ども、昨日も梶浦由記さんの現場から、StylipSへのはしご、というなかなかありえない体験をさせていただいた、クソイベンター吉田ですw年間、ホントに200現場ぐらいおじゃましてるんですよねぇ。司会させていただいていたりする現場も、含めて、ですが。
で、昨日、StylipSのライブ終わりで、次のようなツイートさせていただいたところ、意外に反応が大きかったのですが……!
https://twitter.com/yoshidahisanori/status/241849939729211392
「アイドルファンと声優ファンは見分けられるのか」というお話ですが、もちろん、最終的にはその方個人の心のなかの問題なので、完全にわかるとはいえませんが、なんとなく、わかります。なので、ちょっと、ここに書かせてもらおうかと。
すごーく端的に言うと、「アイドルファンは野性的」「アニメファンは草食的」です。
ステージに対する反応が、ちょっと違います。まず、ステージが始まる前の「待ち方」が違う。
アニメファンは、ライブが始まる前から、ガンガンにテンションを上げて待っているか、というと、それほどでもない。特に、招待制でペアじゃない場合のライブとかは、友達と来れてないから、そりゃもう、静かというか、すっごい緊張しながら、待っててくれます。で、ライブが始まると、はじめからガーっとテンションを上げてくれることもあるけど、ゆっくり温まっていくことも少なくない。そのかわり、一度熱せられると、パフォーマンスにちょっとした瑕疵があっても、ちゃんと待っててくれる、ライブを助けてくれることが多いです。
それに対して、アイドルファンは、ライブが始まる前から、「やったるぜ!!」という空気を出していることが多い。ライブが始まる前からテンションは高めで、本人出てこなくても大丈夫なんじゃないかw と思えるほど楽しんでいることが少なくないです。で、ライブの当初から、大体テンション最大です。で、さらに、ステージ上からの呼びかけには、かなり食い気味に反応してくれます。だから、ステージ上でアイドルが言うことを、すっごくよく聞いている。だから、面白くない、というか芳しくないアイドルの言動に対しては、一瞬、ちょっと厳しい空気を返すことも。ただ、すぐ挽回する空気を自ら作りますし、野次って突っ込んで返して、面白くするチャンスをファン側から提供したりもしていますしね。
で、ライブが終ったあとの反応。
アイドルファンは「批評家」的です。で、ライブが終わったあとも「批評」していることが多い。そして、その批評が適当かどうか、言葉の表現も凝ろう、面白い言い方で語ろう、という意図がある。ファン同士で、その人の発言権の大きさはその面白さで決まる感じです。
一方、アニメファンは、「信者」的。いかにそのライブを自分が楽しんだか、そして、今後にいかに期待しているのか、という事を語っていることが多いかと。そして、何度ライブに足を運んだか、どれだけグッズを入手しているか、どれだけその対象を愛しているか、というコミットの具合が重要。で、声優さんやクリエイターと本人の関係が重要で、ファン同士での評価はあまり気にしていないというか。自分が好きなら好きであり続ける感じ。
当然だけど、これはどっちがいい、って話じゃないし、完全にくっきり分かれているわけではなくて、(昨日のStylipSなんてまさにその典型)そのひとなりの楽しみ方であることに何の問題もないですが、個人的にはアイドルも声優さんもアニメも好きな人間として、世間一般の人がアイドルファンもアニメファンもごっちゃにしているけど、その微妙な色合いの差を、僕らは大切にしているんだよー、ってことは、ちょっと言いたいです、ね。アイドルマスターの現場、基本的にあんまりアイドルファンいなくて、声優さんのファンが多いんだよなー、とか。
いずれにしろ、好きなモノがある人生って、たのしくて、いいよねw
コメント
コメントを書く最近の状況を見ていると、「声優ファン」は「アニメファン」ではなく、どちらかと言うと「アイドルファン」して分類した方がしっくり来る気がします。
声優の仕事はまずアニメなりゲームなりの作品ありきで、そこから始まっていると言って良いと思うのですが、アニメの出来や評価、感想を抜きにして新人声優を推す人がここ数年増えた印象です。
その声優を応援したいがためにライブに行き、イベントに行き、ラジオに投稿して、そのためにアニメを観るといった感じです。本来アニメの延長線上にあるはずのイベントやアニラジの存在意義の関係がその人の中では逆転していることもしばしば。
そういう人達こそ「信者」的であり、純粋にアニメを楽しんでいる人達の方が冷静な「批評家」であることの方が多いんじゃないかな、というのが自分の意見ですね。
こういう見方をすると何か色々と面白く見えてくる
ご丁寧な説明、ありがとうございます。
なるほど~。とっても面白いです。
