いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。 

 連勝爆走の藤井四段、今日3連勝積み上げて23連勝・・。

 今日の2戦目は終盤ミスがあってあやうく負けそうだったそうですが、その他は完勝とのこと。

 週末のニコニコ動画叡王戦で二つ勝てば単独2位です。

 しかも、デビュー直後でw

 詳しいことは知りませんが、もちろんコンビュータ将棋は活用しているとのこと。すでに人間より強くなったものを使っていたことでしょう。

 彼を強くしたのは人間ではなく、人間より強いコンピュータです。人間たちが築き上げてきた定跡・手筋にはいろんな盲点があるのでしょう。そんな人間くさい常識に囚われることなく、純粋にただ強い人工知能AIに鍛えられた藤井四段。従来人間が「これは良さそうな手」「これは悪そうな手」という誤った形勢判断を知らずに育っているのです。

 AIネイティブ。

 自分の中の人間くささには悩まされるでしょうが、正直、長い目で見て今の棋士たちは彼の敵にはならないでしょう。

 しかし、どんなに強くなっても、師匠のコンビュータに勝てることはないのです。なんて悲しい業を背負ってるのでしょうか。

 早く彼を追うように AIネイティブの棋士が続くことを願います。

 また、これは将棋に限らず、いろんな分野で起こることでしょう。ぱっと思いつかなくて悔しいのですが、たとえば、コールドリーディングとか、AIにかかればお茶の子さいさいな時がくるでしょう。そして、このAIからコールドリーディングを学ぶ子は、文字どおり「心が読める」子になってしまうのです。

 以前も人は人の心を読めるようになると別の理由で書いたことがあります。お互い心は読まれている前提でコミュニケーションするようになる、つまり裏表なく付き合うようになります。平和になりそうです。そんな時代がくることを裏付けるような予感を、今私たちは目撃しているのです。



《ワンポイントミライ》(

ミライ: ところで、加藤一二三さん含めて、将棋の棋士ってなんかAIに負けてから人気出てますよね。

フツクロウ: ホッホ。