ラーマガ限定「NAKED」#054
ラーメン大木戸『アサリとホンビノスのかけラーメン』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。それが「NAKED」なのです。
第54作目は梅屋敷の実力店『ラーメン大木戸』が満を持しての登場!店主の渕上勝吾さんが創り出した一杯は、スープ本来の味で勝負する調味料不使用の一杯。レギュラースープをベースにさらなる素材を加えて、大木戸のスープに更なる深みを与えた味わいに。素材の味が凝縮された無添加NAKEDが完成しました。
山路力也
NAKEDの場合、そのラーメンのためだけにスープや麵を新たに仕込む場合と、通常のメニューで使用しているスープや麵を軸にする場合と、大きくわけて2通りのパターンが存在する。今回の大木戸の場合はどちらかと言えば後者になるのだが、まったくと言っていい程新しい一杯になっていて驚いた。
今回改めて通常のスープについて詳しくお話を聞けたのだが、鶏スープと魚介スープのダブルスープの素材の複雑なこと。ホンビノスやアゴなどの個性が強い魚介系素材も織り交ぜながら、深みのあるスープを作っていた。そのベーススープにさらなる素材としてホンビノス、アサリなどを加えて旨味の濃度を上げ、逆に醤油ダレなどの調味料を排したことで素材の旨味がストレートに伝わる味になっているのだ。
確かにメニュー名通り、アサリとホンビノスが明確に感じられるスープだが、この名前でイメージするスープよりも遥かに複雑で遥かに深い味わいに驚くはず。飲み進めていくうちにどんどん表情が変わっていく。温度が下がり始めてからの味わいの変化もまたいい。普段あまりスープを飲み干すことを推奨はしないのだが、このNAKEDに関しては最後の一滴まで楽しんで頂きたい、そう思う一杯だ。
山本剛志
2014年に開店したこちら。「大木戸」の店名は、ご主人がかつて営業していた「ラーメンむろや」があった四谷に、甲州街道の大木戸があった事に由来している。「むろや」時代から限定ラーメンにも定評があった店なので、NAKEDを相談したら快諾をいただきました。
現在の大木戸のラーメンは、鶏ベースのスープにホンビノスやアゴなども加えた魚介系スープが絡んで、開店当初に比べても大きく変化している。そして、今回のNAKEDではその魚介系スープを主役に据えた、というか、アサリも加わった魚介系スープだけになり、具だけでなく醤油ダレも思い切って外している。確かに、ホンビノスやアサリといった貝類は独特の旨みが発揮されていて、タレがない事による物足りなさは全くない。
創作性の高いご主人なので、既に食べた人からは、醤油ダレを加えた「悪魔バージョン」や、スープを冷やした「冷やしバージョン」など、別バージョンのNAKEDも提供されているとの情報も寄せられています。皆さんも、是非店舗でご主人の技を楽しんでみてください。
【NAKED #054】
ラーメン大木戸(東京都大田区大森西7-7-17/京急線「梅屋敷」駅より徒歩7分)
「アサリとホンビノスのかけラーメン」700円
販売期間:4月16日(月)〜5月20日(日)※杯数限定ナシ(売切れになる場合があります)
※売り切れの場合はご容赦下さい。
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。