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1→22→40→。離婚した両親。父親のもとで暮らした男は父が用意した革靴が嫌いだった。男はクリスマスに母親から履き潰すための靴を買ってもらったが、なかなか履けずに隠していた。しかし、通いの家政婦に見つかり捨てられてしまう。までは分かっている。
※
はやい!
――どうして、わかるんだろう?
私は不思議だった。
1番。22番。40番。
革靴の「安定」とスニーカーの「冒険」は、なにか繋がりそうだなと思うけれど、40番にはまったく発想がいかなかった。
けれどスマートフォンの向こうの人たちは、このエピソードを正確に知っているようだ。
目を閉じる。
するとスクリーンには、鮮明な映像が映っていた。
※
映像の中にいるのは、ある少年だ。
知らない少年。中学生か高校生か、それくらいだと思う。
その少年は、なんだかふてくされているように、顔をしかめていた。
裕福な家庭で育った少年。
でも彼には母親がいない。両親が離婚して、家を出ているのだ。
少年は父親によって押さえつけられている。
彼はぴかぴかの革靴を恨んでいた。なんだかそれが、窮屈に自分自身を束縛するものの象徴のように感じていた。
だから、母親に会ったとき、少年はクリスマスプレゼントにスニーカーをねだる。
どこにでもいける靴を。この束縛から、解放してくれる靴を。
母親は約束通り、スニーカーを贈ってくれる。
でも、少年はその靴を履くことを躊躇う。父親にみつかると、怒られるかもしれないから。
そうしているあいだに、しまっていたスニーカーは家政婦に発見されて、捨てられてしまう。
――そこで、映像が途切れた。
※
ふと、思い当る。
――あの少年は、ニールではないか?
確信はできない。ニールはいつもサングラスをかけているから、目つきなんかでは判断できない。
でも、なんとなくその少年は、ニールに似た、ひねくれた雰囲気を持っていた。それに「どこにでもいける靴」というのは、彼を想像させるフレーズだった。
なんにせよ、きっとこれが、3コマ目までのストーリーなのだろう。
残りはあと、1コマだけだ。
たすけて! @4koma_memories 8月11日
@telnarn ありがとうございます! 1→22→40は、あたってるみたいです! いきなりあと1コマだけです!
スター(ロボ)/Lost制作中 @Sutaa 2014-08-11 12:06:13
3コマ目まではええwww
みなみ@院生になりました @minamin0730 2014-08-11 12:10:38
4だとやばいね()
たすけて! @4koma_memories 8月11日
@houna_bell ありがとうございます! でも、4番は違うみたいです。なんだか、ぴんとこなくて……。
闇の隠居 @yamino_inkyo 2014-08-11 12:11:55
@sol_3d あら、4ではないらしい
ねこくん@bell長崎支店コラ班猫神雅 @kun_inu 8月11日
@4koma_memories
彼ってことは残る人物を表すのが38番しかないからそれかな?
たすけて! @4koma_memories 8月11日
@kun_inu すみません、今回は本当に記憶があいまいなエピソードなので、イラストと一緒に、「どんなことがあったのか?」まで教えてくれると嬉しいです!
セトミ@レンブラント派アイちゃん派 @setomi_tb 8月11日
@4koma_memories
38
結局その男は愛想笑いしかできなくなった
※Twitter上の、文章中に「3D小説」を含むツイートを転載させていただいております。
お気に召さない場合は「転載元のアカウント」から「3D小説『bell』運営アカウント( @superoresama )」にコメントをくださいましたら幸いです。早急に対処いたします。
なお、ツイート文からは、読みやすさを考慮してハッシュタグ「#3D小説」と「ツイートしてからどれくらいの時間がたったか」の表記を削除させていただいております。