ラーマガ限定「NAKED」#044
麺や ふくろう『アジディープインパクト』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。それが「NAKED」なのです。
第44作目は馬橋の新進店『麺や ふくろう』が早くも参戦!店主の青木忍さんが創り出した一杯は、房総産の鯵と小麦を使ったNAKED。房総の豊かな恵みを表現した地産地消NAKEDが完成しました。
山路力也
今年2月にオープンしたばかりの新店が早くもNAKEDに参戦。新業態や別ブランド店を除けば、新店にお願いすることは稀であるが、こちらはまっさらの新店となる。店主の青木さんは新松戸にあった「麺あさひ」の店長を務めたほか、「山勝角ふじ」グループで県内外の新店立ち上げなどもやってきたベテラン。これまでも多くの限定メニューなどを創作してきた経験もあったので、今回お願いすることとなった。
まずその名の通りインパクト十分のビジュアルが凄い。黒いスープに黒い麺。千葉県産小麦である「ふさの麦」の全粒粉を使用した自家製麺は、まるで日本蕎麦のような色合い。ややボソっとした食感と素朴な風味が楽しい。なお、試作と撮影の段階では全粒粉の配合が定まっていなかったので、実際のものよりもやや色が濃くなっている。
スープには動物系素材は使わずに房総産マアジの焼き干しを使用。タレは大高醤油の「富士虎醤油」を使用。大高醤油の「フジトラ」ブランドは、大勝軒系などでも昔から使われている醤油。その中でも最高級の「富士虎」を贅沢に使用している。深みはあるのにスッキリと飲み干せるような、アジの旨味がほとばしるスープが良い。スープに浮かべる油もアジの油で、湯気と共に立つ焼き干しの香りが食欲を誘う。薬味のネギももちろん矢切ネギだ。
千葉の食材だけで作った地産地消スタイルのNAKED。海の幸、山の幸が豊富な房総千葉だからこそ出来るかけラーメンに、千葉県民の私も大満足。
山本剛志
新店とはいえ、ご主人は「麺あさひ@新松戸」の店長から、「山勝角ふじ」グループでの経験も豊富なベテラン職人。それだけにNAKEDを依頼する際にも驚きはなかったが、出てきた一杯には驚かされた。
今回のポイントは千葉県産の食材を使った「千産千消」。スープにはマアジの焼き干しのみを使ったので、その味のインパクトを楽しんでほしいという理由から「アジディープインパクト」と名付けられた。アジの匂いと旨みを存分に引き立たせるのが、山武市の大高醤油の「富士虎」を使用し、漆黒の色合いが目を惹いてインパクトは更に増大。細麺も千葉県産小麦として知られる「ふさの麦」を、全粒粉も含めて使っていて、その力強さと滑らかさを同居させた麺が、スープに絡まって楽しさも倍加していく。
海に囲まれ、醤油の名産地でもあり、麦も収穫できる千葉県ならではのNAKED。その深いインパクトを、この一杯で感じてほしい。
【NAKED #044】
麺や ふくろう(千葉県松戸市西馬橋1-5-10/JR線・流鉄線「馬橋」駅より徒歩8分)
「アジディープインパクト」600円
販売期間:6月19日(月)〜7月15日(土)
※一日10食限定メニュー
※売り切れの場合はご容赦下さい。
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。