。

 このスタンプはスタンプ開始当初の2010年10月29日当時から調べていたが、集計時期が固定でなかったので正確な期間のデータを求めることが出来ない。ただし2012年7月以降は調べている人がいるのでそのデータを参考にしたのが以下のグラフ。2013年の10月(9月中に新規放送)以降のデータが急減している。また記事の冒頭の年表に書いてある年間の新規放送者数の誤差が10日程度ある。2013年から2014年1月までの1年間だと10万人と少し程度になる予想。

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最後に

 年表に書いてあることがグラフになっていなかったり、説明を省略している部分があるので次回補足説明をします。

この記事の続き
ユーザー生放送衰退の話の補足
ユーザー生放送衰退記事の後記

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超会議2の少し前から新規生主が減ってきていた感じがしてたので大変興味深く読ませてもらいました。
40ヶ月前
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