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(東京新聞から以下転載)
ブラジル大統領にルセフ氏再選
現職、中道左派政権継続へ
【リオデジャネイロ共同】
ブラジルで26日行われた大統領選決選投票は即日開票され、
中道左派、労働党(PT)の現職ジルマ・ルセフ大統領(66)が
中道右派、ブラジル社会民主党(PSDB)のアエシオ・ネベス
上院議員(54)を破り、再選された。
選挙管理当局の発表によると、開票率99・5%の段階でルセフ氏の得票は51・6%、ネベス氏が48・4%だった。
(転載終了)
ブラジルの大統領選は激しい接戦の末、
ルセフ大統領が野党候補を破り再選を果たした。
今回の選挙結果は、FRBの株主たる欧米の国際銀行財閥・金融軍事権力の
政治的影響をブラジルが排除することに成功したことを表している。
ルセフ大統領は、中央銀行総裁の解任権を政治が保持する
現在の仕組みを維持することを公約した。
逆に、野党候補は、中央銀行総裁の独立性を憲法に明記する
ことを公約した。
中央銀行の独立性を担保することは国際金融軍事権力の
社会操作の最大の武器である。
それを拒否するルセフ大統領側はマネー権力と対立する立場で
あることをはっきりと示した。
他にもルセフ大統領側は、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、
チャイナ、南アフリカ)や、中南米諸国との関係を重視する。
一方野党候補は、欧米との関係を重視する。
また、大統領側は貧困の克服を重視する社会民主主義を
目指すのに対し、野党側は規制緩和と経済成長を重視する
新自由主義を目指した。
当然、新自由主義で、貧富の格差を容認し、中央銀行の独立性
を支持する野党側を国際金融軍事権力が大きな影響力を持つ
マーケットは支持していた。
その結果、ルセフ大統領の再選が決まると、株価は暴落。
しかし、そんなことはルセフ陣営は対して気にかけてもいない。
株価が上昇するかどうかを最重視し、国際金融軍事マフィアの
意向を気にし続ける安倍政権とは、対照的である。
歴史的に国際金融軍事マフィアは民主政治を輸出し、
その政治をマネーの力で乗っ取る方法を繰り返してきた。
しかし最近は、ロシア、ベネズエラ、ボリビア、今回のブラジルなど
に見られるように、民主政治のもとで、マネー権力の影響力を
排除する政治権力が次々に誕生している。
ネットの情報革命で彼らの得意の情報操作が効きにくくなって
おり、以前のように民主政治を手玉に取ることが難しくなっている。
これは民主政治の成熟であり、新しい健全な流れである。
この流れは、紆余曲折あるだろうが今後も続きそうだ。
一方、同日に行われた日本の福島県知事選挙は、オール与党の
推薦した候補の圧勝だった。
しかも投票率は過去下から二番目の低さ。
311の原発事故を起こした責任者の一人である佐藤前福島
知事の政策を引き継ぐことを福島県民は支持した。
日本では未だに、以下のような民主政治の操作方法が有効で
あることが実証された。
ブラジルと日本の選挙結果の差は、マスコミが価値基準になって
いる日本社会の病んだ部分を顕にしている。
ブラジルや南米諸国の反米左派政権の続出は人類の希望である。
民主政治のもとで、国際金融軍事権力の社会的影響力を
排除できることを実証しているのだから。
日本は自らを先進国などといって自惚れている場合ではない。
また政治に絶望して無関心になっている場合でもない。
他国を侵略したりクーデターを起こす米国帝国主義の
属国として、利用されないようにしなければならない。
所属している国家運営に対し、他国に迷惑をかけさせない
責任が市民一人一人にはあるのである。
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