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脳卒中のリハビリに最も必要だった四〇のことがそのまま子育てに使える件
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脳卒中のリハビリに最も必要だった四〇のことがそのまま子育てに使える件

2013-11-15 23:00

     ミライさんたちにジャックされながらも、地道に続いている「ミラフツ、右脳バランス編」ですが、先日、今回のきっかけとなったTEDプレゼンのプレゼンター、ジル・ボルト・テイラーさんの著書奇跡の脳: 脳科学者の脳が壊れたときを読みました。

     右脳の話も大いに参考になるのですが、読んだ瞬間「これ子育てやん!!」みたいなところにもいたく感激したので、先にそちらを紹介しようと思います。

     テイラーさんは、脳卒中によって左脳を痛め、言語などを失いました。しかし、そこから10年近くかけてリハビリし普通の人と変わらないところまで戻ったそうです。

     言葉などを失ったことで、一旦大人の体をした赤ん坊になりましたが、右脳や小脳などは正常だったため、その当時のことをきちんと覚えていて、自身のリハビリの経験から、脳卒中を生き延びた人にとって必要なことが紹介されています。それは、巻末にも「最も必要だった四〇のこと」としてまとめてあります。

     これが、なんというか子育てにほとんどそのまま使える内容なのです。子供はまだ右脳・左脳どっちも発達していませんから、こんな風に後で訴えることができませんが、脳が未発達な子供はきっとこう感じているんだと思います。

     ほとんどすべて参考になるのですが、数も多いので、少し間引いたり、文をはしょったりしています。

    「附録B最も必要だった四〇のこと」より

    1. わたしはバカなのではありません。傷を負っているのです
    (→まだ頭が未発達なのです)

     子供の発達具合に合わせて接することが大切です。
     
    2. そばに来てゆっくり話し、はっきり発音して。

     親になり、赤ちゃんには「でちゅねー」みたいな赤ちゃん言葉の方が通じるということを実感した時はかなりの衝撃でした。若い頃は赤ちゃん言葉を使う大人を見てなんてかっこ悪いと思っていたものです。赤ちゃん以降も、子供の聞きやすいペースや発音は大人とは違います。

    3. 言葉は繰り返して。わたしは何も知らないと思って、最初から繰り返し、繰り返し、話してください。
    4. あることを何十回も、初めと同じ調子で教えてくれるよう、忍耐強くなって。

     「なんで一回でわからへんのん!!!」とまいどまいどいらいらしますが、そうなんですか、まだそういう脳なのかと思えば、いらいらも少し減りそうです。(大人もそうなんですが)

    5. 心を開いて、わたしを受け入れ、あなたのエネルギーを抑えて。どうか急がないで。

    「どうか急がないで」 耳が痛い、痛いです。

    6. あなたの身振りや顔の表情がわたしに伝わっていることを知っていて。
     
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