いよいよGWですね。
さて、今回から読者投稿を始めることにしました。
さっそく最初の投稿として「ともひこ」さんより原稿いただいております。おすすめタイトルは『プリンセ……』、おっとこれからは後は本文でお楽しみください!
「わたしのおすすめ」の近作旧作なんでもいいので、みんなに是非みてもらいたいと思っているアニメについて原稿を書いて、personap@gmail.comに送ってください。
文字数は800文字目安。名前(ハンドル可)を必ず書いてください。できるだけ掲載したいと考えていますが、場合によっては(あまりに文章が読みづらい。長すぎる。公序良俗に反している。周囲に対して攻撃的すぎるetc)フィルタリングする可能性があります。読んで楽しいメルマガでいるための編集部的ジャッジとお考えください。
あと今回は特別寄稿としてライター磯部正義さんの『アナと雪の女王』レビューも掲載されます。磯部さんは、アニメレビュー勉強会の上位常連でもあったりするんですよ。お楽しみください。
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1.最近のお仕事紹介
2.【読者投稿】わたしのおすすめ ともひこさん
3.特別寄稿『アナと雪の女王』磯部正義
4.アニメニュース
5.Q&A
6.次回予告
最近のお仕事紹介
1.早稲田EXセンター「現代アニメのターニング・ポイント」
早稲田エクステンションセンターで、5/11~6/8の毎週日曜13時から全5回で開講します。現代のアニメを鑑賞する上で無視できないポイントを取り上げ、現在のアニメが立っている場所を考えます。各回のテーマは以下の通りになります。最小実行人数を越えないと開催されません。今のところ、最小開講人数に対してちょっと微妙な感じですので、お早目のお申し込みをお願いします。
5/11 現在のアニメの状況とは
「どこからが現代のアニメといえるか、アニメの歴史をたどりながらその分割線を探ります」
5/18 企画とビジネス
「現代のアニメはどのように企画を決めているのか。原作のリソースを中心に考えます」
5/25 「描線」の復権
「現代のアニメのトピックの一つに荒々しい描線の復活があります。どうして荒々しい描線が求められるのか。そこを軸にアニメを考えます」
6/01 デジタルエイジ(3DCGの伸長と撮影の拡大)
「現代アニメの最大の特徴。デジタル化について、撮影と3DCGの観点からアニメの未来を考えます」
6/08 クリエイターの立つ場所
「PCの普及による個人作家の時代と、アニメの現場が抱える問題について」
受講予約はこちらから。
https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/3716/
2.講座「アニメを読む」(東京)
朝日カルチャーセンター新宿教室で行っている講座「アニメを読む」4月からは以下の通りです。また8月は脚本家・じんのひろあきさんを招いて、脚本談義を行う予定です。
5月17日(土) 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録
6月21日(土) MIND GAME
3.四代目アニメの門『LEGO(R)ムービー』
今回の四代目アニメの門は、子供向けかなと勝手に思ってスルーしそうになっていた『LEGO(R)ムービー』が、とてもおもしろかったというお話です。
http://bonet.info/review/7043
4.『考える人』(新潮社)に寄稿
『考える人』14年春号「特集 海外児童文学ふたたび」に「テレビアニメが教えてくれた世界の名作」というタイトルで、フジ系のいわゆる名作劇場(名作シリーズ)の歩みを解説しています。『ハイジ』以前の海外児童文学原作作品とか、日テレ系の名作ものなどなどには紙幅の関係で触れられずそこはまた次の機会にでも。
http://www.shinchosha.co.jp/kangaeruhito/
5.『さかさまのパテマ』吉浦康裕監督公式ロングインタビュー
4月25日のBD&DVD発売を前にして、『さかさまのパテマ』について吉浦監督にお話を聞きました。8000wあるのでそれなりのボリュームです。
http://www.animate.tv/news/details.php?id=1396348473
【読者投稿】わたしのおすすめ
『プリンセスナイン 如月女子高野球部』
推薦者:ともひこ(愛知県・男性)
多くの人に見てもらいたい作品 たくさんありますが一点上げるなら「プリンセスナイン 如月女子野球部」です。
1998年という時代にスポ根もの しかも女子野球アニメをオリジナルで作った意欲作で BS2衛星第2放送で放送していたアニメなのですが当時の作品の中では埋もれてしまったというかなかなか注目されなかった作品なのでぜひ見てほしい!
この作品を語りだすと本当に1日中になっちゃうんですが まずOPアニメが熱い! そして長沢美樹と金月真実の歌が熱い! キャスト陣の芝居が熱い! 長沢さん演じる主役涼ちゃんが部員集めをしていく所も本当に見ていてグっとくるし惜しいのは後半もうすこし話数があれば納得できるものになっただろうにという残念さはあるが総合してみて本当にこれでもかっとスポ根してるんですわ!
脇を固める声優に石井康嗣 榊原良子 龍田直樹 藤本譲といったベテランを配しているのもうれしいし三木眞一郎が3役しているのもファンにはうれしい。
主役の涼ちゃんは泥臭く力強く暑苦しいのにかわいいというキャラでまさに長沢美樹ぴったりですし、もうひとりの主役といっていい氷室いずみお嬢様はお蝶婦人の現代版という感じで華やかでプライド高い感じが金月さんにハマってる(アニメージュのあふれこせんにゅー記でもとりあげられた事あったのですが金月さんはとてもいずみお嬢様がきにいってたようです)。
女子野球というところでインパクトがあるけれどそこだけに終わらず野球シーンで 燃える部分を毎回しっかりと作っているのもポイント高いし音楽をジャイアントロボの天野正道がてがけているので盛り上がりの部分での壮大さがすばらしいのです!
とにかく一度見てもらいたいアニメ「プリンセスナイン」 バンダイチャンネルでも絶賛配信中です
『プリンセスナイン 如月女子高校野球部』
第1話「わたし早川涼 15歳!」
http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=699
特別寄稿
ひとりの時間は大事です――『アナと雪の女王』
磯部正義
人間誰しも、ひとりになりたいときだってある。で、そういう孤独な時間をもつことが、他人と一緒にやっていく上でも、けっこう大事だったりするんだよなあ……映画を見終わってふと、そんなことを思った。
「ひとりにしてほしい」と突き放す姉と、そんなことおかまいなしに姉を追いかけ続ける妹――。ディズニー長編アニメーション最新作『アナと雪の女王』(原題“FROZEN”/3月14日より公開中)のWヒロイン・エルサとアナはそんな姉妹だ。
手にしたものをみな凍らせてしまう魔力をもって生まれたアレンデール王国の長女エルサ。その力のせいで妹のアナを瀕死のめにあわせてしまって以来、彼女は自分の力をおそれ、城の一室に閉じこもって生活していた。そして訪れた、彼女が女王として戴冠することになった式典の日。アナとのささいな感情の行き違いをきっかけに魔力を発動させてしまったエルサは雪山へと逃げこんでしまい、アナはエルサの後を追いかける……。
対照的なエルサとアナ、二人のうち、いったいどちらがこの映画の主人公かといえば、それはたぶんアナのほうだろう。始終活発に動き回るのもアナ、冒険の道行きに身を投じるのもアナ、おまけにラブロマンスと縁があるのもアナのほうだけ、ときている。にもかかわらず映画の間じゅう、エルサに肩入れしてしまったのは、ひとりになってようやく開放感を味わっている彼女の気持ちが、とても切実に思えたからだった。
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