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magomeさん のコメント

岸端編集長、小林師範、時浦師範代、今週も配信、御疲れ様です。それと、「しゃべクリ」MVPありがとうございます。私にとって記念すべき、初MVPだったので、獲得の一報を見るや思わず年甲斐もなく「やったー!」と叫んでしまいました。これからは2度目のMVPを目指して、新参者を含む多くの方々の寄稿と比較して切磋琢磨しながら寄稿していこうと思います。

さて、今週のライジングの感想ですが、「自衛隊も殉職、戦死したならば靖国神社に参拝すべし」の一言には「よくぞ言って下さった」と心の中で思いました。嘗て、山口県護国神社を訪れたときに山口県でも県内で殉職した自衛官が5名ほどこの護国神社に祀られていたのですが殉職した自衛官の恋人が「政教分離」を理由に自衛隊と国を相手に起訴をして問題となってしまい、この「政教分離」問題以降、殉職自衛官を祀っていないとのことです。

しかし、今年も海上自衛隊の幹部候補生が練習艦隊で遠洋練習航海に出る前に靖国神社に昇殿参拝をしたのですから自衛隊が殉職、戦死した時には靖国神社に祀られるのは当然のはずなのです。リバタリアンというのはいわば、無政府個人主義の事であり、国が間違った戦争に駆り立てる可能性があると言っていますが、人間が人間である限り、集団で生きていくことは避けられないことから結局は集団を纏めるには役割分担が必ず生じ、その結果、統率するものとされるものに分かれて権力と権威が必要となってくることは人類の歴史を見れば必然であって、国家という共同体の最大限の単位が消えたとしてもより小さな共同体の中に国家と同じ機能が生じ、その結果、争いはより苛烈なものになり、より無数の間違った戦争が生じるということも戦争や紛争の歴史を少しでも調べれば明らかなのだと思うのですが、なぜに、リバタリアンはこのことに気がつかないのか解りません。支那大陸では王朝が崩壊する度に大陸で民族間や派閥による争いが絶え間なく繰り返されてきましたし、明治45年に発生した辛亥革命から昭和24年の中華人民共和国成立までの支那大陸の歴史を見れば国家がなくとも争いは絶え間なく続けられることは明らかですし、アフガニスタンやイラクなどの中東やアフリカで絶え間なく勃発している紛争をみれば、国家が関与、存在せずともお互いの所有物や人命を破壊しあう争いはいくらでも起きています。
 それに今の日本でも家を出る時は勿論、家にいる時でも鍵をかけている場合が多いことから国家が関与しなくてもお互いに争いが生じることを身近な人々でも無意識に警戒しているのがすぐにでもわかると思います。現在でも国家の関与を否定するには国家の関与をできるだけ下げる強い自治意識をできるだけ高めるという江戸時代を参考とした純鎖国体制を築き上げていくことが必須のはずなのですがリバタリアンの誰一人、この江戸時代についてすら触れていないし参考にしようとしていないことから、結局はリバタリアンは共産主義を目指す含む左翼と同じく人が人であることを否定したうえに成り立つ、達成不可能な机上の空論を求めていることにしかならないわけです。
 例え如何なる戦争でも前線に立って倒れ散った英霊には戦争を止めるか、継続するかの選択権などないことは誰が見ても明らかですし前線に立っている兵士は徴兵であれ志願であれ、自らの信条と葛藤しながらも最終的に前線に立って奮闘することを良しとして、万に一つの時に備えて信じられる物語(我が國の場合は靖国神社に祀られる英霊)を心に秘めて戦っているわけですから英霊として祀るくらいの気概を国が持たなければ自衛隊が戦死した時には生き残った戦友や遺族も居た堪れない気持ちとなることは誰が見ても明らかでしょう。
 それに、もし、自衛隊が戦争に参加してゲリラやテロリストに悩まされ、挙句の果てにテロリストやゲリラと間違えたうえでの民間人虐殺の疑惑を懸けられたときに、今の国家が自衛隊に対して名誉を守り続けることが出来るのでしょうか?なんだか、戦闘で戦死したり殉職した自衛官を始めは絶賛していて、虐殺の疑惑がかけられた途端に手のひらを反して自衛隊員を犯罪者扱いして見捨てるのではと思えてなりません。石破議員が軍法会議を考えているのも実は、集団的自衛権行使で自衛隊が虐殺に加担した時のことを想定しての事なのではないのかと思えてならないのです。
 靖国神社で「不戦の誓い」をほざいて英霊を侮辱するような輩には自衛隊の名誉を護れるとは思えないし、そのような無礼な輩が男である場合、女性を人間として尊重することなど不可能であり、こんな内閣に騙される女性も男尊女卑の習慣を断ち切れるだけの力を持っていない。
No.35
119ヶ月前
