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JR名古屋駅西口で14日、SEALDs TOKAI(シールズ東海=自由と民主主義のための東海学生緊急行動)による安保法制に反対する街頭宣伝が行われました。日本共産党、民主党、維新の党、社民党の野党4党代表があいさつし、がっちり手を握って掲げると「野党は共闘♪野党はがんばれ」と大声援に包まれ、主催者発表で同地域最大3500人が戦争法廃止へ思いを一つにしました。
雨にもかかわらず時間を追うごとに大学生や高校生、ママたちの輪が広がり、駅前広場は「本気で戦争法つぶして」「沖縄を守れ」と熱気に包まれました。
シールズ東海から2人がスピーチ。
名古屋市の大学1年生(18)が「他国の戦争に首を突っ込んで、積極的平和なんて言葉の使い方が間違っています。野党にお願いしたいです。どうか無謀な日本の航海を止めてください。そのために野党が垣根を越えて協力してください」と訴えると、「そうだっ」と力強い声援が飛びます。
岡歩美さん(24)は「1週間前、初めて辺野古に行きました。沖縄県民は“オール沖縄”で結果を出してくれました。今度は本土が結果を出し、現政権を退陣に追い込みましょう」と思いの丈をぶつけました。
多くの通行人もスマホで撮影。人垣がどんどん膨らむ中、シールズの諏訪原健さん(筑波大院生)、安保関連法に反対するママの会発起人の西郷南海子さん、山口二郎法政大教授が連帯あいさつしました。
志位委員長は「未来は若者のもの。力を合わせて、憲法の立憲主義・民主主義・平和主義が貫かれる新しい政治をつくろう」と訴えました。
民主党の福山哲郎参院議員は「野党が共闘し、参院選で勝利するために力を貸してほしい」と力を込めました。維新の党の初鹿明博衆院議員、社民党の山としひろ愛知県連合常任幹事(江南市議)も野党共闘の必要性を訴えました。
志位委員長は、9月19日未明に戦争法が強行されてからの2カ月を振り返り、「私が何よりも心強く感じているのは、戦争法反対の運動が強行によって止まるのではなく、強行を新たなスタートとしてますます大きく発展していることです」と語りました。
戦後かつてない新しい国民運動
「国民一人ひとりが、主権者として、自分の頭で考え、自分の言葉で語り、自分の足で行動する、戦後かつてない新しい国民運動が大きく広がっています。その中で、シールズのみなさんをはじめとする若いみなさんがすばらしい役割を発揮していることは、日本の未来にとって大きな希望です」と志位氏が力説すると、「おーっ」との声が。「空気は読むものではなく変えるもの」「自分たちの未来は、自分たちで守る」などシールズやティーンズソウルの若者たちの言葉を取り上げ、「一人ひとりの言葉が生きて輝いている」「国民の歩みを誰にも止めることはできない」と力を込めると、「そうだ」の声と拍手が湧き起こりました。
「国民連合政府」三つの提案訴え
いま、何をすべきか―。志位氏は、日本共産党の「戦争法廃止の国民連合政府」の三つの提案を語りました。
一つめは、戦争法廃止、安倍政権打倒のたたかいを発展させようという提案です。志位氏はこの中で、「総がかり行動実行委員会」を中心にシールズを含む29の諸団体が共同で呼びかけた2000万人署名の運動の開始にふれ、「来年5月3日までに2000万、やり切ろうではありませんか。平和の流れをつくっていこうではありませんか」と訴えました。
あわせて志位氏は、沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に向けた安倍政権による一連の強行姿勢にふれ、「安倍政権は、島ぐるみの反対の声を踏みつけにして新基地建設の本体工事を強行しました。行政不服審査法の悪用をはじめ、法治国家にあるまじき国家権力の乱用につぐ乱用を重ねています」と告発。「国家権力が憲法も法律も無視して暴走し、民主主義を破壊する。沖縄で起こっていることは、戦争法と根が一つではありませんか。問われているのは日本という国の民主主義です。沖縄と連帯し、日本の民主主義を取り戻そうではありませんか」と熱く呼びかけました。
