閉じる
閉じる
×
24時になるころ、オレは夢の中でバスに乗った。
今回は、バスの中にいるのは、あのきぐるみだけだった。リュミエールの姿も、グーテンベルクの姿もない。
オレは最後尾の座席に腰を下ろす。
ソルのスマートフォンが奪われた、と告げると、少年ロケットのきぐるみは言った。
「なるほど。そりゃ大変だ」
ちっとも感情のこもっていない言葉だ。
オレはバスから窓の外を眺める。みえるのは相変わらずのトンネルだ。オレンジ色の光が、ほんのわずかな時間だけオレを照らして、すぐに後方へと流れていく。
「あのスマートフォンだけは、取り戻したい」
「もちろん。ソルの協力は必要だ」
「どうすればいい?」
「オレが知るかよ。ただの少年だぜ?」
「ロケットだろ」
「ロケットは空の飛び方しか知らない」
やっぱりこいつは頼りにならない。わかっていたことだが。
ソルからのメールを思い出し、オレはきぐるみに尋ねる。
「そういや、お前はなんで、そんなにぼろぼろなんだ?」
きぐるみはあちこちが傷ついている。
とくに顔の半分が、大きく裂けているようだった。
だがきぐるみは、首を傾げる。
「オレはぴんぴんしてるぜ?」
「そうはみえない」
「そんなことよりも、ほら」
きぐるみがバスの外をまるっこい手で指す。
「未来がはじまるぜ?」
バスが、トンネルを抜けた。
子泣き少将@優とユウカの背後さん @conaki_pbw 2014-08-09 00:00:34
おっと更新が
MIRO @MobileHackerz 2014-08-09 00:00:46
@tos まだ終わらないw
雑食人間@3D小説大阪現地愛媛遠征組 @zassyokuman 2014-08-09 00:03:04
小出しですか。やっぱりスマホはソルが取り返すのか。
ナンジュリツカ@(有)ギルベルト・警備員 @nandina_citrus 2014-08-09 00:03:42
あ!更新来た。久瀬くんが少年ロケットがボロボロな理由聞いてる。元気だけど、見た目ボロボロなのか。うーん、これはそのまま受け取っていいの…かな。どうだろう。
※Twitter上の、文章中に「3D小説」を含むツイートを転載させていただいております。
お気に召さない場合は「転載元のアカウント」から「3D小説『bell』運営アカウント( @superoresama )」にコメントをくださいましたら幸いです。早急に対処いたします。
なお、ツイート文からは、読みやすさを考慮してハッシュタグ「#3D小説」と「ツイートしてからどれくらいの時間がたったか」の表記を削除させていただいております。