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第93号 2014.7.15発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、珍妙な商品が盛り沢山(!?)の『おぼっちゃまくん』キャラクターグッズを紹介する「茶魔ちゃま秘宝館」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…靖国神社をめぐる言論状況は刻々と変わっている。首相が参拝しさえすれば良いのか?安倍首相の靖国参拝に対して米国政府が「失望した」と表現した意味とは?そもそも靖国神社は何のための神社なのか?反知性主義がはびこる自称保守派への警告!保守も知らない靖国神社の真実を直視せよ! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!神社界が男系固執と聞いて参拝したくなくなった、でも英霊への尊敬の念は変わらずある…この気持ちどうすれば良い?大河ドラマ『軍師官兵衛』、信長と光秀の描き方をどう思う?AKB48の「恋愛禁止条例」ばかりがクローズアップされる現状をどう思う?幼稚園児の息子のバッグに女子からのラブレターが…!黙って見守るべき?「美尻」とはどんなもの?もし徴兵制が敷かれたら自分は耐えられそうにないし、今の日本の指導者に命じられても納得がいかない…自分のような弱い人間は、この問題をどう考えるべき?…等々、よしりんの回答や如何に!? ※ウィキペディアの記事を徹底的に添削しちゃう大好評「よしりんウィキ直し!」。今回は冒頭から想定外の爆笑に見舞われるこのコーナー。が、しかし!本題の『天皇論追撃篇』では男系固執論者の救いようのない「男尊女卑感情」が明白に!皇室を消滅に追いやる真の「売国奴」は誰なのか!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第94回「間違った戦争でも靖国神社に祀るか?」 2. しゃべらせてクリ!・第54回「女装家・ぽっくんが眩惑しちゃるぶぁい!の巻〈後編〉」 3. よしりんウィキ直し!・第24回「ゴーマニズム宣言⑭:『天皇論追撃篇』(新天皇論)⑩」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第94回「間違った戦争でも靖国神社に祀るか?」 『 保守も知らない靖国神社 』(ベスト新書)が発売された。  靖国神社をめぐる言論状況は、10年前と現在では全く違っている。それなのに自称保守論壇の頭脳は完全に硬直化していて、10年前の議論をそのまま繰り返し、「首相の靖国参拝に反対している国は中国・韓国だけであり、そんなものは気にせず堂々と参拝すればいい」とばかり言っている。  昨年末の安倍首相の靖国参拝に対して米国政府が「失望した」と、かつてない強い表現で非難したことの意味など、まともに考えようとはしない。  自称保守派の知性の劣化現象は目を覆うばかりで、もはや靖国神社が何のための神社であるかも知らず、安倍首相が何のために靖国に参拝したのかを意識することもなく、ただ首相が靖国を参拝したというだけで大喜びしている。  安倍晋三の参拝は、実は靖国神社を侮辱したものであるということになど気がつきもせずに。 『 保守も知らない靖国神社 』は、そんな自称保守派にはびこる反知性主義に対する警告として、現在の靖国神社を巡って考えておかなければならない論点を考え得る限り網羅した一冊である。  発売翌日には、早くもAmazonのレビュー欄に最初の書き込みがあった。ところが評価が☆1つだったため、またネトウヨが読みもせずに罵詈雑言を書き込んだかと思ったのだが、読んでみるとそうではなかった。 著者の靖国神社擁護論にはまったく賛同できないが、靖国の本質が「日本を戦争できる国にするための神社」であるという主張そのものは、完全に筋が通っている。著者の意図とは裏腹に、靖国神社が日本人にとっていかに危険な存在かを再確認させてくれる、ある意味で貴重な本である。  …と、主張そのものには「完全に筋が通っている」と認めた上で反対していたのである。  ただし「著者の意図とは裏腹に」というのは違う。ちゃんとわしが意図して「危険な存在」だと知らせたのだ。平和の施設ではないし、慰霊さえすればいいという施設でもないと。  さらにレビューはこう続く。 著者は、保守派とされる政治家が靖国に参拝して、「我々は二度と戦争はしません」と誓うことほど、英霊を侮辱する行為はないと憤る。なぜなら「靖国神社は、日本を戦争できる国にするための神社である」(191頁)からだ。 米国の戦没者遺骨収集事業を見るがいい。実に専門的、科学的、組織的、そして総合的に行われている。なぜそこまで熱心なのか。「それは、『次の戦争』を前提としているからである」と著者はいう。「若い兵士に対して、たとえいつどこで死ぬことになろうと、自分たちは決してあなたを忘れない、どこで死のうと、必ず骨は祖国に帰してあげるという態度を明確に国として示しておかないと、次の戦争ができないのである」(188-189頁)。この指摘は正しい。国家が戦死者を祀るのには、それなりの理由があるのである。 靖国神社も「次の戦争」のための神社であらねばならない、と著者は強調する(207頁)。そのためには、参拝者の増減で財政が左右される民間の宗教法人であってはならない。「やはり国営化しかない」(289頁)。靖国神社が国家による戦争を精神的に支える装置であるならば、そのような結論になるのは至極当然である。  きちんと読んで、内容を理解している。  だが内容を理解した上で、このレビューは結論において本書を否定するのだ。 もちろん著者の脳裏には、国家が間違った戦争に国民を駆り立てる可能性など、寸毫たりともよぎりはしないのだろう。もしあなたが国家指導者も誤りを犯すことを知っているならば、彼らが靖国の権威を高めようと躍起になるときは、用心したほうがいい。著者が教えてくれたように、靖国は戦争をするための神社なのだから。  おそらくレビュー筆者は『 保守も知らない靖国神社 』以外のわしの言論活動は知らないのだろう。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!