二つめの提案は、“戦争法廃止、立憲主義・民主主義を取り戻そう”という一点で、政党・団体・個人が共同して新しい国民の政府=「国民連合政府」をつくろうというものです。
志位氏は、「戦争法廃止と『閣議決定』の撤回―この二つの仕事を本気でやろうとすれば、安倍政権のもとではできません。安倍政権を退陣させて、それを実行する政府をつくることがどうしても必要になるのではないでしょうか」と訴え。連合政府実現について、「『ハードルが高い』という声もあります。しかし、ハードルは壁ではありません。乗り越えるものです。みんなで力を合わせて、新しい国民の政府をつくりましょう」と呼びかけました。
三つめの提案は、新しい国民の政府をつくるために、野党が選挙協力を行おうというものです。
志位氏は、「参議院選挙で勝利し、憲法を破ったふらちな勢力を日本の政治から退場させようではありませんか」と呼びかけるとともに、「そのために、筋が通った選挙協力の合意が達成できるように誠実に力を尽くします。合意ができたら、勝つために必要なことは何でもやります」と決意を語りました。
立憲主義を守る全勢力が団結を
「今度の参院選の対決軸は『立憲主義・民主主義か、反立憲主義・独裁政治か』です。立憲主義・民主主義を取り戻そうというすべての勢力が大同団結して勝利を勝ち取りましょう」と訴えると、聴衆から「いいぞー」「その通り」の声が返りました。
志位氏が最後に、「未来は若者のもの。力を合わせて、憲法の立憲主義・民主主義・平和主義が貫かれる新しい政治をつくろう。すべての国民の『個人の尊厳』を守り、大切にする社会をつくろう」と呼びかけると、「頑張ろう」との声とともに大きな拍手が湧き上がりました。
雨にもかかわらず時間を追うごとに大学生や高校生、ママたちの輪が広がり、駅前広場は「本気で戦争法つぶして」「沖縄を守れ」と熱気に包まれました。
シールズ東海から2人がスピーチ。
名古屋市の大学1年生(18)が「他国の戦争に首を突っ込んで、積極的平和なんて言葉の使い方が間違っています。野党にお願いしたいです。どうか無謀な日本の航海を止めてください。そのために野党が垣根を越えて協力してください」と訴えると、「そうだっ」と力強い声援が飛びます。
岡歩美さん(24)は「1週間前、初めて辺野古に行きました。沖縄県民は“オール沖縄”で結果を出してくれました。今度は本土が結果を出し、現政権を退陣に追い込みましょう」と思いの丈をぶつけました。
多くの通行人もスマホで撮影。人垣がどんどん膨らむ中、シールズの諏訪原健さん(筑波大院生)、安保関連法に反対するママの会発起人の西郷南海子さん、山口二郎法政大教授が連帯あいさつしました。
志位氏ら4野党訴え
「野党は共闘」の声がかかる中、日本共産党の志位和夫委員長ら野党4党の代表らが登壇。4氏が壇上で手を取り合うと、その声は大きなコールとなりました。志位委員長は「未来は若者のもの。力を合わせて、憲法の立憲主義・民主主義・平和主義が貫かれる新しい政治をつくろう」と訴えました。
民主党の福山哲郎参院議員は「野党が共闘し、参院選で勝利するために力を貸してほしい」と力を込めました。維新の党の初鹿明博衆院議員、社民党の山としひろ愛知県連合常任幹事(江南市議)も野党共闘の必要性を訴えました。
未来は若者のもの 力を合わせて新しい政治をつくろう
シールズ東海街頭宣伝 志位委員長のスピーチ
日本共産党の志位和夫委員長は14日、名古屋駅前で行われたシールズ東海の「安保法制に反対する名古屋街宣」に参加し、「未来は若者のもの。力を合わせて新しい政治をつくろう」と呼びかけました。志位委員長は、9月19日未明に戦争法が強行されてからの2カ月を振り返り、「私が何よりも心強く感じているのは、戦争法反対の運動が強行によって止まるのではなく、強行を新たなスタートとしてますます大きく発展していることです」と語りました。
