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アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門ブロマガ 第41号(2014/5/16号/月2回発行)
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アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門ブロマガ 第41号(2014/5/16号/月2回発行)

2014-05-17 05:39

     これから夏にかけてかなり仕事が立て込んできている感じになって、戦々恐々としている藤津です。なんとか無事に乗り切りたいところです。
     一つお知らせですが、広告を出していただいている「あにしゅが」さんですが、新たに「ニセコイ」のキャラケーキも加わったそうです。是非チェックしてみてください。
     では、さっそくいってみましょうか! 

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     素敵なキャラと過ごす特別な日……
     人気キャラが華麗に描かれた
     キャラクターケーキ絶賛販売中!
     キャラクターケーキ専門店 あにしゅが
     http://www.rakuten.co.jp/animesugar/
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    1.最近のお仕事紹介
    2.今月のアニメビジネス・ニュースセレクション!
    3.不定期アニメ日記
    4.お蔵出し原稿
    5.Q&A
    6.次回予告



    最近のお仕事紹介

    1.講座「アニメを読む」(東京)
     朝日カルチャーセンター新宿教室で行っている講座「アニメを読む」4月からは以下の通りです。また8月は脚本家・じんのひろあきさんを招いて、脚本談義を行う予定です。
      5月17日(土) 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録
      6月21日(土) MIND GAME

    2.四代目アニメの門『たまこラブストーリー』
     ようやく見てきた『たまこラブストーリー』のファーストインプレッションです。不思議なカメラワークとか、何度か見ないとその狙いがわからないようなところもあって、なんとも不思議な魅力のある傑作でした。
     http://bonet.info/review/7450

    3.7月27日、SBS学苑パルシェ校『アニメを読む』
     『ほしのこえ』から最新作『言の葉の庭』まで、美しい風景と抒情的なストーリーで広いファンを持つ新海誠監督。デビューした背景から各作品の見どころ、共通するテーマなどについて考えます。
     http://www.sbsgakuen.com/gak0130.asp?gakuno=2&kikanno=160952

     7月は13日10:00より、よみうりカルチャー自由が丘で『耳をすませば』のお話もします。


    今月のアニメビジネス・ニュースセレクション!

     アニメの門チャンネルで紹介したニュース、紹介しきれなかったニュースをご紹介。

     BS放送のアニメ番組 録画視聴がリアル視聴の2.5倍 野村総研調べ

     「サカサマのパテマ」英国版 豪華版リリースでKickstarter活用の新ビジネス

     C3 in Hong Kong2014 来場者数が過去最大の18万2000人

     「言の葉の庭」が長編部門グランプリ シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭で

     高畑勲監督が仏・アヌシー国際アニメーション映画祭で名誉賞 オープニングに「かぐや姫の物語」

     「ジョバンニの島」 アヌシー国際アニメーション映画祭オフィシャルコンペに選出

     国内動画配信市場は前年比21%成長 DCAJ「動画配信(VOD)市場調査レポート」まとめる

     アニメ「進撃の巨人」、米国でテレビ放送開始 2014年5月から


    不定期アニメ日記

     『THE NEXT GENERATION パトレイバー』の「ちょっとすわりが悪い感じ」について前回書くつもりでしたが、寄稿も多かったので、省略してしまったのでした。
     なので今回、改めて感想を書いてみようかと。
     『THE NEXT GENERATION パトレイバー』の第1章ですが、結論からいうとおもしろかったです。エピソード0は、なんとも言いようがないんですが、押井守総監督がメガホンをとった第1話は、情報量の密と粗のつけかたや、語り口の緩急がよくて、さすがだなぁという思いが強かったです。
     あと役者陣もよかった。後藤田役の筧利夫はいうに及ばずで、中でも祐馬役の福士誠治が飄々としたトーンで実に雰囲気があった。重くなく軽くないトーンは、コメディとシリアスをいったりきたりする本作にとってはとても大事なことだと思った。
     あと、太田莉菜演じるカーシャは……モロにアッシュ(『Avalon』)を若くしたイメージで、これはこれで押井ファンにはおもしろかったかもしれない。
     で、なぜ座りが悪い、と思ったかといえば、それは今回のキャラクターたちが意図的に初代の第二小隊とカブせられている点です。

     
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