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ゲストさん のコメント

 時浦さんの「主戦場」感想を読んで・・・やはり戦争論が、今の日本の世論を作ったのだな、
控えめに言っても、最大の前進をさせたのだな、と思いました。 
「主戦場」は見てないですが、時浦さんの感想を読む限り、今時こういう映画を丸呑みして信じてしまう人は、かなり少ないでしょう。最近の日韓の外交摩擦での、韓国の言い分に対してそれを鵜呑みにしてしまう人も、そうはいないでしょう。 
これはやはり戦争論で、そして戦争論の影響を受けた本で、慰安婦の実態を、中韓プロパガンダ工作を、世間が多少なりとも知ったからだと思います。世間の人が「歴史はねつ造されることがある」「当時の文献や映像、写真も、事実かは検証が必要」ということに気づいたのは、戦争論のおかげじゃないでしょうか? 少なくとも、まず、疑うという感覚を多くの人にもたらしたと思います。
戦争論がなかったら、左翼史観は、90年代よりは影響力は減っていたでしょうが、まだまだ強力に残っていただろうし、中韓プロパガンダを丸呑みする人もたくさんいて、日本のホワイト国除外を非難する人もたくさんいたのだと思います。 
 よしりんが思う、「アメリカのくびきを取り、日本が真の独立国になる」ことを志す人が多数派を占める状況には、まだまだほど遠いのでしょうが、日本の世論を正しい方向に、大きく前進させたのは確かです。何より、若者が靖国神社に通うようになり、祖父達と若者を繋げたことは、誰も出来ず、唯一よしりんにしか為しえなかったことで、かなり巨大な功績だと思います。ヨイショでなく、歴史的な偉業だと思います。 戦争論は影響力が甚大だったので、見当外れの非難・・・「右翼のパンドラ」とか「ネトウヨ作ったから謝罪しろ」とか・・・をよしりんに言ってくる人が多くて、戦争論のテーマは「個と公」だと、よしりんも自ら言っているのに、それを理解してないんだな。私が好きな町山さんまで見当外れなことを言ってるからトホホで、ホント人と人がわかり合うのは難しい、というかイデオロギーは理解し合うということに対してすごい障害になるなと思いました。

 あと、もしかしたら誰も評価してないかもしれないので、書いておきます。 
以前のライジングの、セクハラ問題についての記事で、セクハラの度合い、グラデーションによって等級をつけ、それぞれの対処法、罰則を規定するというのがあったと思いますが(間違ってたらスミマセン)、あれはセクハラに対する答えとして、最高のもので、いまだにあれ以上の解決法を提示する人はいないと思います。 
犯罪だって、交通ルール違反だって、介護度だって、火傷や火事の重さだって、地震災害だって、度合いによって軽重を決め、等級付けしています。セクハラだって、故意か否か、どこを触ったか、時間の長さは、強制度の強さ、云々・・・様々な要素からなる軽重があります。それを等級づけして対処、罰則を決めるという、実に具体的な解決案で、セクハラに対して様々な意見を述べる人がたくさんいましたが、ここまで具体的にわかりやすい解決策を提示した人は、よしりんだけでした。あれはそのまま法案として出していいのじゃないでしょうか? それだけ完璧な、セクハラ問題に対しての解決案だと思いました。 「良き観客」になるよう気をつけつつ、応援しております。
No.46
65ヶ月前
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第326号 2019.8.20発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…8月4日に開催した第83回ゴー宣道場「皇室と憲法における平和主義」のゲストには、本人の強い要望で田原総一朗を招いた。田原の日頃の発言などを考慮し、田原が興味を持ち、意見を述べたがりそうな論点を準備していたのだが、田原はテーマを無視した脈絡のない話や自慢話をするばかりで、全く議論にならないまま終わってしまった。さらに田原は、看過できないたちの悪いデマを言ったのだ。生産性のない、マウント合戦に過ぎない「激論」の時代はもう終わりだ!! ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…香港では、中国本土への容疑者の引き渡しを可能とする「逃亡犯条例」改正案の完全撤廃を求める抗議デモが続いている。この香港でさらなる大反発を招き、抗議活動がますます先鋭化するだろうと囁かれているのが、先月5日に中国当局が発表した政策方針「粤港澳(広東省・香港・マカオ)大湾区建設に関する3カ年行動計画」だ。この中には、「2020年までに香港で『社会信用評価システム』を導入する」という計画が含まれている。監視社会そのものである「社会信用評価システム」、それは決して対岸の火事ではない!! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!消費税廃止は保守とは相反する思考では?夏休みの宿題、直ぐ終わらせるか最後にやるか、どっち派?最近の前川喜平氏をどう見てる?永井豪作品で感動したものは何?問題のある議員の意識を変える方法ってあるの?