戦後かつてない新しい国民運動
「国民一人ひとりが、主権者として、自分の頭で考え、自分の言葉で語り、自分の足で行動する、戦後かつてない新しい国民運動が大きく広がっています。その中で、シールズのみなさんをはじめとする若いみなさんがすばらしい役割を発揮していることは、日本の未来にとって大きな希望です」と志位氏が力説すると、「おーっ」との声が。「空気は読むものではなく変えるもの」「自分たちの未来は、自分たちで守る」などシールズやティーンズソウルの若者たちの言葉を取り上げ、「一人ひとりの言葉が生きて輝いている」「国民の歩みを誰にも止めることはできない」と力を込めると、「そうだ」の声と拍手が湧き起こりました。
「国民連合政府」三つの提案訴え
いま、何をすべきか―。志位氏は、日本共産党の「戦争法廃止の国民連合政府」の三つの提案を語りました。
一つめは、戦争法廃止、安倍政権打倒のたたかいを発展させようという提案です。志位氏はこの中で、「総がかり行動実行委員会」を中心にシールズを含む29の諸団体が共同で呼びかけた2000万人署名の運動の開始にふれ、「来年5月3日までに2000万、やり切ろうではありませんか。平和の流れをつくっていこうではありませんか」と訴えました。
あわせて志位氏は、沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に向けた安倍政権による一連の強行姿勢にふれ、「安倍政権は、島ぐるみの反対の声を踏みつけにして新基地建設の本体工事を強行しました。行政不服審査法の悪用をはじめ、法治国家にあるまじき国家権力の乱用につぐ乱用を重ねています」と告発。「国家権力が憲法も法律も無視して暴走し、民主主義を破壊する。沖縄で起こっていることは、戦争法と根が一つではありませんか。問われているのは日本という国の民主主義です。沖縄と連帯し、日本の民主主義を取り戻そうではありませんか」と熱く呼びかけました。
二つめの提案は、“戦争法廃止、立憲主義・民主主義を取り戻そう”という一点で、政党・団体・個人が共同して新しい国民の政府=「国民連合政府」をつくろうというものです。
志位氏は、「戦争法廃止と『閣議決定』の撤回―この二つの仕事を本気でやろうとすれば、安倍政権のもとではできません。安倍政権を退陣させて、それを実行する政府をつくることがどうしても必要になるのではないでしょうか」と訴え。連合政府実現について、「『ハードルが高い』という声もあります。しかし、ハードルは壁ではありません。乗り越えるものです。みんなで力を合わせて、新しい国民の政府をつくりましょう」と呼びかけました。
三つめの提案は、新しい国民の政府をつくるために、野党が選挙協力を行おうというものです。
志位氏は、「参議院選挙で勝利し、憲法を破ったふらちな勢力を日本の政治から退場させようではありませんか」と呼びかけるとともに、「そのために、筋が通った選挙協力の合意が達成できるように誠実に力を尽くします。合意ができたら、勝つために必要なことは何でもやります」と決意を語りました。
立憲主義を守る全勢力が団結を
「今度の参院選の対決軸は『立憲主義・民主主義か、反立憲主義・独裁政治か』です。立憲主義・民主主義を取り戻そうというすべての勢力が大同団結して勝利を勝ち取りましょう」と訴えると、聴衆から「いいぞー」「その通り」の声が返りました。
志位氏が最後に、「未来は若者のもの。力を合わせて、憲法の立憲主義・民主主義・平和主義が貫かれる新しい政治をつくろう。すべての国民の『個人の尊厳』を守り、大切にする社会をつくろう」と呼びかけると、「頑張ろう」との声とともに大きな拍手が湧き上がりました。