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ゴールデンウイークはいかがでしたか。うちは前半は松江城見学、後半は家族に高速トラッキングシステムを見せるために広島フラワーフェスティバルに行ったあと秋吉台・秋芳洞まで足を伸ばしたりと、久々に観光を満喫しました。
その観光。日本の観光競争力が話題になっています。7時のニュースでもやってました。
日本の観光競争力、世界9位 「おもてなし」評価 :日本経済新聞
前回2013年14位から順位を上げトップ10に入り込んでいます。2011年は22位だったそうで、大躍進です。
でも、もしかして単に人気投票になってたりしないのかなと気になります。昔、何かで大都市のランキング見た時は、そんな感じだったのです。欧米人の知名度でランキングが決まるみたいな。
ということで、World Economic Forum の 2013年と2015年の元データを眺めています。
結論から言うと、細かく項目が変化しているので単純比較は難しいですが、眺めているだけでも面白いです。
元記事にある
今回から安全面の評価に「テロ発生率の低さ」と「殺人事件の発生率の低さ」が加わり、それぞれ1位と2位だったことも貢献した。この記述。実は、「テロ発生率の低さ」(Index of terrorism incidence) は1位が50ヶ国ありますので、1位で普通です。「殺人事件の発生率の低さ」は上に一ヶ国しかないのでこれは価値があると思うのですが、その項目が入っている中分類にあたる安全面の評価(Safety and security)は前回20位から22位にわずかに後退しています。
また他にも1位の項目がいろいろあって7時のニュースで紹介されていましたが、それらのうち「飲み水が安全」(Access to improved drinking water) は1位が 41ヶ国、「衛生的な環境」(Access to
improved sanitation)は36ヶ国、HIV感染率は57ヶ国と、まあ1位が普通的項目でした。それ以外の1位もほとんどは特に劇的に変化していない感じです。
「客の待遇」の項目で首位となり、「おもてなし」の心が高く評価された。も今回は Treatment of customers という項目名ですが、前回も異なる中分類に Degree of customer orientation というわりと似た項目で1位だったので、これが順位をあげた直接の要因ではなさそうです。
ちなみに何度見ても食に関する項目はありません。日本人は食事が旅行の重要な目的に入る一方、外国人はそうでもないと聞いていますが、もろですね。日本に訪れる人は食事が楽しみな人が多いと聞いていますから、そのうち食が項目に入り出すと順位に大きく貢献しそうです。
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