よこなぐりの風雨に桜花が舞っている。
民主党総務部門会議を終えて仙台に向かう。衆議院予算委員会地方公聴会に出席するためだ。昨日の予算委員会集中審議質疑についても肯定的な意見が寄せられている。日銀総裁、副総裁を呼んでのテレビ入り質疑だ。マーケットに予断を与えないように慎重な表現をするように細心の注意を払った。初めての国会で少し副総裁などは、あがっておられたのではないかという人もいたが、かなり細かく質問通告をしていたので事前に基本的な数字は押さえられているという前提で質問した。
民主党総務部門会議は、日本郵政グループ、日本郵政労働組合、郵便局長会の皆様をお招きして日本郵政の現状と課題についてヒアリングを行って議論を深めた。郵政事業における国民の権利を保障するという一点において私たち民主党は、活動をしてきた。民自公3党を中心に私たちが作った郵政改革法案の理念を活かしながら民営化法案の改正を行った。10年で4回も組織改編が行われるという事態にこれで一つのピリオドが打たれたと安堵したのも束の間、次はTPPの参加による新たな壁に挑むことになるのかもしれない。
仙台に向かう新幹線の中で、今日、出された論点についてもう一度整理する。
仙台市には定刻通りに着く。地方公聴会の会場に着くまでには駅から10分とかからなかった。東日本震災直後から被災地に何回も往復したが、久方ぶりに訪れる仙台市。他の都市には、なかなかみられない「復興」需要の活気が「一極集中」しているとも言われている。委員の一人から甥が今年から東北大学に行くのだけど、住まうアパートがまだみつからないという声が上がる。
衆議院予算委員会地方公聴会の場所は市内のホテルだった。大きなシャンデリアのある部屋に通された。被災の厳しい現実、復旧、復興という険しい道のりを議論するには、少し違和感もあるが、会場の選定は、委員会質疑の都合で急に決まっているし、しかも限られた範囲の中から委員部で行うのだろうから、そぐわないと言っている余裕はない。ホスピタリティの行き届いた良いホテルだった。
4名の意見陳述人の方々の困難に立ち向かう強い意志と誠実な意見陳述に心打たれた。公聴会前半の聞き取りメモをFBに掲載しようと思うが、これをご覧の皆様もぜひ国会TVなどでご確認いただきたい。現場の生の声を政策に生かすことが、どれだけ大事かをさらに深く認識した。