僕は、アニメファン側にかなりあてはまってました。始まるまでドキドキとか、あとはファン同士での評価はあまり興味がなくて、自分が好きなら好きという感じです。
今までにsphereのライブに参加したことがありまして、あと今回のstylipsもアニメタイアップの3曲が生で見てききたくって応募してしまったという経緯ですので。
やっぱりアニメファンなんだな~と納得してしまいました。w
そうゆう見方があるんだ。アイドル、声優両ライブはまだ行ったことないから分からないけど、
野球観戦に置き換えたら理解できた。
プレイボール前は応援合戦等でここでいうアイドルタイプで、
試合終了後は勝ったらそのままアイドルタイプに行くし、
負けたらアニメファンタイプになるし。
何に置いても、両端なタイプがあるからこそ面白いんだなと思った。
なるほど。正しく受け取れてるかは分かりませんがわかります。
僕の場合は特撮ヒーロー、時代劇、アニメ(17時〜19時)をよく見てたというベースがあって、
「モーニング娘。(推しメン卒)→友達に深夜アニメの存在を教えられる→スタッフロールの声優に興味をもつ→ちょうど『けいおん!』が盛り上がった→キャラソンの存在を知る→気付いたらスフィア」
なのでアニメ(声優歌手も含む)ファン、アイドルファン両方の気持ちがわかるつもりですwついでにL'Arc〜en〜Ciel、hide等、違う領域の歌手ファンでもあります。
【自分が好きなら好きであり続ける感じ。】←ファンってまさにこういう人達って思います。ただ、応援する対象に迷惑をかけてる(と気付いてない場合も)人は本当のファンではないなと思います。ただ目立ちたいだけかな?と思ってしまう。
イベントについて回る問題は、勝手に盛り上がってマナーを無視し、観客・主催者サイドに迷惑をかける人達ですよね。たぶん、どの現場にもいるのではないかと思います。
なんか記事内容からは脱線してしまった感がありますが。。。世間一般はひとくくりでオタクってのは間違いないと思います。それって今でも一般のメディアが報じるのはどちらかというと“萌え”ばかりが目立っていて、免疫のない人には伝わってないからだと思う。免疫のない人が普通、美少女の絵が描かれた抱き枕カバーとか急に見せられたらひくでしょう。
↑
某珍百景番組ですねww
インタビューにしても、「オタク=キモい」に結びつけられるようなコメントばかり抜き取っている気がします。酒でも飲んだようにテンションの高い方々とかw
まぁ、一般だと時間が短いからインパクトの強い事柄を取り上げてるんでしょうけどね。
もちろん、好意的に取り上げてくれるメディア(業界のことを1から教えてくれるような番組)はたくさんありますよ!
NHKのMAGネット、BSジャパンのジャパコンTV(←基本的にオタク文化に興味のない父ですら見てる)...etc
自分の前回コメントへの補足です。
我が家は趣味に寛大なのでwとやかく言われることはありませんが、やっぱり深夜アニメは免疫のない家族の前では見せられない作品が多いです。『あの花』とか『花咲くいろは』は親も見てましたが。おっぱいアニメとかあるわけですからww 女体強調、そういうの多すぎる印象です。いや、決して嫌いじゃないですけどねw
一般の人から見たら「美少女のエッチな作品が好きな人達」ととらてもおかしくないと思うんですね。
【いずれにしろ、好きなモノがある人生って、たのしくて、いいよねw】←本当にこれにつきますよ。僕はなにかしらの趣味がないと生きていけませんwww 人付き合いにおいても趣味から広がっていくことが多いと実感してます。
ドルヲタですけど、全部当たってて怖いw
確かにそうだなぁと思いました。
どっちもなったことありますwでもアイドルファンはPPPHして、アニメファンはアイドルファンのPPPのあたりでサイリウムをぐーっと前に押してHの時にサイリウムを振るとかあって逆に面白いなって思いますよ!
自分は好きな声優もいるし、好きな歌手もいるが、インドアの私はライブにまず行かない。
だから、自分は当てはまらない。
吉田氏は、よくライブ行くと話すが、私のようなライブ拒否派が、行きたくなるような話をしてほしい。
少なくとも吉田氏のラジオでは、アイドルのすごさは伝わるが、ライブ行こうにはならない。
なぜ、ライブじゃないといけないのか?
その答えを示してくれそうなアナだから期待している。
ぜひライブに行きたくなるような話を期待する。
9月に北海道の「どうでしょう祭」に行ってきた(道民にとって彼らはアイドルですので^^)
熱心なファンは三日間すべて開場数時間前から並び、ステージ前では歓声を上げメンバーの言動にもダイレクトに反応する
その一方で、ゆるいファンには本人たちの姿すら見ずに会場限定グッズだけ買って帰る人もいる
「自分が好きなら好きであり続ける」というスタンスのいきつく先は、こういう光景なのかもと思ってみたり・・・