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石川 温の「スマホ業界新聞」

                   2014/03/08(vol.074)

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《目次》
1.NTT禁止行為規制の件でSB嶋聡社長室長と再会してきた
━━独占回帰阻止はドコモと議論がかみ合うのか
2. NTTドコモとソフトバンクがNPO募金プラットフォームを開設
━━2社で大きく異なった広報アピール術
3.MVNO普及促進には何が必要なのか
━━MNO対MVNOで見えてきた市場拡大への課題点
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記

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1.NTT禁止行為規制の件でSB嶋聡社長室長と再会してきた
━━独占回帰阻止はドコモと議論がかみ合うのか
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 2月15日に配信したメルマガでの「NTTドコモを縛る電気通信事業法30条3項」、17日に日経新聞電子版に掲載された「ドコモ縛る独占規制の功罪 通信激動時代の最適解は」という記事に対し、某キャリアからお呼び出しがかかったというのは、2月22日のメルマガで報告した通りだ。
 すると今度は、別のキャリアであるソフトバンクの嶋聡社長室長から、「石川君、久々に再会したい」と広報部経由でお声がけをいただいた。
 実は嶋室長とは共通の知人がおり、「光の道」論争の遙か前から何度か面識があったのだ。今回、自分が書いている一連の記事を見て、伝えたいことがあったらしい。
 2月12日に行われたソフトバンクの決算会見で、孫社長が「ドコモが我々と等しく競争するのはいいのではないか」と語っていたのだが、嶋室長は「シェア40%と30%では全然違う。向こう(ドコモ)の背中が見えたかと思ったらルールを変えるのは納得がいかない。民間企業がトップになってはいけないのか」と孫社長の発言を覆した。
 ソフトバンクの主張としては、大きく3点ある。