• このエントリーをはてなブックマークに追加

mitti-さん のコメント

中央銀行の独立性という単語が出てこないねw ひでー
No.24
135ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
本日の記事は、10月4日の日本経済新聞夕刊の記事から以下の項目の内容と分析を掲載。 「米財務省が報告書 債務上限上げなければ「08年金融危機以上に」 この記事は、 現在の米連邦政府の債務上限が17日までに引き上げられなければ、「前代未聞のデフォルト (債務不履行)に陥り、その壊滅的な悪影響は2008年のリーマンショック金融危機と同等か それ以上の危機と経済不況を招く可能性がある」と警告する報告書を発表した。 デフォルトが発生する可能性が高まるだけでも経済に悪影響を与えかねないと警告した という内容。 当ブログでもこの問題に関しては、今年の1月から繰り返し警告してきた。 参考【サンプル記事】マネーと政治経済の原理からニュースを読む 何故、世界の基軸通貨ドルを発行し,世界一の経済規模を誇る超大国の米国が、 破綻するかもしれないなどと言われているのだろうか? 一言で言えば、破綻する必要が無いのに、破綻しかかっている、という状態なのである。 何故、アメリカは破綻する必要が無いのか? それはアメリカの借金がドル建てだからである。 ドル建てと言うことは、その借金の支払いの財源はアメリカがいくらでも作れると言うこと。 ドルを作れるのはアメリカだけだ。 そのドルはアメリカの中央銀行であるFRBが無からいくらでも作り出せる。 借金の支払いの財源が無いなどということは、金融の原理からすればありえない。 それでは、何故、破綻しかかっているのか? それは、アメリカ政府がドルを作れないからである。 え?アメリカがドルを作っているのに政府が作れないとはどういうこと? 普通の方はそう思うだろう。 しかし、アメリカ政府はドルを作っていない。 ドルは中央銀行であるFRBが作っているのである。 FRBは政府の一機関ではないのか? FRBは株式会社であり、政府は1株も持っていない私立銀行である。 そのため、政府から独立してドルを作っている。 それでは、政府は、予算をどのように作成しているのか? 日本と同じように税金の徴収と国債の発行(国家の債務)によって確保している。 今回の債務上限引き上げ問題とは何が問題なのか? 政府がドルを作れないために、予算を確保するには税金だけでは足りないので、 新しく国債を発行しなければならない。 その国債の上限を引き上げるかどうかで議会はもめているのである。 そして、引き上げが出来なければ、超大国アメリカは破綻し、金融恐慌になる可能性がある。 何故なら、アメリカ国債とドルは世界中の金融機関が保有しているからだ。 更に、アメリカの公社債は政府の信用が担保になっているので、政府が信用を失えば、 それらの商品の信用低下へと波及していく。 アメリカ国債とドルが信用を失い、様々な金融商品の暴落を引き起こし、金融危機が起こり、 膨大な数の金融機関が経営危機を引き起こす。 つまりリーマンショックよりもより大きな経済恐慌が起こる可能性が高い。 金融の原理からすれば、破綻しないはずなのに、政治の動向によって破綻してしまう。 まさに金融茶番劇である。 オバマ大統領も茶番を辞めるようにと、共和党に注文している。 しかし本当の茶番は、政府が通貨を作れないために破綻の危機を引き起こしているこの事態だ。 この事態を収める方法はあるのか? 答えは簡単だ。 例え、共和党が債務上限の引き上げを決めなくても、FRBが国債の支払いの財源を作って 政府に渡してあげれば済む話だ。 しかしマスコミなどはこのような話は報道しない。 まるで、議会で債務上限引き上げ問題が解決されなければ、打つ手が無いような報道である。 それでは、FRBが救世主を買って出るのだろうか? これは、FRBが決めることである。 つまり経済の神の手である中央銀行様がどう判断するかで、金融恐慌になるかどうかは決められる。 リーマンショックの時も、AIGを救ったのは政府ではなく、FRBであった。 私立銀行のFRBが救わなければ、その時点で世界恐慌であった。 アメリカ経済の破綻を引き起こす世界恐慌の核ボタンはFRBが握っている。 これを押すかどうかはFRBの株主達次第。 それではFRBの株主達とは誰のことか? 基軸通貨ドルを発行しているFRBの株主は非公開である。 ここにアメリカ政府とFRBの株主の力関係が表れている。 ジャーナリスト達が調査した結果として、ウォール街の金融財閥群が株主であると。 連邦議会はこのシステムをFRBが創設された1913年から100年間、認めてきた。 昔からFRBの株主達の影響下にあったし、現在もそうであると。 アメリカを管理していると言うことは、当然、その下に位置する日本の政治経済も そこが決めているのである。 <資料参考>天野統康のブログ 草の実アカデミーで行った動画と資料をアップ 日本もそうだが、いい加減、政府が通貨を作れないために起きるこの歪な政治経済システム を変えなければならない。 政治とお金が分離した、政「金」分離から、政「金」一致にすることで、財政赤字の矛盾は解決される。 今回のアメリカの事態は、世界に良い教訓となっているはずだ。 以下の動画もわかりやすいので参考までに転載する。 <参考動画>連邦準備制度(FRB)のもとで恐慌は科学的に引き起こされる youtube 2011年の米国デフォルト危機については、サヨナラ!操作された「お金と民主主義」なるほど!マネーの構造がよーく分かった第8章P258に記載。     =============================== 【募集】  メールマガジン『マネーと政治経済の原理からニュースを読む』では 皆様からの相談や要望を募集しています。 どんな些細なことでも結構です。 メルマガ上で天野統康がお答えいたします。 家計や政治経済、金融商品の問題で質問したい方は下記からメールをお送りください。  応募はこちらから。 http://ch.nicovideo.jp/letter/ch2526055 【成甲書房からの内容紹介】 そうだったのか!マネーと民主主義、すっきり分かる!お金の秘密、世の中のカラクリ。とっても重要なのに、あなたはなぜか知らされていません!そうだったのか!マネーと民主主義、すっきり分かる!お金の秘密、世の中のカラクリ。とっても重要なのに、あなたはなぜか知らされていません!マネーがどのように生まれ、どのように無くなるのか、どのような性質を持っているのかを理解していますか? 複雑怪奇に見える金融システムがひと目でわかる図解解説版。こんなに簡単に読める金融の本は今まで見たことがない!。本書ではどのようにしてマネーと民主主義が生まれたのか、社会派ファイナンシャルプランナーの天野氏が、マネーの支配者によって民主主義と経済が操作され、利用されてきたのか、さらにはその克服方法までを分かりやすく記述していきます。 アマゾン・ランキング「一般・投資読み物」部門 第1位 <リンク>皆様から頂いた書評 ■購入→ <リンク>サヨナラ!操作された「お金と民主主義」なるほど!マネーの構造が良く分かった   成甲書房 1,785円 ■Twitter https://twitter.com/amanomotoyasu ■HP <リンク>天野統康FP事務所 ホームページ ■ブログ<リンク> 天野統康のブログ 金融システムから見る経済社会論  
天野統康のブロマガ「マネーと政治経済の原理からニュースを読む」
メディアの切り取られた情報から形成される世論に翻弄されることなく、ニューストピックの持つ意味や影響を正しく判断をしたい企業人、家計を自己防衛したい人、社会、政治、経済に興味を持つ人向けのブロマガ。

政治経済の動向が国民生活に影響するプロセスや、具体的な予測を、誰にも理解しやすい分かりやすさで、図や動画を用いて解説する。

独立系だから出来るシンクタンクやマスコミで流されにくい重要なニュースなどを配信する。