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右脳を左脳で理解する試み(1)〜地球システムの価値観〜 の続きです。
ジル・ボルト・テイラーさんの体験で出てくる右脳の体験というのは、普段はかなり脳の奥に押しやられているのではないかという話の続きです。
実際この右脳というのは、普段の私たちからするとかなり変わったことができるようです。例えば、イメージ脳 (岩波科学ライブラリー)という本では、右脳は、例えば、面と向かって話している相手を横から見たイメージとか後ろから見たイメージを持つことができるとあります。他にも幽体離脱しているようなイメージも作ったり、つまり私たちが普段幻覚と考えているようなイメージの中には実は右脳が創り出せるものがかなりあるようなのです。
ジル・ボルト・テイラーさんの左脳の麻痺した時の体験も、言わば幻覚そのものです。
それらがすべてまるで幻覚のようだと思われるということは、それほど、私たちは滅多なことでそれら右脳のイメージを体験する機会はないのです。
どれくらい滅多にないかというと、脳に手術をする場合に左側の脳が本当に左脳かを調べるワダテストというテストがあるそうです。人によっては左右逆だから確認するためです。それは片方の脳を麻酔で一時的に麻痺させることで行います。ネットで調べると、そのワダテストを実際に受けた方の体験談をいくつも見つけることができます。それらの体験談では、左脳が麻痺することで話せなくなるなどの体験は語られていますが、「自分の体の境界がわからなくなって、世界のエネルギーを感じた」な〜んていう体験は、まだ見つけることができていません。
もしかしたら、ジル・ボルト・テイラーさんが壮大な
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