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スマイルさん のコメント

はじめまして、私は介護施設で中間管理職をしている総司という者です。

半月ほど前、施設内の他部署のご利用者お一人が、新型コロナウィルス陽性と判定されました。
少し発熱した程度の軽症ですが入院となりました。
それ以降、その部署とその他の部署の往来は原則禁止となりました。
職員の休憩場所も別々となりましたが、ご利用者にインフルエンザ感染者が出た場合もこのような措置を取るので、
過剰ではない普段通りのリアクションです。

さてその次の日でしょうか?
私が勤務していると、その日は公休に当たる直属の女性上司より一本の電話が私宛にありました。

「今、Aさん(我々の部下にあたるオジサンで、その日は公休)から私に電話があった。他部署にコロナ陽性者が
出たらしいが、感染対策はきちんと出来ているのか? と興奮している。私は、その部署との往来は禁止になった旨を伝えたが納得できないらしく、『僕が感染して死んだら、あなたは責任を取ってくれるんですか!? と騒いでいる。
私は彼に、『自分の職場でもコロナ感染者が出る事は容易に想像できていたでしょ?』等と説明してみたが、
『もう仕事に行きたくありません。明日から休みます』そう言って電話を切られてしまった」

との事でした。

いやぁコロナ脳おそるべし。
もうすぐ定年を迎えようとしている良い大人がこれでは情けない。
しかし、まずい事になりました。
Aさんに限らず、コロナに関しては他の職員たちも同程度の知識。
もしAさんがコロナ怖い怖い病で休んでしまうと、それを知った別の職員も影響されて休んでしまうかもしれない。
そんな事になったら現場は崩壊する。
これはみんなのコロナ脳を解かなくてはならない、
よしりん先生や木蘭さんのようにデータに基づいた資料をまとめ、職員達に提示しよう。
そう考えた私は早速資料作成に取り掛かりました。

すぐに私は、
「インフルエンザウィルスと新型コロナウィルス、その他疾病や死因による死者数の比較」
という資料をまとめました。
…コロナの死者数よりもインフルエンザや喫煙、交通事故、餅による死者数のほうが多いんだよ?
人間が生きていくというのは、様々なリスクにさらされているわけで、コロナだけじゃないんだよ?
コロナは大して怖くないから。
そんな内容です。

それから一週間程度の間に私は
「緊急事態宣言の無意味さを分科会資料から読み解く」
「PCR検査の無意味さ&今までの総まとめ」
という二つの資料を作成し、職員が普段目を通すノートに「こんな資料を作成しているので、興味のある方は
目を通してみてください」とあくまでも強制ではないからね、という前置きをしたうえで資料を添付しました。

内容はタイトルが概ね察しがつくでしょうから詳しくは書きません。
ただ最後のまとめとして
「自分の頭でものを考えないと、かつてのドイツや日本のように、ユダヤ人やハンセン病の人達への差別・迫害に
加担するような恐ろしい結果になるかもしれない」
「今の日本で一番犠牲になっているのは子供達だ。子供は未来、希望だ。生命至上主義の大人達は、生きる事や死ぬことについて考えておかなければいけない、自粛によって子供達には様々な弊害が現れている。それで良いのか?」
「かつてニーチェは大衆を『畜群』と呼び批判した。このコロナ禍と言われる現在は『人間』に残るか『畜群』に
堕してしまうかの分水嶺だ。『人間』に残りたければ、自分の頭で物を考えよう」
といった点は強く訴えさせていただきました。

結果はどうだったか?
読んでくれただろう職員と読まなかっただろう職員は半々くらいでした。
強制ではありませんので読んでくれなくても、それは仕方ない事です。
読んでくれたであろう職員は、職場のテレビでニュースが流れても、一切意見を言いません。
私が危険思想の持主と勘違いし、口をつぐんでいるように見えます(なんだか笑えるんですけどね)。

しばらくすると私の資料は上司により撤去されました。
上司からは納得のいく説明を受けており、私も撤去される事は想定済みだったので文句は一切ありません。
(そもそも職場のノートに添付しちゃダメだろ笑)
ある職員が上司に
「役職にある者がこのような資料を添付するのは、読めと言っているようなものだ」
「表現に乱雑な部分がある」
「まるでユーチューバーだ」
等訴えた事が撤去の原因のひとつだそうです。

文句は大いに結構なんですが、願わくば資料の内容についての反論が欲しかった。そうであれば生産性があって良かったとは思います。
その職員はプライドが高い為、特にまとめの部分に関して身につまされるところがあり、何だか怖くなってしまったのでしょう。
まぁ、全て資料に目を通してくれたっぽいので、その点はありがたいとは思っていますし、もしかしたら変化する可能性もあるかもしれません。もしかしたらですが…。
しかしユーチューバーはレッテル貼りですよね?
私には、ダメなユーチューバーのように承認欲求はありません。
私はただ、職場の平穏を目的に行動したまでです。
私はこのコロナ禍を一刻も早く終わらせたいと願う、ただの一国民にすぎません。
私は同じ日本人が、こうも畜群に堕していくサマを見ているのが悔しくて情けないだけのただの男です。