邦画がハリウッド作品より優れている点とは?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第337回「田原総一朗のデマはたちが悪い」 2. しゃべらせてクリ!・第283回「みんな元気にてんでバラバララジオ体操ぶぁ~い!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭の「トンデモ見聞録」・第136回「中国・社会信用評価システムと監視社会への警戒」 4. トッキーの「オドレら正気か?公開生放送in大阪」告知!! 5. Q&Aコーナー 6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 7. 編集後記 第337回「田原総一朗のデマはたちが悪い」  ゴー宣道場は10年目に突入し、前回で83回を数えたが、前もって用意していたテーマについて、ほとんど議論できないままに終わってしまったという事態は、これが初めてだった。  8月4日に開催した第83回ゴー宣道場のゲストには、本人の強い要望で田原総一朗を招いた。  テーマは「皇室と憲法における平和主義」と設定し、以下のような議題について話し合う予定だった。 「昭和天皇は平和主義者だったのか? ならば戦争責任はなかったのか? なぜ戦後どこかの時点で、退位されなかったのか?」 「上皇陛下は戦争の反省を使命として慰霊の旅をなさったのか? それは国政に関わる行為にならないか? 日本国として大東亜戦争を反省することにならないか?」 「現憲法は本当に平和主義なのか? 沖縄基地は米軍の兵站ではないのか? イージス・アショアは米国を守るためではないのか?」 「イラク戦争の反省をなぜ日本人はしないのか? イラン戦争が勃発したら、日本はどうなるのか? 言論は戦争を防ぐことができるのか? ジャーナリズムは権力の監視になっているのか?」  いずれも田原の日頃の発言などを考慮し、田原が興味を持ち、意見を述べたがりそうな事柄を絞り込んだつもりだった。  ところが、田原はテーマを無視した脈絡のない話や自慢話をするばかりで、全く議論にならないまま、無駄に時間が流れてしまった。  中でも特に困ったのが、田原が事実に反する発言を平然とすることだった。  田原は 「左翼はもういないよ!」「いま護憲派なんかいない!」 と言い放った。  何を根拠にそんな断言ができるのか全くわからない。 田原の認識においては、日本共産党は「いない」ことになっているのだろうか?  いないどころか、ゴリゴリの左翼も護憲派もまだたくさんいて、立憲民主党に食い込んでいる。だから枝野幸男代表も「立憲的改憲」を全く言わず、護憲一辺倒になってるんじゃないか!  この日の第2部には参院選に立民から立候補して惜敗したフリーアナウンサーの安田真理が登壇したが、その日、彼女のツイッターにはこんな罵詈雑言が殺到した。 「バカウヨの元凶となり、ヘイトの元凶となり、歴史修正主義を蔓延させた、女性蔑視、韓国蔑視の小林よしのりとの関係を断つべき」 「山尾倉持の改憲論に簡単に乗ってしまうところに立憲の危うさを感じる。与党と同じだ」 「もうこれだけで立憲民主党の支持をやめていい話」 「あなたにがっかりした」  これらのコメントをした人々のツイッターの書き込み内容には、 「共産党支持」「天皇制反対」「レイシスト反対」「アイヌヘイト反対」「ネトウヨを罵倒する」「アホウヨはブロック」 …などの言葉が散見された。   これこそ100%左翼じゃないか。極左じゃないか!  呆れたことに、田原が言った「左翼はいない」がデマであることは、その日のうちに証明されてしまった。  天皇退位については、わしが 「天皇退位させないっていうのが安倍首相だったんだから。それをこっちがねじ込んだんだよ、退位させるように」 と言うと、田原はムキになったように 「こっちがねじ込んだなんてんじゃない。圧倒的国民が退位って言ったんだよ。小林さんが言ったからじゃない。僕も安倍に直接言ったよ!こんなもんやんなきゃダメだと。安倍もそのとおりだと思うと言ったよ!」 と言い返し、ゴー宣道場の功績を完全否定した。  田原は控室で、SPA!の『ゴー宣』もFLASHの『よしりん辻説法』も読んでいると言っていた。  だったら、ゴー宣道場がなければ退位は実現しなかったという事実を描いた『ゴー宣』第44章「退位を阻止しようとした者たち」(SPA!4月30日・5月7日号)も読んだはずだ。  にもかかわらず田原は、 圧倒的国民の声があったから自動的に退位が決まったか 、 あるいは自分が安倍に直言したから実現した かのように言ったのだ! 「圧倒的国民の声」は大前提だが、世論調査の結果が即、政権によって実現されたら、「間接民主制」の否定になり、「直接民主制」ならば「独裁制」に限りなく近くなる。田原は「圧倒的国民の声」を受けて、軍部が戦争に邁進していった事実に、まだ正面から向き合っていない。学習能力というものがないのだろう。   しかも残念ながら、安倍は圧倒的国民の声に反して、政府の有識者会議に退位反対論者ばかり呼んで、退位を妨害しようとしていた。それは紛れもない事実である。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!