先日、TEDの中でも有名なプレゼンである一時的に左脳を失った科学者ジル・ボルト・テイラーさんのお話を紹介して、
一時的に左脳を失った科学者の話が悩ましい
今日はその話の続きをと思ったのですが、昨日出た猪子さんの記事が右脳・左脳という言葉は全く使ってないけど、ほとんど同じ話をされています。
理由がなくても言えるから「愛してる」しか言わない──日本、アジア、そして21世紀
世界がもっと言葉から解放されて、非言語なコミュニケーションに満ちあふれるなら、世界はきっとピースになるのです。そして、それは今まではあんまり現実的じゃなかったけれども、デジタル社会の到来によって、いろんな箇所で、非言語にする可能性があふれ出ているのです。フェイスブックの大成功にはそのヒントがたくさんあるような気がするのです。
ジル・ボルト・テイラーさんのプレゼンでも、彼女は最後に自分の中にある二人の自分、つまり世界とのエネルギーのつながりを感じる右脳に寄った自分と言語を操り自我を世界から分離する左脳に寄った自分を表現し、皆さんはどちらを選ぶでしょう、みんながもっと右脳よりの自分を選べば、世界にもっと平和になるだろうと締めくくっています。非言語コミュニケーションが世界を平和にするという猪子さんの言葉とぴったり符合します。
世界平和はともかく、最近なるべく右脳を意識するようにしています。なにか抱えている案件について、自分のために資料を整理したり、図にしておいたりしておくと、日々起きている間無意識にその資料を思い出していることがあり、そのときふとインスピレーションが働いて新しいアイデアを思いついたりします。これって右脳なんじゃないかと勝手に納得しているので、もっと右脳鍛えたいと思っています。
先ほどのプレゼンでは右脳・左脳どちらを選ぶという選択で締めくくられましたが、実践的に考えると私たちの右脳・左脳は常にあるバランスで動いてるわけで、そうそうどちらを選ぶという時間はあまりありません。私の場合はトランス聞いているときに右脳全開に近くなっているのかもしれませんが、そんな瞬間を作るのはごくたまです。
その時間を少々増やすより、普段、左脳と右脳のバランスで働いている状態で少し右脳バランスを増やす時間をたくさんとった方がよほど効果がありそうです。
それではどうすれば、普段右脳バランスを増やせるのでしょうか。右脳を鍛えるという話題になると、たとえば右脳を刺激するパズルとかいったアプローチがあるみたいですが、ジル・ボルト・テイラーさんのプレゼンを見ていると違うアプローチが取れそうことが示唆されています。
彼女が左脳を失っている間、