私の行動は失敗に終わりましたが、このままでは終わりません。
第二波、第三波を狙っていきます。
負けてたまるか馬鹿野郎といったところです。

ちなみに例のAさんですが、電話のあった次の日、しゃあしゃあと職場に現れています。

「昨日はお酒を飲んで酔っぱらっていました。ごめんなさい」

との事でした。
私の免疫力はが一気に低下した事は言うまでもありません笑
No.167
41ヶ月前
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第378号 2020.11.17発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…アメリカ大統領選挙では、「コロナを恐れるな」という態度を取り続けているトランプが勝った方がいいと思っていたのだが、どうやらバイデンで決まりのようだ。ここで注目したいのは得票数で、バイデンが約7500万票、トランプが約7100万票、バイデンのみならずトランプまで、過去史上最多だったオバマ前大統領の6945万票を上回っている。そして、なぜバイデンがここまで得票を伸ばしたのかといえば、アンチ・トランプだからである。勝敗を分けた「郵便投票」から見える、アメリカの民主主義の現状とは? ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…このライジングでの連載や、まもなく発売される『新型コロナ 専門家を問い質す』の執筆にあたっては、数々の専門書を読んでウイルスや免疫の勉強をしたが、とりわけ「免疫学の権威」として、たびたびその名を見聞きするようになった宮坂昌之・大阪大学名誉教授の過去の著書からは、学ぶことがいくつもあった。ところが、その宮坂教授が、最近、首をかしげるような文章を書いていた。免疫学の権威を問い質す! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!現時点で地球上最大の権力者は誰?マルちゃん正麺の漫画が炎上した件をどう思う?理想とする男性は?トリチウム水の海洋放出は大丈夫?東日本大震災の時のように、天皇陛下はコロナ禍に対してメッセージを出すべき?歴史上で全体主義に抵抗していた人のリアルはどういうものだった?愛って何ですか?「SDGs」をどう思う?いま「最強」と思う漫画は何?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第397回「米大統領選は臆病者の民主主義」 2. しゃべらせてクリ!・第335回「愛情と飛沫のぺろぺろハリケーンぶぁい!の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第191回「免疫学の権威を問い質す」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第397回「米大統領選は臆病者の民主主義」  いよいよ明日・11月18日、わしと泉美木蘭さんの共著『 新型コロナ――専門家を問い質す (略称・コロ問い)』(光文社)が発売される。  この『小林よしのりライジング』や生放送『オドレら正気か?』において二人で唱えてきた主張の、現時点での集大成であり結晶だといえる。  果たして、これに答えられる専門家はいるだろうか?  アメリカ大統領選挙では、「コロナを恐れるな」という態度を取り続けているトランプが勝った方がいいとわしは思っていたのだが、どうやらバイデンで決まりのようだ。  バイデンは新型コロナ対策を次期政権の最優先課題と位置付けているが、やろうとしていることが全米でのマスク着用の義務化と、WHO(世界保健機関)への復帰だというから、最悪だ。  これに影響されて、親米・微米・従米の日本でも、またコロナ脳・マスク脳が強化されかねないと思うとうんざりする。  そうなる前に、 『コロ問い』 が日本中に普及すればいいのだが。  さて、その米大統領選についてだが、トランプは選挙結果に不正があったなどとゴネまくっているが、もう結果が覆ることはないだろう。なにしろ世界各国との外交が始まってしまっているのだから。  ここで注目したいのは得票数で、バイデンが約7500万票、トランプが約7100万票で、バイデンのみならずトランプまで、過去史上最多だったオバマ前大統領の6945万票を上回っている。  史上最多記録を塗り替える数の票を集めながら敗れたのでは、トランプが諦めきれないのも無理はない。  しかも、 なぜバイデンがここまで得票を伸ばしたのかといえば、実はそれは、トランプのお陰だ。アンチ・トランプだから、票を掘り起こせたのだ。   今のアメリカは「トランプ絶対信奉派」と「アンチ・トランプ」に二分されている。  今回の選挙は「トランプVSバイデン」の戦いではなく、「トランプVSトランプ以外」の戦いだった。民主党の候補はアンチ・トランプでさえあれば誰でもよくて、別にバイデンでなくても、サンダースでも誰でもよかったのだ。   トランプは完全に自分のキャラクターの魅力だけで票を取っていた。  しかし、バイデンのキャラには何の魅力もないし、政策や実績が評価されて票を取ったわけでもない。ただただ、「トランプではない」というだけの理由で票が入ったのだ。   奇妙な話だが、どちらにしてもトランプが基準であり、トランプだけの影響力によって、両者ともにオバマの史上最多得票数を上回ってしまったわけで、そこがすごいところである。  しかも、勝敗を分けたのは 「郵便投票」 である。  投票所の開票ではトランプが優勢だった州でも、郵便投票の開票が加わった途端に覆されていったために、トランプはツイッターで 「私は昨夜の時点でほとんどの場合、民主党の知事が治める主要な州で確実にリードしていた。しかし、突然出てきた票が集計され始めると、それが次々と魔法のように消えていった。とても不思議だ」 と発言した。  さらにトランプは 「郵便投票の票の束を集計するたびに、なぜこんなに票差が変化し、なぜこんなに破壊力があるのだ?」 として、郵便投票に不正があったと主張した。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!