ラーマガ限定「NAKED」#018
まごころ厨房『能登大谷塩かけ』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。
通算第18作目となる3月は、東陽町の人気店『まごころ厨房』が登場!まごころ厨房自慢の黄金比「豚骨5:鶏ガラ8」のスープを調味せずにそのまま楽しむ意欲作!奥能登大谷塩を溶かして食べていくと味わいが徐々に変化していきます!まごころ厨房のストレートな味を楽しめるNAKEDが出来ました!
山路力也
個人的な話になるが、店主の橋本さんとは千葉で彼が「ロッキー橋本」をやっていた時からのおつきあいで、今から十年以上前に千葉での限定ラーメン企画などで色々お願いしたことがある。そんな橋本さんに東京のお店でラーマガの限定をお願い出来たことがなんとなく懐かしく、嬉しかったりもする。
これまでのNAKEDを見ていると、自分の店のスープを生かしたり、その方向性を維持したりする店と、まったく違う考え方で作る店と、大きく分けて2つの傾向が見て取れるが、今回橋本さんが創ったNAKEDは前者。橋本さんがたどり着いた黄金比と言う「豚骨5:鶏ガラ8」のスープをそのまま調味せずに使った。
タレなどを一切使わずとも、素のスープだけで十分美味しいスープ。しかし、能登大谷塩を溶かすとその表情が一変。今迄に感じ取れなかった旨味すら引き上げてくるような。塩の有無でこれほどまでにスープの味が変わるのか、と驚く事間違いなし。塩というものの存在をあらためて感じさせてくれる体験であった。
薬味のタマネギを別添えにしたのもスープの美味しさをよりストレートに感じて欲しいという配慮だと思うが、このタマネギも後半に入れると、さらにスープの味わいが変化する。それは味変と言っても良いレベル。素→塩入り→タマネギ入りで3通りのスープの表情を楽しんで頂きたい。
山本剛志
東陽町と木場の中間、洲崎の人気店として8年を経過。看板メニューの「濃厚しおらーめん」は、豚骨鶏ガラの動物系スープと昆布や煮干の魚介系スープをブレンドし、能登大谷の天然塩で味付けしている。今回のNAKEDでは、動物系スープと魚介系スープをブレンドしただけで麺とあわせ、能登大谷の天然塩を麺の上にちょこんと乗せている。
スープは塩を加えない段階でも、十分に旨みととろみが加わっている為、そのままでも美味しく食べ進められる。そして、塩を徐々に溶いていくと、塩でスープも引き締まった味になり、麺を啜る勢いが増していく。通常の塩ラーメンに乗るネギやゴマも乗らないので、塩とスープの出会いを明確に感じられる。ただ、全部溶かしてしまうとちょっと塩分を強く感じる。塩の量は通常の塩ラーメンと一緒だそうだが、最初に塩を使わずにスープを飲んでしまうので、その分塩が多めに感じられる。なので、早めに塩を溶きはじめるか、最後まで塩を少量残しておいた方がいいかもしれない。
麺は浅草開化楼の中太麺で、しっかり茹でられながらハリを失わない力強さが、動物系の濃厚なスープにマッチしている。「濃厚しおらーめん」の魅力を、麺・スープ・塩の3つだけで再確認できる「塩かけ」になっている。
【NAKED #018】
まごころ厨房(東京都江東区東陽1-25-6)
「能登大谷塩かけ」640円
販売期間:3月2日(月)〜31日(火)
※一日10食限り、夜の部限定メニューです。
※東陽町本店のみの販売になります(門前仲町店では販売しておりません)
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です