38種類。さっき近くのスーパーに行って数えたカレールーの種類の数です。ちなみにさらにフレークが4種、大きなサイズの業務用5種、チャツネなど後から加えるのが8種、カレー粉が4種並んでいました。ルーだけで40種近く並ぶカレー。あなたはこれを豊かだと思いますか? それとも貧しいと思いますか?
先週出張から帰ったところ、野菜カレーがありました。聞くと、なんと母親の指導の元、子どもだけで作ったそうです。始めてのことです。それはすごいと、夜食として少し頂きました。一口食べると実家の取れたて野菜から出たダシが薫り、すばらしくおいしい! やるじゃないか君たち。我が子の成長ぶりに心躍ります。
とここまではよかったのですが、野菜炒めて水足して、ルーを入れたそのカレーは、二口目以降市販カレールーの味が目立ってしまいました。普段作られるのは我が家の天才料理人によって、トマト缶足したりとかいろいろ加えられていますが、今回は野菜のダシは効いてるものの、ほぼ純市販カレールーレシピ。食べる度、ああ、あの味、ああ、あの味と舌がいいます。全国津々浦々、あらゆるレストラン、ドライブイン、食堂で出されるあのカレーの味です。残念ながらちょっと感動が薄れてしまいました。
話は少し遡りますが、昔私がアメリカのスーバーでびっくりした事の一つに、朝食用のシリアルがありました。コーンフレークとかあの手の奴です。日本だと最近「フルグラ」がヒットしたあれです。アメリカの朝食の定番だと思うのですが、その種類の多さと言ったら。日本よりも遥かに大きな店舗の中で、何十種類というシリアルがどこまでも並んでいます。
日本人としてその光景を見たとき、