有本 香Channel 会員の皆様、こんにちは。

昨晩(3月17日)もご視聴ありがとうございました。ゲスト・石平さんのお話いかがでしたか? 今後も色々なゲストをお招きしつつ、もちろん私の一人の回も含め、皆様からのコメントともに番組を盛り上げていきたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

昨晩は番組終了後に、石さんと久しぶりに一献傾けました。私の好きなイタリアンレストランで、夜中の一時まで話題は多岐にわたりました。石さんとも長い付き合いになりましたが、つねに知的な刺激を与えてくれ、そしてどんなときも「笑顔で前向きに生きる」ことの大切さを教えてくれる友人です。

番組の最後に石さんが仰っていましたが、私たちのような、自分の言葉一つで生きていくことのできる人間というのは、非常に恵まれた幸せ者だと感じます。中国のような言論の自由のない国ではこのような仕事は成り立ちませんし、戦乱や貧困のなかでも成り立ち得ません。現代の日本に生まれたことをひたすら感謝するのみですが、同時に、よく思うことがあります。

私たちのような一種の虚業者(言っていることが嘘というわけではありませんよ・笑)でも生きられる豊かな社会、この日本を支えているのは、実業に就いておられる方々です。極端な話、言論人などいなくても社会・国は潰れませんが、農業や漁業、建設、工場の現場で働く方々、毎日会社やお店に出勤して働く方々がいなければ社会・国は成り立ちません。国の安全を守ってくれる自衛官や警察官の存在なくして、私たちは生きていられません。また、子育てや地域活動に頑張っておられるお母さん(お父さん)たちの存在なくして、日本の社会は継続していきません。

そういう方々の圧倒的な力の前では、「言論」など大したものではない。だからこそ、真の意味で、実業の方々に思いを馳せることのない「言論」は存在価値がないとさえ思っています。

今のような難局にある時こそ、言論は高度なバランスを問われると自戒します。実業の方々に思いを馳せるとはいっても、耳聞こえの良いことばかりを言って「安心」を安売りすればいいわけではなく、かといってやたらと深刻ぶっても無意味、根拠薄弱な陰謀論を消費するなど論外です。

こういう時だからこそ、健全で寛容、実があってかつスリリングな「言葉」を届けていきたいと思っています。何だか決意表明みたいになりましたが、これからは時折ブロマガでのお便りもお届けして参ります。

来週火曜日(24日)は申し訳ありませんが、生放送はお休みします。月末31日には、今月4回目の生放送をお届けしますので、よろしくお願い申し上げます。

では皆様、どうか

くれぐれも風邪など召されませぬよう。