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ラーマガ限定「NAKED」#029
らーめん 五ノ神製作所『かけらーめん オマール海老の滴り』
実食インプレッション

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 ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。

 第29作目となる2月は、新大久保の人気店『らーめん五ノ神製作所』が満を持して登場!店長の石井功二郎さんが生み出した一杯は、贅沢にもオマール海老の身だけで取ったスープに、オマール海老の殻を使った香味油を合わせた、オマール海老100%の極上NAKED。オマール海老がまるごと入った奥深い味わいの一杯をご堪能下さい。


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 世の中に海老ラーメンというものがいくつもあるが、今回ほど海老をド直球に感じた一杯は無かった。それはそうだ、何しろスープはオマール海老の身だけで取ったもので、合わせた香味油はオマール海老の殻で取ったもの。つまりこのラーメンはオマール海老100%。これは五ノ神製作所でなければ作れないNAKEDだろう。社内の会議の中で、一旦は鴨を使ったNAKEDという話になったそうだが、店長の石井さんが「ウチらしくオマール海老でやらせて欲しい」と、このスタイルになったのだとか。確かに鴨よりもオマール海老の方が五ノ神らしい。

 通常のスープと一見似ているビジュアルだが、スープを一口啜るとその違いは歴然。動物系素材や野菜なども入っているレギュラースープと違い、こちらはオマール海老の身だけで取ったスープ。旨味のキレが違うのだ。敢えてその旨味を感じられるようにと調味は控えめにしてあるとのことだったが、いやいや全然塩味もしっかり感じられるし、何よりも旨味が強くて驚いた。さらに追い打ちをかけるようにオマール海老の殻を使った油が、甲殻類独特の香味を加えていてさらに海老感を強めている。麺はこのNAKEDのために新たに作られた幅広麺で、ねっとりとしっかりとスープをまとってくる。

 ビスクのようにも感じられる一杯ながらも、その味わいはやはりしっかりとラーメン。オマール海老の美味しさを見事に絞りきった、強烈なインパクトを残すNAKEDがまた生まれた。

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 「いつ樹」を皮切りに「五ノ神製作所」「五ノ神水産」と、個性的なラーメンを出している伊藤店主には、いつかNAKEDをお願いしようと考えていた。当初は「鴨白湯」と聞いていたが、過去のNAKEDに「鴨」があった事と「五ノ神」らしさを出したい、という事で、石井店長が提案したのが「オマール海老」。

 この店の看板メニューは、甘エビや伊勢エビも加え、動物系スープもブレンドした「海老リッチラーメン」だが、今回のNAKEDでは、オマール海老の身と少量のニンニクだけを使ったスープ。オマール海老のすっきりした口当たりが独特の味付けになっていて、ごくごくと飲みたい一杯になっている。麺はこのメニューの為に開発した、2種類の国産小麦をブレンドした平打ち麺を150g使用し、スープをしっかりと拾い上げていく。オマール海老の殻を使った油が丼から香りを立たせている点も嬉しい。

 このNAKEDのメニュー名だが、候補の中には「オマール海老搾り」というのもあった。「五ノ神水産」で人気の「搾り」の言葉を使うのもいいかな、と食べる前は思っていたが、食べてみたら非常にすっきりしながら海老の旨みも存分に発揮されていて、もう一つの候補にあった「滴り」という言葉がピッタリくる事に気づかされた。どんどん滴り落ちてくるオマール海老の味わいを、舌で喉で存分に楽しんでほしい。


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【NAKED #029】
 らーめん 五ノ神製作所(東京都新宿区百人町1-23-22/JR線「大久保」駅より徒歩1分)

 「かけらーめん オマール海老の滴り」880円
   販売期間:2月15日(月)〜3月14日(日)
   ※一日20食限定メニュー
   ※系列店(いつ樹、つけ麺五ノ神製作所、鮮魚らーめん五ノ神水産)での販売はありません。
   ※売り切れの場合はご容赦下さい。
   ※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。