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石川 温の「スマホ業界新聞」
2013/04/13(vol.029)
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《目次》
1.夏商戦は「LTEの高速化」が熱い
━━KDDIはiPhone5で100Mbpsを実施か?
2.ビッグデータで頭を使う孫社長
━━ソフトバンクの躍進を支えるOracleクラウド
3.Facebook Homeを一足先に試してみた
━━スマホの楽しさを再発見する次世代UI
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.夏商戦は「LTEの高速化」が熱い
━━KDDIはiPhone5で100Mbpsを実施か?
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新年度を迎え、業界的にはそろそろ夏商戦向けモデルの準備が始まりつつある。例年であれば、夏商戦向けの新製品発表会は、5月の連休を過ぎた頃から月末にかけて各社が開催するが、今年も、同様のスケジュールとなりそうだ。
昨年末の冬商戦から春商戦にかけての「トピック」といえば、5インチ、クアッドコア、フルHDといったスペックが注目を浴びていたように思う。もはや、各メーカーのフラグシップモデルは、このスペックが当たり前になった。では、夏商戦はどんな「トピック」が盛り上がるのか。
わかりやすいところでいえば「LTEの高速化」だろう。
NTTドコモは、すでに国内最速として112.5Mbpsのサービスを6月現在、50都市で展開する予定だが、対応するスマートフォンは「Ascend D2 HW-03E」のみに限られている。対応チップセットが、ファーウェイの関連会社であるハイシリコンしかできていなかったためだ。
NTTドコモでは2013年度中に150Mbpsのサービスも開始する。クアルコムが、2013年度中にSnapdragon 800シリーズの「MSM8974」を投入。Category 4をサポートし、下り最高150Mbpsとなることから、エリアと端末が出そろい「高速なXi」をアピールするものと思われる。
一方、KDDIも「高速化」を訴求してくると見られている。今週、ネット上には、総務省の電波利用ホームページ、無線局免許状情報からの引用で「KDDIが2.1GHz帯での15MHz幅を使ったサービスを始めるのではないか」という情報が飛んだ。
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